↑のつづき。

さて、静岡県には数々の秘密が隠されている。
『富士山』『コノハナサクヤ姫』『オオヤマツミ』…

そして、浜松市に流れる『天竜川』。
この一帯にも多くの古代の秘密があると感じる。

天竜川の上流を辿っていくと、長野県の諏訪湖にたどり着く。
諏訪地方から見つかった黒曜石は、約37500年前に伊豆諸島の神津島から運び込まれていたという事実。

この一帯には、縄文や旧石器時代の遺跡が数多く発見されている。

古代日本人の航海技術が、当時世界トップレベルだということに疑いの余地は無いのではないだろうか(現時点では)。

そして、天竜川は八ヶ岳を源流としている。

ヤマタノオロチ伝説=イワナガ姫は、八ヶ岳に関連している。

浜松市から天竜川を挟んだ隣町には「磐田市」がある。

「磐(いわ)」はイワナガ姫を暗示しているのではなかろうか。

長野県の習焼神社に伝わる伝承『鬼退治』では、諏訪大社の祭神『タケミナカタ』と『八坂刀売神』の子『須波若彦命(すわわかひこ)』が、その一族を引き連れてこの地の鬼を退治して開拓したのだそうな。

磐田市見付に鎮座する『淡海國玉神社』に合祀された須波若御子神社に祀られる『須波若神』のことである。

「良いとこ見付けた」とでも思ったのであろうか。。



淡海國玉神社の祭神は大国主だが、合祀されたのは、須波若御子神社の他にもある。

○御子神神社
祭神 ニニギノミコト コノハナサクヤ姫

○御祖神社
祭神 鴨御祖神

軒並みコノハナサクヤ姫関連の神である。

ニニギノミコトは夫であり、鴨御祖神と言えば、
京都の賀茂御祖神社(上賀茂神社)。
祭神は『タマヨリ姫』と『カモタケツノミ』。

カモタケツノミは八咫烏であり、ミシマミゾクイ。
そして『オオヤマツミ』。

コノハナサクヤ姫の父神であるからだ。
『タマヨリ姫』はコノハナサクヤ姫と同一神の可能性が高い。

日向の『タマヨリ姫』の父神『オオワタツミ』は、『オオヤマツミ』と同一神ともされているからである。



しかし、『鬼』と『龍』の伝承は、大体同じ場所に残ってる気がするのだ。

磐田市の北隣には「袋井市」があり、そこには「山田」という地名が存在する。

山田の語源が「八俣(ヤマタ)」だとすれば、「八俣の降りた地」つまり『八俣降地(ヤマタノオロチ)』と解釈が可能である。

スサノオが住んでいたとされる根の国
『根之堅洲國』の名残が、浜松市「根堅」だとすれば、根堅から程近い北区於呂に鎮座する
『於呂(おろ)神社』の名の由来を『オロチ』と考える方が、自然である。
祭神は『ヒコホホデミ』つまり、コノハナサクヤ姫の御子神。

また、『於呂(おろ)神社』は同じく北区の道本にも鎮座しており、祭神は下記の通り。
大国主
スサノオ
オオヤマツミ
磯部大神


スサノオとコノハナサクヤ姫は同一神であるというトンデモ説の裏付けがまたひとつ増えた。


そうなると浜松市近辺の地名が怪しくなってくる。

地名とは、一度決まれば千年は形を残す…と聞いたことがある。


浜松市には『佐鳴湖(さなるこ)』がある。

『素戔嗚尊(スサノオ)』の当て字が『スサナル』とも読めることから、何かしらの繋がりがあるのではないか。

浜松市浜北区には「貴布祢(きふね)」という地名もある。

「きふね」と言えば「貴船神社」であり、龍や水の神格を持つ『オカミノカミ』や『イワナガ姫』とも繋がる。

「貴布祢」から西に行くと、今度は「引佐(いなさ)」という地名がある。

出雲の国譲り伝説で名高い「稲佐(いなさ)の浜」の「いなさ」と同名である。


また、浜松市には昔、鉱山があったという。
現在の天竜区に久根鉱山(銅)や峰之沢鉱山、北区に黒姫鉱山(マンガン)があったのだそうな。

青銅に、製鉄技術。

なにかを思い出しませんか❓



スサノオは、クシナダ姫と暮らすため、『根之堅洲国』の清々しい場所『須賀の地』へ行き、そこで日本最古の和歌を読んだ。

八雲立つ 
出雲八重垣 
妻籠に 
八重垣作る 
その八重垣を


それを、元は下記のように書いた。

「夜久毛多都 伊豆毛夜幣賀岐 都麻碁微爾 夜幣賀岐都久流 曾能夜幣賀岐袁 」

出雲を「伊豆毛」と。。




出雲は伊豆


出雲の勢力は伊豆にまで及んだか、または、
伊豆こそが元出雲であったか…


興味はつきない。






面白いのが、天竜川を登っていくと、諏訪湖に向かう途中、長野県の『伊那(イナ)』を通る。


コノハナサクヤ姫はスサノオであり、またシュメールの女神『イナンナ』。

「イナ」にもまた、暗号が隠されているのだ。


そして、諏訪湖。

諏訪地方には、タケミナカタが来訪する前、別の神様を祀っていた。

今でもその名残はあるらしいが。

縄文からおわす、元祖諏訪の神『ミシャグチ』。

『御石神(みしゃくじん)』とも呼ぶようだ。

諏訪大社と言えば、諏訪氏。
諏訪大社上社の『大祝(おおほうり)』。

コノハナサクヤ姫の御子神には『ホオリ』がいる。

ご存知『山幸彦』である。


そして、『御石神(ミシャクジ)』は蛇神と言われているそうだが、石に蛇とくれば、『イワナガ姫』を連想する。


諏訪大社の御頭祭では、鹿の頭を神に捧げる。

『天竜川』は昔は別の呼び名があった。

鎌倉時代には「天の中川」、
平安時代には「広瀬川」、
奈良時代には『麁玉(あらたま)川』。

引佐郡はかつて、『麁玉郡』と呼ばれた。

麁玉の「麁(あら)」とは、「荒い」という意味であり、「麁玉」は「磨かれていない玉」の意味。

「麁」は鹿の字を三つ書く字の俗字なのだそうな。



鹿が3つで…



『三鹿(ミロク)』である。



最後に、
ミシャグチは『口神』とも言うのだそうな。

天竜川にはある伝承がある。

『坂上田村麻呂将軍と蛇伝説』。


つづく。

ではまた❗





















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