普通の家庭で育った人が当たり前にできてる〈自分の意見を言う〉ということ。
毒親育ちはこれができません。
毒親に振りされる人生に嫌になっていませんか?
私の母は過干渉タイプの毒親です。
経験をもとに、過干渉タイプの毒親の対処方法を考えてみました。
絶縁する前段階の対処法です。
家から出れない中高生などの未成年や絶縁までするつもりはないという方の参考になったら嬉しいです。
※過干渉タイプの毒親を想定した対処法です。他のタイプの毒親だと、火に油を注ぐことになりかねないので注意してください。
過干渉な毒親に対しての3つの対処方法
「あなたの為に言っている」
「親に逆らったお前が悪い」
「誰がここまで育ててやったんだ」
毒親はそんな言葉を使い、子どもの気持ちを支配していきます。
不機嫌オーラを出し、私はお前のせいで怒っているんだとアピールしてきます。こうなると、自分の意見なんて言えば倍返しに合うし、機嫌を取ったほうが楽なんですよね。
だから子どもは親の気持ちを先回りして考え、親の機嫌が悪くならないように、親の望む答えを言うようになります。そして、自分の意見が言えなくなっていきます。
でもそののままでは、毒親の支配からいつまでも抜け出せません。少しづつ意思表示をしていくことが大事になります。
まずは話を聞き流す
毒親の口から出る言葉はネガティブなものばかりではありませんか?毒親は自分が正しいと思っているので、人を見下す傾向があります。聞いていても気分が悪いものは全部聞き流しましょう。
聞き流しているのがバレて怒ってきますが、それでいいのです。
私は今までと違うという意思を表す第一段階です。
毒親は聞き流されていることに怒りながら、それでも話続けます。気を引こうとしているのです。
でも無視はしたらダメですよ?無視なんてしたら毒親がどうなるかわかっていますよね?
あくまで、聞き流す。小さな反抗を積み重ねていくのです。
嫌なこと、やりたくないことをはっきり言う
自分の意見を言うのが苦手な毒親育ち。
まずは「NO」を言えるようになりましょう。
注意点として、
曖昧にはしてはいけない
自分の意見を押し通すのが上手な毒親は、曖昧な返事をしてしまうと、どうにか自分の意見を押し通そうとします。
例えば、「買い物に行こう」と誘われ「今度ね」と曖昧にすると、「じゃーいつならいいの?」と返事がきます。
毒親は、自分が否定や拒否されるなんて思っていないので、答えがもらえるまでしつこいのです。
それに負けて言う通りにしてしまうと、振り出しに戻ります。
だからはっきりと、
「行かない」
「やらない」
「やりたくない」
と伝えましょう。
私はあなたを拒否することができるんだと意思表示するのです。
嫌な思いをしていることを伝える
NOが言えるようになったら、今度は嫌なことを伝えてみましょう。
「悪口ばかり聞きたくない」
「そんな言い方されるのは悲しい」
自分の気持ちを伝えるのです。
伝えても毒親は謝ったりしないし、言い訳ばかり並べます。「だって~」「あんたが~」など言いますが気にしなくて大丈夫です。
毒親に理解してもらえなくていいのです。言うことに意味があります。
毒親は少しずつダメージを受けています。
自分の思い通りにいかなくなってきたことに焦り始めています。
毒親の対処についての注意点
隙を見せてはいけない
言い返すとめんどうな事になるので、黙ってこらえることが多いと思いますが、その行動が毒親を調子に乗せる原因になっています。
私が怒れば・不機嫌になれば、こいつは私に従うと思われています。
私には妹がいますが、言いたいことを言う妹は支配されず、文句の言わない私はずっと支配されていました。
毒親は支配しやすいほうをターゲットにします。
私たちが毒親が次何を言うかわかるように、毒親も何を言えば支配できるかわかっているのです。
「私はあんたの言うことなんて聞かないよ」という姿勢を見せましょう。
理解してもらおうとしない
一方的に考えを押し付けてくる毒親に正論は通用しません。理解してくれることは、ほぼありません。
- 理解してほしい
- わかってもらいたい
- 謝ってほしい
私も何度も試しましたが、無理でした。
話が通じない、逆ギレするで話はいつまでたっても平行線です。
逆に、話が通じないことにこちらがイライラしてしまいます。
相手は宇宙人だと思って、諦めましょう。
意思疎通は無理です。
攻撃してはいけない
話が通じない相手にイライラしてくると、こちらも声を荒げたくなりますよね。
でもそれで喧嘩をしてしまうと、毒親の思うツボです。
「そんな言われ方をして悲しい」だの「親に逆らったお前が悪い」だの、毒親が意見を言うきっかけを与えてしまうだけです。
毒親に正論は通じません。声を荒げて喧嘩をしても、結果は同じです。こちらが疲れるだけなので、マイナスにしかなりません。
大事なことは答えを求めず一方的に伝えること
理解してもらうために、気持ちを伝えるわけではありません。
あくまでも、「私は支配されないよ」という意思表示のために、一方的に気持ちを伝えます。
毒親に意見を言うタイミングを与えないために、喧嘩したり、理解してもらおうと一生懸命になるのはやめましょう。
どうせ聞いたって、自分の都合のいいことしか言いません。イライラするだけです。言い逃げでいいのです。
毒親に何を言ってもムダなのは、あなたが一番わかっていますよね?
焦りはじめた毒親はめんどくさい
思い通りに行かなくなってきた子どもを目の前にして「もしかしたら自分から離れていくかもしれない」 と毒親は不安になり焦り始めます。
ここからさらに毒親は面倒な存在になっていきます。
気持ちの悪い機嫌の取り方をしてみたり、不機嫌オーラを出して「お前の態度が悪いからだ」と言わんばかりの態度をとってみたり。または、弱ったふりをしてみたり、泣いてみたり…
とにかく気を引こうとしてきます。
負けちゃダメです。心配したり、機嫌を取ったりせず、普通にしましょう。
あくまでも普通にです。こちらも態度を悪くしていると、人のこと言えないくせに…とぐちぐち言われる原因になります。「私は普通なのに、勝手に怒っているのはあなたですよ?」というスタンスを貫きます。
ここまでやると、こちらも支配されず楽になり、毒親も支配することを諦めるかもしれません。
そしてこの段階になると、自分の気持ちもはっきりしてきます。
縁を切るのか、切らないか。
まとめ
個人的には、毒親とは物理的に距離を取るのが一番だと思っています。
でも、そうじゃない人ももちろんいますよね。
- 中高生などの未成年
- 今すぐ距離を取ることはできない人
- そもそも距離を取ることは考えていない人
考え方は人それぞれだし、どれも間違っていないと思います。
でも、みんな共通していることは、〈毒親に支配されたくない〉ということ。
上手く毒親を対処して、自分の人生を歩めることを祈っています。
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