やや長いですが、「羽生結弦効果」と呼べる現象が、今日も地球のどこかで起こってるんだなぁ、と思ったツイートをご紹介します
( いつもの通り意訳しました)
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昨日体験したエピソードをひとつ、シェアしたいの

私達家族の長年の友人2人が、ユヅのスケートにどんな反応を見せたか


どちらかというと保守的な西洋の教育を受けて、そういう世界観を持っている60代半ばのハンガリーの夫婦のこと


2人とも、日常的にオペラやバレエや、クラシックコンサートに出かけて、パバロッティやリストやバルトークやバリシニコフをこよなく愛している

フィギュアについては、70〜80年代の演技を遡って見るけど、スポーツとしてのルールや技術的な面はあまり知らないわ


 

昨日、私達は、オペラ歌手のプラシド・ドミンゴとイル・ヴォーロのコラボをYoutubeで見ていたの
そしたら、私のママが、ユヅのノッテ・ステラータを見せてあげて、って私に言って、
最初はね、コスチュームが 彼等にはちょっとしたカルチャーショックだったみたい
男子シングルには、何かもう少し男性らしさを求めているって、認めてたから


 

 

でも、ユヅが滑り出したとき、彼等夫婦は、完全に、ユヅの演技の虜になって、ママに静かにして、って言ったほど


終わったら、彼への賞賛の嵐だった

とりわけ、彼のよどみない滑りと、優美な姿勢にね


もっと最近のパフォーマンスを見せて欲しいって言われたから

ワールドの「Let me entertain You」 

四大陸の「バラ1」、全日本の「天と地と」の順に見せたの


その中で 彼等がダントツ好きだって言ったのが 「天と地と」

とりわけ、その衣装と、音楽と、ユヅの音楽性に惹かれたみたい



 

彼等は琵琶の音も正確に捉えていて、これが何の曲なのか私に尋ねたわ

私が、上杉謙信の話をして「天と地と」の意味を伝えると、もう一度リプレイしてって私に頼んだの

プログラムの中で、そういった面を確認したかったのね


私の理解は、こうよ

メディアや、専門家と呼ばれる人が何を言おうと、ユヅは、西欧で「天と地と」がどう受け止められるかなんて、全く心配する必要はない

この作品を楽しむために、文化的背景なんて関係ない

心が開かれていて、知性があれば楽しめるの



そして、このツイートへのコメントにあった こちらの言葉は、まさに本質を突いていると思いました

He is the pride of Japan, representing the history of Japan with great technology and art.


彼は日本の誇りです

偉大な技術と芸術をたずさえて、日本の歴史を象徴しているのです


羽生選手の演技を鑑賞するのに国境はないことが、また改めて証明された、素敵なエピソードでした


今この瞬間も、どこかの国で羽生選手のパフォーマンスに心を撃ち抜かれている人がいるのは、間違いないと思います

羽生選手は、その演技で世界を虜にし、日本の良さを伝える外交官であり親善大使だと言えるでしょう


※↓↓↓に、ジャッジングの面から 感想を書きました



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※問題は、素直に見て素直に受け止められる大多数の人ではなく、この演技を採点する立場の人の在り方です

Henniさんは、知性と開かれた心があれば、と言われていますが、彼等が、敢えて知性を駆使しようとせず、心を閉じた状態でジャッジをすることで、この素晴らしい作品が相応の評価を得られない可能性は、今季も十分に有り得るのです

一方で、羽生選手の圧倒的な演技は、様々な思惑や取り引きといったものも凌駕し、ジャッジをする人の目を開かせるほどの力を持つのではないか

孤独で過酷な練習を乗り切った者の持つオーラに、全てを持っていかれるシーズンになるかも知れない、とも思っているのです

とにかく、まずは初戦のNHK杯が楽しみでなりません