久しぶりの投稿になってしまいました

 

 

お盆休みに

ご家族そろって楽しく過ごされている方も多いことと思います

皆様  お元氣でしょうか?

 

 

私はこの1か月間というもの

コロナの第7波の真っただ中の

クリニックの仕事に忙殺されていました

 

ようやくお盆休みを迎え

この記事を書いています

 

 

 

連日報道されているように

第7波といわれるコロナウイルスの感染爆発が起きています

 

 

 

連日35度を超える記録的猛暑といわれるこの夏に

防護服を着て、発熱外来の患者さんの対応をするのは、ほんとうに大変です

 

 

 

 

 

 

あの高性能フィルターのN95マスクというやつは

高性能だけあって息をするのも苦しいほどなんです

 

しゃべるだけでも息切れがするほど

 

 

 

そして、感染防止のために

患者さんは車に乗ったまま診察を受けられるのですが

 

ジリジリと照り付ける炎天下

エンジンをかけたままで、熱風を出している車のわきで

私たちは患者さんの対応をしています

 

 

体感温度は、何度くらいになるのでしょう

 

 

防護服の袖には、タプタプと汗の水たまりができるほど汗だくです

 

 

「甲子園球児ならまだしも

いい歳したおばちゃんが これ続けてたら

こっちの命に係わるよ(笑)」  なんて冗談を言いながら頑張っています

 

 

 

 

今回の第7波は

特に診察を受けたくても発熱外来の予約が取れず

診察してくれる所を必死に探す方がとにかく多くいらっしゃいました

 

 

 

ようやく

前回の第6波の名残が収まって

「発熱外来の申し込みがすっかりなくなったね」と、ほっとしたのもつかの間

 

 

発熱したという方からの診察希望の電話が、ちらほら出始めたその翌日から

 

 

ほんと驚くほど一氣に

1日中「どこの病院も予約がいっぱいで診てもらえない」という患者さんからの、診察希望の電話が途絶えない状態になっていしまいました

 

 

それだけ急激な感染拡大だったことを実感します

 

 

 

中には20軒かけて断られたという方もいて

うちの病院で21軒目になってしまってごめんなさい・・・

という方もいらっしゃったほどです

 

 

 

 

こんなふうにみなさん受診することに必死なわけですが

 

じゃあ、実際の患者さんの状態はどんなかと言えば・・・

 

 

熱が39度くらい出たけれど

翌日には下がった  とか

 

 

ちょっと喉が痛いくてだるい  とか

 

 

実は

今までの風邪やインフルエンザとあまり変わりはないのです

 

 

 

なのに、「会社で診断を付けてくるようにと言われたから」とか

 

「自分で検査して陽性が出たけれど、陽性者登録が出来ずに困っている」といった

 

 

病状というよりも社会的な理由によって

患者さんたちは右往左往している状態です

 

 

 

 

現場で、患者さんの必死な様子を目の当たりにしていると

 

自分の体調の回復に努めるより

コロナなのかそうでないのか「白黒つけること」に必死になって

エネルギーを使わざるを得ないだなんて

おかしな話   と思ってしまうのです

 

 

 

 

コロナが始まって以来、国の対応としては

感染者数は保健所が全数把握というのが前提になっています

 

 

しかも、みんなには

 

周りにうつしたら大変なことになるよ!

 

 

こわいよ~  こわいよ~

という、恐怖感を伴うイメージもしっかりと刷り込まれ・・・

 

 

 

その結果

症状は風邪やインフルエンザと同じであっても

「自分で勝手に治すというものではない」ようなイメージが植え付けられてきました

 

 

 

みんなにとっては

社会で管理するもの

コロナは特別なものなのです

 

 

症状は風邪なのに・・・・

 

 

 

 

その結果

自分の症状がいま

本当に受診が必要で、治療を受けなければならない状態なのか?

などどいうことを一切考える暇もなく

 

 

病院を受診することだけが目的になってしまうという

おかしな現象が起きてしまいました

 

 

 

 

 

 

そして、今回の感染爆発でいよいよ

その対応方法では追い付かなくなると今度は

 

 

自分で抗原検査をして、陽性なら自分で登録して!

