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【おすすめ本】道尾 秀介さんの読んでおくべき傑作 6選|騙される幸せを与えてくれる6冊をお届けします

管理者:宴

どうも、こんばんは。

道尾秀介さんに騙され続けたい宴です。

 

 

memo

道尾 秀介さんとは、1975年5月19日生まれの小説家です。2004年に『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビューしました。代表作は『向日葵の咲かない夏』『光媒の花』『月と蟹』など。

 

ミステリー作家、道尾 秀介さん。

今まで僕は何度も彼に騙されてきました。

そこで今回は、みなさんにもたくさん騙されてほしいと思いまして、『道尾 秀介さんの読んでおくべき傑作 6選』を紹介します。

 

  • 道尾 秀介さんが好き!

  • 最近、道尾 秀介さんの作品が気になる!

  • 道尾 秀介さんのおすすめ作品を知りたい!

 

という方々におすすめな内容となっていますので、最後までお付き合いよろしくお願いします。

それでは、本日もいってみましょう!

 

 

 

道尾 秀介さんの読んでおくべき傑作 6選

 

作風

道尾秀介さんといえば、謎とどんでん返し

何を隠そう、僕に騙される幸せを教えてくれたのは道尾秀介さんです。

その幸せには切なさや哀しみが、たくさん含まれて、驚きだけではない複雑な感情をプレゼントしてくれます。

とにかく騙そうとしてくるので、油断しないようにしてくださいね。

 

受賞歴

2002年、『手首から先』で第9回日本ホラー小説大賞短編賞候補。

2004年、『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。

2006年、『向日葵の咲かない夏』で第6回本格ミステリ大賞(小説部門)候補。 『流れ星のつくり方』(『花と流れ星』所収)で第59回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。

2007年、『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。

2008年、『ラットマン』で第21回山本周五郎賞候補。

2009年、『カラスの親指』で第140回直木賞候補、第30回吉川英治文学新人賞候補、第62回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。 『鬼の跫音』で第141回直木賞候補、第22回山本周五郎賞候補。

2010年、『球体の蛇』で第142回直木賞候補。 『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞受賞、第31回吉川英治文学新人賞候補。 『光媒の花』で第23回山本周五郎賞受賞、第143回直木賞候補。

2011年、『月と蟹』で第144回直木賞受賞。

 

その他、数々のミステリーランキングにノミネート、受賞されています。

 

オフィシャルウェブサイト

道尾秀介オフィシャルサイト | 道尾秀介 Official Website

 

Twitter

道尾秀介 (@michioshusuke) / Twitter

 

参考リンク

 

道尾 秀介さんの読んでおくべき傑作 6選

 

それでは道尾 秀介さんのおすすめ作品を紹介していきます。

選考基準といたしましては…

 

1.どれだけ騙されたか

道尾 秀介さんはミステリー界の詐欺師です。

常に読み手を騙すような緻密で華麗な物語が展開されていきます。

ということで、数々ある作品のなかでも、「これは本当騙されたし、ワクワクしたなぁ」という作品を選んでみました。

 

2.どれだけ驚かされたか

道尾 秀介さんの作品といえば? と100人に訊けば、90人は答えるであろう『どんでん返し』。

時に物語は狂いだし、時に物語は波乱をおこします。

どれだけ驚かされたか、は道尾 秀介さんの作品を厳選していく上で外せない項目です。

 

3.読後感

ミステリーにおいて、読後感はとても大事なことです。

道尾 秀介さんの作品は、切なかったり、考えさせられたり、苦しくなったりなど、いろんな気持ちを与えてくれます。

とくに読了後は、しばらく物語から抜け出せず、後に残る余韻がたまりません。

そんなわけで、読後感は厳選する上で最も大事な要素になりました。

 

ということで、大変長らくお待たせいたしました。

厳選に厳選を重ねた『道尾 秀介さんの読んでおくべき傑作 6選』。

 

どうぞ、ご覧ください。

 

シャドウ

あらすじ

人は、死んだらどうなるの?-いなくなって、それだけなのー。その会話から三年後、凰介の母は病死した。父と二人だけの生活が始まって数日後、幼馴染みの母親が自殺したのを皮切りに、次々と不幸が…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?いま最も注目される俊英が放つ、巧緻に描かれた傑作。本格ミステリ大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

ちょっと一言

重い、あまりにも重い。

何がそんなに重いのか、と言いますと本作が紡ぐ真実が、鉛のように重い。

小学生5年生の凰介少年が背負うには重すぎるのです!

