高校生の三森灯河はクラスメイトとともに、女神ヴィシスに勇者として異世界に召喚される。しかし、主人公トーカの能力がEランクと低かったため、女神やクラスメイトから見放され、理不尽にも廃棄されるところから物語は始まる。

強力な魔物の住む遺跡に廃棄されたトーカは、いきなりミノタウロスに襲われる。
しかし、トーカの持っていた状態異常の固有スキル「パラライズ、スリープ、ポイズン」を使って、命からがらミノタウロスを倒す。すると、一気に大量レベルアップ!!

その後も次々と襲ってくる魔物を状態異常スキルで倒し、どんどんレベルアップする。

遺跡内を出口を探して徘徊しているうちに、大賢者であり暗黒の勇者と呼ばれたアングリオンの住処と死骸を発見。そこから禁呪の呪文書という書物やフードをゲット。
遺跡には、主人公トーカだけではなく、過去にたくさんの人が女神に捨てられたことを知る。

そして、とうとう主人公トーカは出口の前までたどり着き、門番「ソウルイーター」と戦う。
苦戦を強いられるが、状態異常スキルを駆使し、なんとかソウルイーターを倒すことに成功する。過去に廃棄された人たちの魂を開放するとともに、廃棄遺跡を脱出する。
ちなみに脱出時のレベルはなんと異世界ものでかなり最高ランクの「Lv.1789」!

遺跡を出たトーカは、禁呪の呪文書を改めて読むことで、自分の状態異常スキルが100%相手に効果があることに対し、通常ではかかる確率が低いことを知り、EランクはEXTRA(規格外)でないかと仮説を立てる。
また、禁呪の呪文書には女神に与えられた言語スキルでも読めない部分があり、そこに書かれている禁呪とEXTRAのスキルを使えば、女神に復讐できるのではないかと考える。

遺跡を出て、森をさまようトーカは、森のなかで仲間からいじめられていたスライムを助ける。助けたスライムに懐かれ、「ピギ丸」と名付け、一緒に旅をすること。

そんななか、「勇血の一族」という過去に召喚された勇者の子孫4人からなる強力な傭兵「ホワイトウォーカー」に出くわす。
ホワイトウォーカーは森に逃げたエルフを探していたのだが、トーカをエルフの協力者と勘違いし、トーカを襲うも、トーカは返り討ちにする。

トーカはホワイトウォーカーを倒した後、追われていたエルフの女性(姿を変える魔法で、人の姿をしている)と出会い、世界の情報と、読めない禁呪の文字を読める魔女が「金棲魔群帯」と呼ばれる危険生物の住む森に住んでいることを知る。

街へ着いたトーカは、「ハティ・スコル」と偽名を名乗り、傭兵として、「竜眼の盃」を得るため、ミルズ遺跡に潜る。

トーカはそのスキルを使って、簡単に「竜眼の盃」をゲットするも、同じく竜眼の盃を求めていた森で出会った「ミスト」と名乗るエルフの女性(この時も人の姿)に譲ってあげる。ミストはその恩に報いるため、トーカを守る騎士として一緒に遺跡を潜ることにする。

実はトーカの目的は、「竜眼の盃」ではなく、さらに遺跡深層の魔物の素材をゲットすることだった。

一方、女神の元に残った同級生達。
トーカ達がミルズ遺跡に潜っているとき、同級生たちは、いくつかのグループに分かれ、レベルアップを行っていた。(といってもLvは30くらい)
他者を考えない自分勝手な同級生から、女神や同級生からトーカを庇おうとした正義感の強い同級生、様子を探る同級生、スキを狙う同級生等々、かなり性格の悪い女神ヴィシスのもと、さまざまな思惑の同級生達が描かれる。

トーカはミルズ遺跡のボス部屋にたどり着き、スケルトンキングと戦う。
その直前、ミストと名乗る女性の本当の姿はエルフの美人女騎士「セラス」であることがわかる。トーカも自分がハティが偽名であり、素性を隠していたことを伝え、2人は秘密を共有する。

スケルトンキングを倒し、トーカは求めていたピギ丸を強化するために必要な素材「銀骨の骨粉」をゲットする。

ミルズ遺跡から戻ったトーカ達。トーカは宿で、ピギ丸の強化に成功する。
トーカとセラスはお互い惹かれるもののあり、これからも護衛として一緒にいることを約束する。そして、セラスは精霊魔法で人であるミストの姿となり、「竜眼の盃」の報酬をもらうために単身領主の館へ向かう。

しかし、領主の館で、幻術を見破れる魔術師が運悪く居合わせ、ミストは逃亡中のエルフの聖騎士「セラス」であることがばれてしまい、森へ逃亡する。

その追っ手として、人類最強の男シビト・ガートランドが率いる世界最強の騎士団、バクオス帝国の黒龍騎士団がやってきたのだった。

黒龍騎士団は世界最強と言われ、それぞれが強いだけでなく、それを束ねる一騎当千の5竜士と、人類最強の団長のシビトから構成される。
さすがに最強の騎士団から逃れられなかったセラスは、騎士団員に敗れ、凌辱を受けそうになる。
そこにトーカが現れ、セラスを助ける。

そもそも、なぜセラスが黒龍騎士団から追われるのか。
それは、セラスが騎士として所属していた神聖国ネーアの王から狙われており、黒龍騎士団に連れてくるように依頼したためであった。

5竜士&シビトと対峙したトーカとセラス。
圧倒的な戦闘力を持つシビトには、正面から戦っては勝てないと判断したトーカ。
色々な話をすることで、うまくシビトの気をそらし、状態異常魔法をかけることに成功する。

トーカとセラスの旅の行方。二人の関係。セラスのいたネーア国の動き。
女神や同級生の勇者達に、その他の列強の国々の動向等。これからのストーリー展開が気になります。


>典型的な復讐譚ですが、状態異常スキルっていう着想が面白い。
>たしかに状態異常が完全にはまれば最強かもしれないと感じた。
>色々な視点、国々、強者が現れ、今後の展開が楽しみ。
>爆発的にレベルアップする様子がチート好きにはたまらない。
>セラスの性格が良くて、なんとか幸せになってもらいたいと思ってしまう。

読んでいてドキドキさせる展開が多く、目が離せないシーンが続きます。
トーカとセラスになんとか幸せになってもらいたいと思わず感情移入して読んでしまうほど面白い作品です。
絵のクオリティは若干気になるとこもありますが、セラスが可愛いので良しとします。

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