5月24日(火)

 

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高校数学教師(宮城県)を退職し、全国のデモクラティックスクール、

北欧デンマークの教育を学んだ後、仙台から教育革命をしている伊藤真結です。

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今日は、

昨日と一転、

朝からカラッと晴れた仙台でした。☀

 

 

エアコンが稼働しない日々です^^

 

 

そんな今日は、

昨日の続きです。

 

 

 

 

 

 

昨日の最後に、

内閣府の平成17年度 少年非行事例等に関する調査研究報告書の、

第6章 少年非行の原因・背景を考察するに当たっての新たな視点について

を引用しました。

 

その中に、

虐待が子どもに与える影響について言及されています。

 

虐待が子どもに対して与える影響は、子どもの情緒、心理面だけでなく、

行動面や対人関係の面にも及ぶ。

特に、虐待を受けた子どもが思春期に差し掛かった場合、

虐待の影響が非行という問題行動となって出現することが少なくない。

 

虐待がどのように非行へ繋がっていくかというプロセスは、

 

子どもは、親から虐待されたことで情緒、

心理面に大きな悪影響を受けることになり、特有な性格が形成されてしまう。

 

例えば、愛情に飢えていること、ささいなことでも傷ついたり、

感情のコントロールが悪いため、かっとなって他人を攻撃してしまうこと、

自己イメージの悪さや自信の欠如から自分が周囲に受け入れられないのではないかと

不安を抱いていることなどは、虐待を受けた子どもに多く見られる性格の特徴といえる。


 これらの性格の特徴は、年齢が大きくなるにつれて行動面に反映されることとなり、

虐待による子どもの深刻な家庭不適応や生活の乱れなどと相まって、

非行という問題行動の展開にも大きく影響すると考えられる。


 少年事例を見ると、虐待を受けた子どもに最初に現れる非行や問題行動は、

虐待を回避したり、親から逃避するための家出や金品の持ち出し、万引きなどの盗みなどである。

これらは、その性質からして、「虐待回避型非行」と呼ぶことができると思う。
 このような「虐待回避型非行」は、それが何度も繰り返されて常習化していくと、

次第に虐待からの回避や親からの逃避という意味合いが薄れてくることになる。

 

時間を経るにつれて、単に遊びたいから家を出る、

金品欲しさやスリルを求めて盗みをするといったように、

家出の目的が変化したり、刺激や快楽を求めた遊びを目的とした行動などに移行していくことになる。


 虐待を受けた子どもは、本来ならば安息の場となるはずの家庭に落ち着くことができない。

そのため、子どもは、このような行動を重ねる中で、

家庭から大きく遊離し、不良仲間との交遊に走ったり、不良文化に親しんだり、

あるいは家庭や社会に信頼を寄せることができず、

孤立感や疎外感を強めたりすることになる。

 

虐待と非行との関係を見ると、このような生活環境面での不安定さに加え、

子ども自身の性格の特徴も行動に大きく影響し、

子どもは、より深刻な非行へと進みやすくなると考えられる。

子どもは、どんなにひどい虐待を受けていても、

幼い頃にはそれでも実のお父さん、お母さんを庇う傾向がみられます。

 

何度虐待を受けても、

「愛してもらっている」

「助けてくれる」

と信じています。

 

でもこれは、信じて裏切られてが繰り返されて、

何よりも強烈で根が深い、

「もうムリなんだ」「誰からも愛されないんだ」

という認知に繋がっていきます。

 

 

ついこの間、

「学習性無力感」の記事を書きましたが、

まさに、

「どうせムリだ」と、

自ら考えることすら、できなくなっていきます。

 

生育歴上早い時期から虐待を受けたケースや、

虐待を受けた期間が長いケースにおいては、

少年相談における働きかけの効果が相対的に低く、

粗暴傾向の改善が困難であることも、

調査に依り明らかになっているそうです。

(調査期間は平成14年12月~平成15年2月)。

 

 

 

 

これまで、

【社会的絆理論】人がなぜ犯罪を起こさないのか。あなたはなぜ犯罪を起こさないのか。(前編)

【境界知能】ものさしが少ない環境は人を追い詰める。(前編)

などの記事で、

少年犯罪などについても書いてきました。

 

また、

【子どもは自然】こうすれば、こうなる。なんてことはあり得ない。(後編)

 

という記事では、

発達障害という言葉と非行行動についても書いたことがあります。

 

今回引用した内閣府のページには、

発達障害と非行について、こう書かれていました。

 

あたかもAD/HDが原因で非行が生じているという結論は短絡的であると考える。

AD/HDから反抗挑戦性障害、行為障害、反社会性人格障害という流れがしばしば指摘されているところではあるが、

AD/HDがすべてそういう流れに発展するわけではない。

そうならないことの方が多いのであって、AD/HDが非行の原因であるとして結論づけられるべきではない。

そうした障害を生まれ有する子どもたちの周囲にいる人たちがそれをどう認識していくか、

あるいはリアクションをどのように子どもたちに与えていくかが非常に大きいのであって、

AD/HDの問題を論ずるに当たって注意深く表現しないと大きな誤解が生じるのではないかと考える。

 

子どもは、

親の所有物でも、

親だけで育てるのでもないです。

 

 

「親ガチャ」という言葉は、

現代における子育てが、孤立していることを象徴した言葉だと思います。

 

生みの親は1人でも、

育ての親はたくさん居て良い。

 

 

その中でも、

教育のプロフェッショナルである「教師」の仕事のうちのひとつは、

 

たとえどんな家庭に生まれても、

 

決して彼らを、

加害者にさせないこと。

 

そうすることが、

被害者も生まないことに繋がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、

読んでいただいた通りで、

頭の中はかなり混沌とした状況が

続いています。(笑)

 

AKIU SCHOLĒの授業の準備も渋滞中です・・・(゚д゚lll)

 

 

ではでは、

今日も、読んで下さり、

ありがとうございました。(*- -)(*_ _)

 

 

 

 

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