少数精鋭を謳う求人は人手不足の危険なブラック企業、入るべきではない理由

少数精鋭を謳う求人は人手不足の危険なブラック企業、入るべきではない理由

「弊社は少数精鋭の会社です」このようなアピールをしている求人を目にしたことはないでしょうか?

人数が少ないながらも社員それぞれの能力が高く、本当に少数精鋭の会社も存在しますが、そのような会社はそこまで多くはありません。

この言葉を使う会社の多くは人手不足を誤魔化そうとしているだけのブラック企業であり、安易に応募するのは危険な行為だと言えます。

今回は、「少数精鋭」を謳う求人は人手不足の危険なブラック企業であって、そんな会社に入るべきではない理由について解説します。


「少数精鋭」を謳う求人がブラックである理由

少数精鋭だと自社の事をアピールするような会社は、ブラック企業である可能性が高いです。

理由としては「人手不足なのを誤魔化しているだけ」「まともな教育や研修が無い」などが挙げられます。

ここではその理由を具体的に解説します。


関連記事:零細企業はやばい、入るのはやめとけと言われる理由




スポンサーリンク


人手不足を誤魔化しているだけ

まず、少数精鋭だと求人でアピールしている会社は、人手不足なのを誤魔化しているだけである可能性が非常に高いです。

予算が無くて十分なだけの人数を雇うことができないのか、評判が悪すぎて応募者が集まらないのかは分かりませんが、いずれにせよ人がいないだけなのを「少数精鋭」だと言い換えているだけです。


まともな研修が無い可能性が高い

仮に、本当に「少数精鋭」だとしても、人が少ない事には代わりありません。

そのような会社では、人の教育をまともに行うことができない環境であることが考えられます。

研修担当の社員を配置することが出来なかったり、そもそも社員教育をしたことが無いため、研修資料や教育ノウハウすらない可能性が高いです。

未経験者は勿論、経験者だったとしても、研修をする余裕すらない会社に入っていきなり実務を行うのはかなり苦労します。

これが、少数精鋭などと謳う求人を出す会社は危険なブラック企業であり、入社するべきではない理由の一つです。


関連記事:新人研修をせずいきなりOJTから始まる会社は避けるべき

お知らせ

この度、Amazon Kindleにて電子書籍「若者を食いつぶす老害上司の生態と特徴: 会社に巣食うモンスター」を出版しました。
本書では、自分の立場を利用し、若手社員を虐げる「老害上司」に焦点を当て、その特徴と生態を解説しています。

Kindle Unlimitedに加入されている方なら無料でお読みいただけます。



若者を食いつぶす老害上司の生態と特徴: 会社に巣食うモンスター

有休を取得できない

人手が足りないが為に、社員一人一人の負担が大きいブラック企業では、まともに有休を取得することができません。

普段からギリギリの人数で回しているので、一人でも休んでしまうと一気に職場が崩壊します。

それだけでなく、有休どころか普段の休日ですら呼び出されたりしてまともに休めない可能性もあります。

そんな会社は社員のプライベートを犠牲にして成り立っているブラック企業です。

安易に入社するのは危険なので出来るだけ避けた方が無難です。


関連記事:有給休暇を取得したのに出勤命令が出る会社は辞めるべきブラック企業

電子書籍を出版しました!
この度、Kindleにて電子書籍を出版しました。

日々、理不尽なパワハラ上司から叱られ続け、「自分はダメな人間なんだ…」と自分を責めてしまっている方に向けた書籍であり、「悪いのは自分ではなく上司の方だ」と認識出来るような内容になっています。

Kindle Unlimitedに加入されている方なら無料でお読みいただけます。



部下を潰す自分勝手な上司たち: パワハラをするクズ上司からの洗脳を解き、自尊心を守る



部下を潰す自分勝手な上司たち: パワハラをするクズ上司からの洗脳を解き、自尊心を守る

トラブルが発生しても逃げ場が無い

少数精鋭などと良い言葉に言い換えても、結局はただの零細企業です。

そのような会社では、社内でパワハラを受けるようなトラブルがあったり、業務が原因で病気になったりしても、部署異動で環境を変えることは不可能です。

何かあったとしても、そのまま我慢するか退職するかしか選択肢がありません。

そんな会社に入るのはあまりにもリスクが高いです。

これも、少数精鋭とアピールしている求人を出す会社に入るべきではない理由の一つです。


最後に

今回は、少数精鋭などと謳う求人を出すのは危険なブラック企業であり、極力入るべきではない理由について解説しました。

結局のところ、ただ人手不足なのを言い換えているだけです。

そのような会社に入っても、まともな研修が無いまま現場に放り込まれたり、有休が取れないだけでなく休日に呼び出されたりすることが考えられます。

「少数精鋭」という言葉を使っている会社の中には良い会社もあるかもしれませんが、ブラック企業が多いのも事実です。

そんな求人には出来るだけ応募しない事をお勧めします。

お知らせ

Amazon Kindleにて電子書籍「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口: こうしてみんな壊されていく」を出版しました。
本書では、「うちの会社ってもしかしてブラック企業?」「上司から洗脳されているのかもしれない」と疑問を持っている方に向けて、ブラック企業が行う洗脳の具体例を解説しています。

Kindle Unlimitedに加入されている方なら無料でお読みいただけます。


社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口: こうしてみんな壊されていく

スポンサーリンク


この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。