昨日の試合では22点に終わった3Pとフリースローでの得点。
 それが今日の試合では49得点と大きく改善し、勝利への大きな要因となった。
 特にフリースローは30本中28本成功の93.3%と素晴らしい成績を残し、終始リードして試合を作れた大きな要因となった。

 この辺りの修正をたった1日でできるのは凄いなと思うし、それがプロである所以なのかなと感じる次第である。

 フリースローというものは得られる状況は色々あるが、今日のように相手がファウルを貯めた結果で得たフリースローほど得なものはない。

 なぜなら、まだシュートモーションでなくても確実に得点できる機会をゲットできるからだ。

 逆にいえば相手にとってはもの凄く痛いものであるわけで、ここを確実に決められるかどうかは非常に重要となる。

 その点で今日の試合ではしっかり決められることができ、ニュービルの圧倒的な個人技があっても勝つことができたのかなと感じた。



 今日の試合ではフリースローでの効果的な得点は勿論、メイヨとエチェニケのインサイド、そして今シーズン初のスターティング5に入った船生の奮闘が大きかったと思う。

 ジャクソンが怪我でベンチ外となったためにケネディをインサイドで使うしかなくなり、必然的にSFは船生とマーフィーでいくしかなくなっていた。

 更にマーフィーは怪我明けということ、失点の多い第1Qの失点を抑えるためにも守備に定評のある船生がスターティング5に入ることは自明のことだったのかもしれない。

 最近は出場機会が減っていたので心配していたが、第1Qの16失点は間違いなく船生の功績が大きかったと思う。

 ファウルがかさんで終盤に出場機会がなかったのは残念だったが、当分の間は彼の活躍は不可欠になると感じる試合となった。

 またメイヨとエチェニケはチーム事情が苦しい中30分以上出場してくれ、共に安定した結果を残してくれた。

 さすがに今後はジャクソンがいないとなると苦しいだけに戻ってきてほしいわけだが、それが難しいとなると日本人ビッグマンの確保は必至だろう。

 それが特別指定選手なのか本契約選手になるのか分からないが、そろそろ岡崎GMからのクリスマスプレゼントが待ち遠しい限りである。

 【本日の徒然賞】

 広島はフィールドゴール成功率58.8%(10/17)、3P成功率66.7%(2/3)、フリースロー成功率100%(6/6)で28得点のニック・メイヨだろう。

 昨シーズンの得点王はなかなかフィットしていなかったが、ここに来てフェードアウェイを始めとしたシュートタッチが良くなってきているように感じる。

 彼が攻撃の軸として相手守備にズレを生ませることができればガード陣も楽になると思うので、今後も今日のような活躍を期待したいところだ。

 一方の大阪は2Pシュート成功率83.3%(5/6)、3Pシュート成功率54.5%(6/11)で34得点のディージェイ・ニュービル一択だろう。

 彼の圧倒的な個人技やシュート精度の高さに苦しめられ、接戦を生み出す要因となっていた。
 正直彼とは対戦したくないのだが、シーズン終盤に対戦することとなっている。

 その時期となるとプレーオフ進出争いなどもあるだろうから余計にしたくないのだが、日程はそうなっているので今のうちから彼を止める方法を考える必要があるだろう。

 【こぼれ話】

 今日の勝利で9勝7敗となったわけだが、何と昨シーズンと同じ勝ち数となった。

 しかも昨シーズンは最終節の信州戦を連勝して9勝となったわけだが、あの時は信州の選手がコロナウイルスによって多くの選手が出場できない事態だったことを考えると、実質7勝だった可能性もある。

 どちらにしても昨シーズンと同じないしは上回る勝ち数をこの時点で達成できたことはチームの進化を感じるので、次節でB1でのシーズン最多勝利数が達成されることを願いたいものである。



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