けれども、その重さがとてもいい!

これぞ道尾秀介さん! とも言うべき、巧妙に仕掛けられた重厚な物語を思う存分楽しめる一冊です。

とっくの昔から始まっていた悲劇に心を揺さぶられてください。

 

ラットマン

あらすじ

結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。次々に浮かび上がるバンドメンバーの隠された素顔。事件の真相が判明したとき、亮が秘めてきた過去の衝撃的記憶が呼び覚まされる。本当の仲間とは、家族とは、愛とはー。(「BOOK」データベースより)

ちょっと一言

道尾秀介さんは我々読み手を騙すのがお仕事。

だから、騙されることはわかっているのですが、思い込みという凄まじい力を、こうも絶妙な形で描かれてはなす術もありません。

しかも、そんな思い込みすらも全て押し返してしまうような展開には脱帽です。

よしよし、騙されおったな、と嘲笑われているようで、悔しくなります…!

でも、ありがとう、騙してくれて!

 

向日葵の咲かない夏

あらすじ

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。(「BOOK」データベースより)

ちょっと一言

小説のおもしろさのひとつを教えてくれたのが本作。

キレイで美しい物語もいいけれど、小説はちょっと狂っているぐらいがおもしろい。

肴は炙ったイカでいいように。

物語が壊れていく瞬間の恍惚感がたまらない一冊です。

どうぞ、気持ちよくなっちゃってください。

 

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

あらすじ

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは?息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。「このミス」常連、各文学賞総なめの文学界の若きトップランナー、最初の直木賞ノミネート作品。第62回日本推理作家協会賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

ちょっと一言

詐欺のような物語です。

真っ当に生きるためには、真っ当に戦うしかない。

だから、これが俺たちの真っ当だ、喰らえ! というような屁理屈のようなペテンに胸の鼓動が止まりません!

そして…まさか道尾秀介さんまでもがペテンを仕掛けていたとは…

本当に油断できないお人です。

 

風神の手

あらすじ

遺影が専門の写真館「鏡影館」。その街を舞台に、男子小学生から死を目前に控えた老女まで、様々な人物たちの人生が交差していくー。数十年にわたる歳月をミステリーに結晶化する、技巧と世界観。道尾秀介にしか描けない、その集大成といえる傑作長編小説。(「BOOK」データベースより)

ちょっと一言

たったひとつの小さな出来事。

それがやがて大きな風となって、未来へと広がっていきます。

たとえ、悔やむような過去があったとしても、それは幸せな現在を作り出した大切なパーツなのかもしれない。

本作はそんなことを思わせてくれます。

人生って深いなぁ…としみじみするような一冊です。

 

N

あらすじ

全六章。読む順番で、世界が変わる。すべての始まりは何だったのか。結末はいったいどこにあるのか。あなた自身がつくる720通りの物語。(「BOOK」データベースより)

ちょっと一言

全六章、読む順番によって読後の余韻が全く別物に変わる短編集です。

僕が最初に読んだ順番は、すごくダウナーな感じで終わりましたが、はたしてみなさんはどうでしょうか?

どんな順番から読んでも、どんな終わり方をらしても、心地よいざわめきを感じられるはずです。

720/1の物語を体感してみてください。

 

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***

 

ということで、今回は『道尾 秀介さんの読んでおくべき傑作 6選』を紹介しました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

管理者:宴
またのお越しをお待ちしております!!
 

 


 


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