親ガチャ

という言葉が去年広まったそうだ。

そりゃ子どもからしたらそういう概念を持ち出したくなることもあるよな。

私自身は子供の頃、比較的恵まれた親を持ったと感謝していたが、今となってはどうだろう。経済的に困ったことはないが、かといって経済的なこと以外で恵まれていたとも感じられないな。でもぶっちゃけてしまえば金さえあればたいていのことはなんとかなる世の中ではあるのでやはり恵まれていたんだろうと感謝はしている。

私の親はどう感じているんだろう。母親からは母方の祖父母についての評を殆ど聞いたことがない。伝え聞くのは、祖母はある程度恵まれた環境で育ったらしいので子育てで苦労したことがなかったと。つまり、私の母親が生まれたときに、誰かが必ずそばにいてくれたので祖母は苦労しなかった、このため私の兄弟を産んだとき、母親はその苦労を知らず、母親の実家と遠く離れたところで子育てをしていたこともあって、手伝いしてくれることが全く期待できなくて苦労した。このため夫(=私の父)の姉に様々に手伝いを頼まざるを得ず、いまでも頭が上がらないとか。

 

父親に関しては大学まで行かせてもらったことは感謝しているが、それ以外では家のせいで苦労ばかりさせられて、俺はこんなふうに育ってしまったと恨み節の方をよく聞かされた。

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それを聞いて「あ~親父は苦労したんだな」と昔は思ったもんだ。でも最近思うに、「こんなふうに育ってしまった」と、つまりは親ガチャ当たらなかったと恨み言を言って人生観投げてしまったようなところがあるのはだめでしょう。もちろん、親ガチャというのはあるが、自活できるようにしてもらったのならそこから先は親ガチャなんて関係ない。自分で自分の道を切り開かないと。いつまで自分の人生を親ガチャのせいにしてるんですかね。そんなダサさに人生の終盤になっても気づかないとは我が親ながら情けない。

 

そう、親ガチャは確かにある。しかし、それを言い訳にできるのはせいぜい学生のうちだけでしょう。それ以降の人生は自分の責任です。

 

そのために、親になった私が子どもに対してできること。自活できるようにすること。自身で自身の人生を切り開いていける力を身に着けさせること。

魚を与えるのではなく魚釣りの仕方を教えないとなぁ。