↑のつづき。

速星神社を後にしたワタシは、なんとかして富山駅に帰る予定だった。

しかし、ここからの最寄り駅が昨日赴いた呉羽駅だと知り、それならば時間の都合で諦めていた神社に行けることに気づいた。


これぞ「御導き」である。

速星神社から徒歩40分(まあまあ遠い)。



『白鬚神社』である。




手水舎。




拝殿。

『白鬚神社』

鎮座地 富山県富山市北代中部
祭神 猿田彦命 武内宿禰

 蜆ヶ森
境内には縄文時代前期の貝塚『蜆ヶ森貝塚』。
5000~6000年前のモノ。

ロマンだ。

当社が元々『蜆ヶ森の宮』と呼ばれていた由縁である。


そして、富山に来てからずっと頭の中には
『姉倉姫』がいらっしゃる。

昨日参拝した姉倉姫の神社↓
この地を頑張って開拓していた姉倉姫のところに、この蜆ヶ森貝塚の蜆(しじみ)が蝶になって舞い降りた。



裏には本殿。
こういう造りははじめて見た。

鰹木は奇数だから男神。

しかし、何故か千木は女千木…

通常は
 鰹木(奇数)+男千木(外削ぎ)=男神
 鰹木(偶数)+女千木(内削ぎ)=女神
と、どちらかに統一されていることが多い。

必ずしもそういうワケではないらしいが、神社本庁も「そうとは限りません」程度に濁しているのだそうな。


個人的には、意味の無いことはしないと思うのだ。

当社の女千木はきっと、姉倉姫のことを示しているのではなかろうか。





ここから縄文人が食べた後の貝殻が出てきたのか。

獣骨や人骨、土器なども。



しばらく浸ってしまった。

ここ、なんか好きだ。

神社の創建が古かろうと新しかろうと、なにかしら重要な場所に神社は建てられるのだ。






長居してしまった。

そろそろ電車の時間もあることだし、帰ります。



縄文の貝塚を守る素敵な神社でした。

ありがとうございました。

 

呉羽駅への帰り道、せっかくだから姉倉姫にもご挨拶。






雨降りの昨日とはうって変わって、光が眩しい。




そういえば、同じ神社に二回参拝したのは、出張の合間の神社巡りシリーズ初だ。


この地域は、機織りの女神『姉倉姫』がこの土地の人々と力を合わせて開拓した土地。


ていうか、女神と民が協力して創ったってスゴくないですか⁉️




富山県…


最高です。


今回学んだことは、いずれまとめます。

面白いことばかり起きた富山の旅でした。


さて、翌日は富山とお別れして、朝イチで次の場所へ。


ワタシが最も憧れている地域。

原初の神が降り立ったと言われる場所。


姉倉姫は神通川を舟でやってきた。



そんな神通川の上流には神々の土地がある。


向かうのは…




『飛騨高山』です❗



こうご期待。


つづく。


ではまた❗


2023/01/17


富山市のその他の記事↓



追記


呉羽も含め、地名に「羽」がつく土地が直線上に並んでいるという伝承も面白い。


なにせUFOがやってくるのだから🛸





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