連日ニュースを賑わす円安やインフレの話題。
ここで経済について語るつもりはありませんが、物価上昇は私達の日常生活に影響を及ぼす大きな問題ですね。
そしてその影響は日用品だけでなく、嗜好品でもあるファッションの分野にも忍びよりつつあります。
ということで、今回は値上げを控えたいくつかのブランドをご紹介していきます。
既に購入を決心しているのならお早めに、まだ迷っているのならほんのちょっとだけ背中を押しておきますね。
今後の値上げを控えているブランド
クロケット&ジョーンズ
価格改定時期:7/1~
全モデルが一斉に値上げとなる模様。上昇率は概ね5%前後とそこまで大したことがないようにも感じますが、私が年初に購入したモールトンだと4,000円強の値上げとなります。庶民には辛い額ですね。
オールデン
価格改定時期:7/1~
昔と比べて高くなったと愚痴られることの多いオールデンですが、実は国内で2016年以来となる久々の値上げだそうです。ただ、その反動で大幅な価格アップに踏み切るのではとの噂も・・・。私が調べる限り現段階では具体的な金額は発表されていません。
パラブーツ
価格改定時期:8/1~
対象はシャンボード、ミカエル、ランス、アヴィニョン、ウィリアム。ブランドの顔となるフランス製ラインですね。いずれも10%強の値上げとなり、ウィリアムに至っては8万円を超えてしまいました。一方でバースやコロー、パシフィックなどは据え置かれるみたいですね。
ジョセフチーニー
価格改定時期:7/1~
比較的良心的な価格で本格英国靴を提供してくれるチーニーも気が付けば8万円代がデフォルトに。全モデルが5%前後の値上げとなります。
ニューバランス
価格改定時期:7/1~
価格上昇の波は革靴だけではなくスニーカー界にも。とはいえども今回は「574」などの廉価モデルのみが対象となっているので、影響はそこまでなさそう。
アクアスキュータム
価格改定時期:9/1~
ブランドのアイコンであるトレンチコートを値上げ・・・と思いましたが、よく見たら対象はレディースだけみたいですね。ただ、メンズもそのうち上がるかもしれないので動向には注視です。
フェリージ
価格改定時期:8/1~
ナイロン・レザーコンビの定番ブリーフケースや「コロコロ」の愛称で親しまれる折り畳み財布など、主要製品は10%以上の値上がりとなります。
ホワイトハウスコックス
価格改定時期:7/1~
値上げ幅は商品によってまちまちですが、人気の高いブライドルレザーの2つ折り財布は20%の価格上昇となるとのこと。
ガンゾ
価格改定時期:7/7~
インポートだけでなく国産ブランドのガンゾも値上げに踏み切ります。対象はコードバン製品が中心となっているみたいで、私が愛用している長財布も約8,000円の値上げとなります。
ヴァシュロンコンスタンタン
価格改定時期:7/1~
円安、半導体不足、戦争といった直近の事情とは関係なく価格上昇を続ける高級時計業界。これは生産国スイスにおける急激な人件費の高騰と投機目的の機械式時計ブームによるもので、どのブランドも毎年のように価格改定を行っています。
私が調べる限り主要ブランドは一通り今年の価格改定は既に終えているようですが、直近で値上げを行うところもありました。ご存じ世界三大時計ブランドの1つヴァシュロンコンスタンタンです。
対象は一部のモデルとのことですが、例えば同ブランドを代表するドレスウォッチのパトリモニーが10%アップとなります。具体的な数字で表せば「3,432,000円 ⇒ 3,762,000円」と実に30万円以上のアップ!?
まぁ、これぐらいなら気にならない層が買う物なのでしょうが、ベースが高いお品は額面のインパクトも凄まじいですね。
ユニクロ
価格改定時期:順次
何も値上げは高級ブランドだけの話ではありません。庶民の味方ユニクロも今度の秋冬物から値上げを行うと発表されています。少し前に税込み表記の義務化に伴う実質値引きを行ったばかりだったので、ちょっと残念。
でも仕方ないことですよね。
近年はユニクロを筆頭に「良い物を安く」提供するブランドが世を席捲してきましたが、それが日本の経済停滞を招いた一因でもあるのは事実です。
これからは私達消費者が「良い物を適正な価格」で受け入れる器量を持つことが大切になってくるはずなので、ユニクロの価格改定はある種の衝撃でもあり、カンフル剤になって欲しいと個人的に思います。
まとめ
ここでは私が普段張っているアンテナに引っ掛かったものだけを取り上げたので、価格改定を行うブランドは他にも多くあるはずです。直近で購入を決めている物があれば一度調べてみた方が良いかもしれませんね。
また、今回挙げた中では衣類系のアパレルブランドはほとんどありませんでしたが、一般的に価格改定のプレスリリースを行うのは季節にとらわれず通年販売されている商品を取り扱うブランドです。
つまりシーズン毎に新商品を発表しているアパレル系のブランドは、わざわざ価格改定のアナウンスはせずに、しれっと値上げするのが常套手段なのです。
秋冬物の価格上昇はある程度覚悟しておいた方がいいでしょうね。
今回は以上です。