薬も風邪薬を飲んでおけばいいから!


というような方針が出されました

 

 

 

これまでずっと

 

社会で管理すべき病氣のような感じだったのが急に

 

 

自分で何とかしてねなんてね

 

 

 

急に言われても

多くの人は

どうしていいかわからなくなってしまいますよね

 

 

 

 

 

 

でも元々

病院ができることはたいしてなかったんです

 

だから大丈夫です

 

 

 

 

私が勤務しているクリニックでは

その日の陽性率100%という日も何日もありましたが

陽性が確認された人の中で

重症化するような人は確認されていません

 

 

 

受診がすぐにできなくて、発症後3日以上たってしまったという方も受診していますが

そういう方は「もう、症状のピークは越えた」とい話していました

 

 

おそらく症状が辛いのは初めの3日くらいで

早い時期に症状が軽くなっている方も多くいるように感じます

 

 

必死に電話をかけまくって

やっとの思いで受診にこぎつけたとしても

 

 

 

処方する薬は解熱剤と咳止め、去痰剤くらい・・・

市販の風邪薬と大差ありません

 

 

 

 

よほど免疫機能が下がるような病氣の治療中であるとか

特別な理由がある人以外は

 

 

他の方との接触を避け

免疫高めることを心がけて自宅で過ごしていれば問題ないのです

 

 

 

 

 

 

 

日本人は特にまじめなので

自分の体のことより

「政府の方針」とか「会社の方針」を一生懸命守ろうとして頑張ります

 

 

でも、一番は自分の体を大事にすることが大切です

 

 

 

お盆休み

診療しているところがなく受診できないと

焦っている方がたくさんいらっしゃることと思います

 

 

 

「診断」よりもまず安静

 

受診しなくても大丈夫と自分で思える程度なら

まずはゆっくり休みましょう

 

 

「自分で抗原検査をして陽性が出たので

オンラインで登録しようと頑張ってみたけれど

もう何日も登録できずにいるという方」も

 

まずはゆっくり過ごしましょう

 

 

 

 

登録できなくて

イライラ

ハラハラすることもあるでしょうが

それでは免疫力が下がってしまいます

 

 

なんなら

登録できたとしても感染者数が一人増えるだけ 

 

 

登録された人に保健所からくる連絡も

感染が多い地域では、重症化リスクのない人は全部オンラインでのやり取りで

 

毎日健康状態を入力して知らせて

自動的に10日間が過ぎれば、療養解除になるだけのこと

 

 

 

 

1週間ほど前に電話してきた方は

「3日頑張ってみているけれど登録できないので、そちらのクリニックで登録してもらえないか?」と言っていました

 

病院の受診希望が殺到し、受診できないから

自分で検査して陽性を登録するシステムなのに、

それができないからって受診を希望しなくてはならないとは・・・・

悲しいことに、そもそもシステム自体が機能していないのです

 

 

そんな調子では、登録できたころには

とっくに症状は良くなっているという人の方が多いのではないかと思ってしまいます

 

 

 

こんな調子の陽性者登録システムですので

「いつか登録できる日が来る」くらいの気持ちで氣ながにいてください

 

 

 

もちろん私たちは

病院で陽性が出た場合は、

診察が終わった後に残業してでも

厚生労働省のオンラインシステムに登録するんですよ

 

 

 

でもそもそも、受診ができない人の方が圧倒的に多いわけで、

受診した人の中での陽性者の数を数える意味があるとも思えず

これも何とかしてくれ~という感じですが・・・

 

 

 

とにかく

 

あまり慌てず

ご自分の感覚を大切にしてください

 

 

落ち着いてみれば

今までの人生の中で、何回もかかったことのある風邪やインフルエンザと、なんら変わりはないと思えるはずです

 

 

 

 ☆*:.。.  .。.:*☆・*・☆*:.。.  .。.:*☆

 

 

 

さあ

来週の火曜日からはお盆休み明けの診療が再開され

また最前線に立つ日々が戻ってきます

 

 

一日も早い収束を願わずにはいられません

 

 

 

みなさまも

どうぞお元氣で

楽しい夏休みをお過ごしください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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