【春野菜】「新ショウガの炊き込みごはん」と「春キャベツの春巻き」を作った。【男の料理】


 その季節はその年に1度きりしか巡ってこないわけで、旬の食材も食べられる回数は限られている。
 仮に毎年1回は食べたとしても、僕の現在の年齢と男性の平均寿命を考慮すると、あと50回食べられるか否かといったところ。
 よって、旬の食材は何よりも優先して食べるべき対象だ。

 とは言え、ぶっちゃけ、日本の四季の食材が何であるかは知らない。これから勉強していきたいと思っている。

 まあ、近所のスーパーを徘徊していて気付いたことだが、「春」に関して言えば、食材名に「春」や「新」といった漢字が入っていることが多いようで、非常に分かりやすい。
 例えば、「じゃがいも」と「新じゃがいも」。たった1文字あるかないかの違いだが、後者が旬の野菜であることは明らかだ。値段も普通のじゃがいもに比べて高い(2倍ほど)。

 ここでまた中年独身男は混乱するのだが、「旬の食材」というのは、その時期に大量に収穫されるから安価になるのではないのか? あ? どうなんだ?
 「旬」ということで高い食材もあれば安い食材もあって、困惑する。
 もちろん、前述したように「旬の食材」は相対的に希少な存在なのだから、価格の高低に関係なく購入した方が望ましい。
 ので、そうする。


スポンサーリンク


 前置きが長くなったが、今回は新ショウガと春キャベツを買ってきた。


 調理後のものしか食っていないので、正直なところ、普通のショウガやキャベツとの明白な違いは感じられなかった。
 おそらくではあるが、ショウガに関して言えば辛さが控えめで独特の香り(風味)が強く、キャベツに関しては歯ごたえが柔らかく苦味(エグみ)が少なかった。ような気がする。たぶん。
 調理前の食材を食べ比べでもしないと明確なことは言えないが、まあ、「旬」なんて半分雰囲気を愉しむものだろうから、これでいいや。
 今回はネットで検索して美味そうと思った料理を作っただけなので、もっと素材の味を感じたい際にはそういった料理を作ることにする。

 調理開始。


 新ショウガは、炊き込みごはんにした。

 炊飯器から蒸気とともに、ショウガ独特のいい香りが噴出されて、部屋中に充満した。ナチュラルなエスニック・アロマだった。
 炊き上がって蓋を開けたら、さらに香りが立ち上り、否応なく食欲が刺激された。


 実食。
 大量にぶち込んだわりに、決して辛くはなかった。
 普通のショウガをこんなに使ったら辛くて食えたものではないだろう。

 それ以外に普通のショウガとの違いは見つけられず。
 新ショウガは香りを愉しむものだということは分かった。

 春キャベツは、鳥むね肉と春巻きにした。


 春巻き自体はおおむねレシピ通りに作ることができた。
 誤算があるとしたら、春巻きに付けるタレだ。
 レシピでは「塩をふりかけレモンをぎゅっと絞ります」とあったのだが、レモン買うの忘れてた。仕方ないのでポン酢で代用した。
 これがいけなかった。
 代用になってなかった。
 ポン酢付けて食ったら、それはもう、ほとんどただの春巻き。春キャベツの繊細な味など分からない。
 失敗した。
 おそらく塩とレモンで食すからこそ、春キャベツの味が際立つレシピだったのだろう。

 以上、改善点は明確だ。
 次回(来年?)は、新ショウガはジンジャーエールに、春キャベツはレモンを効かせたコールスローにして食いたいと思ふ所存で御座候。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA