仙腸関節のうごきで有名なのは、ニューテーション、カウンターニューテーション、

でも、それだけだと、いろいろな運動のパターンをかんがえてくと、

「無理矛盾」が出てきてしまいますね・・・

インフレア・アウトフレア、って名前ついてるのもあるけど、それも、数あるうごきのなかの1つって気がします。





顎関節のウィキペの説明👇


顎関節は、他の関節とは異なる以下の特徴がある。

第1に、左右の顎関節が一対となり下顎骨を支えていることである。下顎骨は一塊であることから、左右の顎関節は、協働運動を営み、1つの顎関節が運動すると必ず他方の顎関節も何らかの運動を行うことになる。

第2に、顎関節は、他の関節と同じように回転運動を行うことができると同時に滑走運動も行うことができることである。この滑走運動は、他の関節にはみられない特徴であり、下顎の複雑な運動を可能にしている。




あれ?

顎関節はオンリーワン、っぽく強調されてるけど、仙腸関節も、「左右1対で、回転したりスライドしたり」するのは一緒じゃない?(;・ω・)

って・・・仙骨と寛骨が、仙腸関節を自由にスライドしてうごいてるイメージを頭でやってたら、おもいました。





ニューテーションの説明は、

「仙骨あがって前にかたむいて腸骨の上のところせまくなって坐骨ひらいて~」

いろんなうごきを混ぜて説明してるけど、セットじゃないと絶対おこらないうごきなのかは・・・微妙なかんじしてきます。

(訓練なしの、無防備に)そうなりやすい。

と、

絶対そうなる。

はちがうし。






①仙骨をあげる、さげる。

②仙骨を前にかたむける、うしろにかたむける。
(ニューテーション・カウンターニューテーションの中心)



③腸骨をとじる、ひろげる。
(インフレア・アウトフレア)

④坐骨をひろげる、とじる。



⑤仙骨を前に出す、うしろに引く。

⑥恥骨を前に出す、うしろに引く。




左右対象の場合でも、↑くらいのパターンが、なんとなく思いつきます。





③④は、骨盤の前をひらくーとじるーって、

似たようなことやってるんだけど、上下でつかいわけられるから、骨盤△の「お尻が安定するかたち」つくったりできるっていう・・・



⑤は、前後開脚したときに、③④とのちがいがわかりやすくなりますね。

骨盤まわすかんじ(アウトフレア)だと、うしろの足が外にひらいていっちゃう。

うしろの足を内がわに締めて、まっすぐ開脚しようとおもうと、寛骨は回転じゃなくて、まっすぐうしろにズレるかんじになる。みたいな。



寛骨が仙腸関節を回転してうしろにすべるのと、

寛骨が仙腸関節をまっすぐうしろにすべるのと、

どういう物理的なちがいでそうなるとか、実際なるのとか、よくわかんないですけどね。😊



仙腸関節を前後にすべる+恥骨結合をとじひらく=回転。

仙腸関節を前後にすべる+恥骨結合はフラット維持=スライド。

って気はします。





「仙腸関節って、おもってたよりも制約なくて(セットの原則は絶対でもなくて)、自由にうごくかも。」みたくな話です。



⑥の、恥骨を前に出す、うしろに引く。は、

仙骨を前後にズラしたら…恥骨も一緒に、前後にズレる、じゃなくて・・・

お尻をうしろに引いた状態で、恥骨(腸骨)を前に押し出して、

=骨盤が前後にひろがる。

逆のうごきだと、前後にせまくなる。

かんじです。



骨盤が、前後でつぶれたままだと、テンションがキツイっていうか、苦しいですし。

ゆるゆるすぎても、不安定になりますし。

前回の、尾骨をのばすと、そけい部がつられる、って話とスゴく関係あります。