2022年が始まりました!!
あけましておめでとうございます🎊🎊🎊
今年もよろしくお願いいたします🐯
2021年04月16日 の記事の更新版です!
明日 2022年01月02日 で 84歳 になられる陶芸家さん酒器の紹介です👍
あまり嬉しくないはですが・・・昨日の15日に✦ 30歳 ✧になりました🎁
いろいろ考えて自分の一番の宝物🍶の逸品を紹介することにしました✨
岐阜県多治見市市之倉町の昭和13年1月2日生まれの陶芸家。
黄瀬戸作品を手掛ける全国の今に生きる陶芸家の最高峰、
美濃の巨匠 安藤日出武 先生の 「黄瀬戸ぐい呑」 です。
多くの方にぐい呑の名前を考えて頂きありがとうございました。
名前は 「春麗 (しゅんれい・はるうらら)」 と名付けました。
・岐阜県重要無形文化財「黄瀬戸」保持者
・多治見市無形文化財保持者
この黄瀬戸のぐい呑🍶はちょうど今から2年前、
自分が28歳になる時に岐阜県多治見に行き安藤先生本人から、
「これはものすご~ええもんだ!」と頂いた作品です❕
このぐい呑には安藤先生直筆✎の自分の名字入りの領収書が付いていて、
来歴、購入先が明確で証明でき、この作品の価値をさらに高いものにしてくれています😋
安藤先生は桃山時代の黄瀬戸を手本に、先生独自の作品を手掛けています。
黄瀬戸、志野、瀬戸黒作品は山の傾斜をくり貫いた桃山時代の穴窯を再現し、
温度の上がり難い非常に効率の悪い難しい(赤松の薪)窯から出来た炎の芸術、自然の芸術品です❗
窯焚きを始めると、焼き上げるのに休まず6昼夜窯を焚き続けて、
世に出る作品は200~250点中1割程で残念ながら他は割り捨てられてしまいます💦
↑裏側は火表と言われる赤松の薪の灰が降りかかりカサカサになっています。
なんとなくボツボツした肌がスポンジ表面の様に見えませんか😂❓
なんとなくつんつん指👉で突いてみたくなる見た目です(笑)
↑側面は火裏部分で黄瀬戸釉が薪窯の高温の炎🔥で溶け川の流れみたいですよ。
釉の中にキラキラ輝く無数の細かな白い粒々✨が有り、
強い光を当てると宝石の様に光輝き美しいんです🌟
自分のスマホ📱で撮ると、この美しい独特な黄色が上手く出なくて残念です・・・💧
全体は抹茶茶碗の如くどこから見ても風格、姿形完璧です❕
本当に安藤先生の抹茶茶碗を小さくした姿と雰囲気を持っています!
ちなみに安藤先生の最近年で最上位の新品黄瀬戸抹茶碗は個展で200万円を超えます💦
作品裏側の高台部分もまた素晴しいです!!
赤く焼けた土の色、美濃の山中から探し出した上質最高の自然の土の肌合い、
黄瀬戸釉が溶けて下に垂れてできた小さな黄緑色の玉垂れ、
高台の作り込みなどなど焼き物好きの自分には見所いっぱいです😲
珍しいのが高台の彫り名で、昔から安藤先生は「日」の銘のみを彫るのですが、
この作品には「日」の他に「ム」、そして「扌」の様な彫り名も有ります。
恐らく作った年代を表すために最近年の作品だと言う証なのかも知れません❗❓
附属の桐箱も又素晴しく上蓋は高級な盛蓋と言われる中央が膨らんでいる蓋です。
箱書きも安藤先生の書の腕前が素晴しいことを証明しています!
柿下と言うのは安藤先生の穴窯の有る可児市の地名で穴窯作品で有る証明であります😋
安藤日出武先生の20年程前の作品はよくヤフオクなどに出品(特に志野)されていますが、
この作品の様な最近年の新品の作品を持っている方は全国でも非常に少ないと思います💦
それは安藤先生がより厳しく世に出し残す作品を厳選していること、
全国の個展などがほぼ無くなり現地でしか手に入れにくいこと、
近年の最晩年の抹茶碗が200万円💸以上し気安く買えないこと、
・・・そんな理由から最近年の安藤先生の作品は非常に希少です💦💦
さらにこの黄瀬戸ぐい呑の希少な理由は安藤先生の作品の主軸が抹茶碗になっており、
作品自体が抹茶碗の制作数よりもぐい呑の作品数が非常に少ない為で、
世に残る酒器数も少なくなってしまうことが理由で有ります😰💧
こんな素晴しい逸品を28歳になる時に出合いそして自分の手元に有ると言うこと。
全国の数々の酒器🍶のコレクターさんに生意気だと怒られてしまうかも知れませんが、
この 安藤日出武 先生の 「黄瀬戸ぐい呑」 が自分の持っている数々の酒器の一番で、
自分を酒器のコレクターとして一段高い世界に引き上げてくれた作品です❗❗
上の写真は安藤先生のギャラリー近くに咲いていた桜の木🌸、
今でも鮮明に思い出すことの出来る独特な東濃弁で気さくにお話し下さった安藤先生の姿、
このぐい呑を見ていると、そんな当時の情景もいっしょに思い出すことができる宝物🍶です😊✨
岐阜県の中央西線「多治見駅」の連絡通路に安藤先生の「黄瀬戸茶碗」が展示されていますので、
機会が有れば現物の美しさ大きさ、迫力を感じて見て下さい🚃🚃🚃