ストア派アナン・アムラの考察

考えることができるからこそ人間

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人間は深く考えることができる。


人間以外の動物は深く考えることができない。

 

動物は自らの欲求や感情に従って生きる。


お腹がすいたら獲物を捕りに行く。


もしくは飼い主から餌を恵んでもらう。


うれしいと思ったら尻尾を振る。


身に危険を感じたら吠えたりにらみつける。

 

しかし人間はそうではない。


お腹がすいてもダイエット中や断食中であれば、


食べないという選択をとることができる。


自らの知恵や理性によって自らの欲をコントロールできる。

 

上司に嫌みを言われてもすぐに言い返したりしない。


言い返したら職場が変な空気になるかもしれない。


後々報復されるかもしれない。


そう考えて自制することができる。

 

しかし人間は重要なことについては考えない。


自分が生きている意味について考えても意味が無いと漏らす。


結局お金がすべて、お金があれば良いのだと言う。


年功序列、終身雇用の崩壊、年金問題


すべて他人事ではないはずなのに思考もしない。


自分だけは大丈夫という根拠無き自信によって生きている。


自分だけは大丈夫と思いたい欲や感情をそのまま受け入れている。

 

人間は考えることができるからこそここまで進化してきた。


いくら歳をとっても進化しない欲や感情を避け人間は進化してきた。


だがそれも今、終わるのかもしれない。

 

思考停止でスマホを開き、意味なく画面をスクロールし、


おもしろそうな記事を見つけたら流し読みをし、


その3秒後には何を読んでいたのかさえ忘れる人。

 

バスでふと顔を上げる乗客が皆スマホに目を向けていることに気がつく。


「こんなんじゃだめだ」と思い、バスから降りた瞬間にスマホを開く人。

 

カフェで友人や恋人の愚痴で盛り上がり、


家に帰っても「有意義な時間だった」と胸を張って言えない人。

 

そもそも思考停止に陥っていることにさえ気づかず、


過ぎゆく日々をただただ過ごすのみ。


人はいずれ死にゆくもので、


それは絶対に変えられないものであると知りながらも、


楽に流され気がついたら周りと同じ場所にいる。


人間は皆、残念な生き物だ。


どうすれば良くなっていくかをきちんと知っているにもかかわらず、


怠惰を続けてしまう残念な生き物だ。


明日から頑張ろう、明日こそはと息込んだ割には、


明日も明後日も頑張れない生き物だ。

 

本当に心の底から変わりたいと思わない限り、人は変われない。


心の底から思った人であっても、その心の底が浅かったりもする。


そもそも思っただけでは人は変わらない。

 

決心して余計な妄想を頭の中に描く前に、まずは紙と鉛筆を取り出し


文字に起こすべきだ。


そしてそれを眺め、もう一度それが正しいか確認すべきだ。


正しい道、自らが歩むべきだと判断した道であれば迷わず突き進め。

 

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(公認会計士試験合格者であり公認会計士有資格者である著者が解説)

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