今回は、2023年の都道府県庁職員試験のパンフレットを基に、公務員生活あれこれ(給与、福利厚生、働き方、やりがいなど)について見ていきます。
なお、抽出した内容はブログ筆者の勝手な選定ですので、この記事をご覧いただいた後に、それぞれでパンフレットをご確認いただければと思います。
(最後にリンクを掲載しています。)
採用パンフレットから見る公務員生活あれこれ
給与
公務員の給与は、人事院・人事委員会による民間の給与実態調査、勧告に基づいて水準が調整されています。
このため、都市部と地方の物価差も反映するため、団体によって額に差が生じています。
・最も給与水準が高い部類の東京都について掲載しています。
・愛知県のパンフレットには、職級別の平均給与額が載っているので、年齢によって昇任していくと、どのくらいの給与になるかの目安になるかと思います。
・徳島県パンフレットには「民間企業等職務経験者」で採用された場合の給与額が掲載されていますので、参考になります。
社会人から転職して採用された場合は、それまでの職歴等について一定の基準に基づいて前歴加算されますので、新卒の職員よりも幾分か上乗せされた給与になります。
(東京都パンフレットより)
(愛知県パンフレットより)
(徳島県パンフレットより)
諸手当、各種制度、福利厚生
公務員は諸手当も充実しています。
ボーナスである期末・勤勉手当、時間外勤務手当、住居手当、通勤手当などしっかりしています。
(愛知県パンフレット)
また、休暇制度もしっかりしており、年次有給休暇に加え、夏季休暇等が用意されています。
次のように、年次有給休暇も11日程度というのが実態のようですが、コロナ禍での業務増が落ち着けば、改善されていくと思われます。
(宮城県パンフレットより)
仕事と子育ての両立の支援も充実しています。
男性の育児休暇取得率も増えてきています。
(秋田県パンフレットより)
また、職員宿舎、共済制度などが充実しており、これらが公務員の給与面を補ってくれる要素にもなったりします。
(宮崎県パンフレットより)
働き方
公務員の働き方改革もどんどん進んでいるようです。
北海道では次のように「スマート道庁」を推進しています。
(北海道パンフレットより)
また、これは地方公務員の魅力の一つですが、人事異動のエリアが限られるというのも、安定した生活を送ることのできる点でメリットですね。
大分県では、その点をアピールしていることがうかがえます。
(大分県パンフレットより)
やりがいなど
パンフレットに掲載されている特徴的な点を抜き出していきます。
まずは、東京都パンフレットに、「民間企業との違い」がわかりやすく掲載されていました。
志望動機をまとめる上で参考になりますね。
(東京都パンフレットより)
やりがいと言えば、地元愛ですよね。
熊本県パンフレットの写真は、まさにそれを感じさせます。
(熊本県パンフレットより)
以上、パンフレットから見る公務員生活あれこれ(給与、福利厚生、働き方、やりがいなど)を書きました。
まだまだ紹介しきれていないところも多いので、詳しくは、各団体のパンフレットページを参考にしてください。