東海陶芸の若き陶芸家の酒器コレクション | せともん道楽だもんで・・・

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主に東海地方の焼き物産地の瀬戸・美濃の陶芸作家が作った酒器(ぐい吞)を集めています。
作家が作った酒器は、作家の個性と技術が凝縮され、使って良し、飾って良しのコレクションアイテムです。
そんな酒器の魅力を紹介できたらと思っています。

 

今回はめずらしく若手陶芸家の酒器を紹介します😄👍

自分の酒器コレクションの近年の主軸は、

東海陶芸家(愛知・岐阜・三重)のベテラン作家の酒器を集めています❗

ボクの個人的な感想ですが…

若手作家さんの作品は巨匠やベテラン作家さんに比べると見た目と形は良くても、

作品に纏うオーラやぐい吞を持った時に感じるものが少なく、

自分に何かを伝えてこようとするようなものが無い気がしています。

上手く伝えられませんが、ぐい吞に心が宿っていない感じがするのです!

でも焼き物に興味を持ち始めた初めの頃は東海陶芸の若手作家さんの酒器をよく集めていました。

そんな数年前にちょくちょく集めたぐい吞のお気に入りの何点かを紹介します😄

以前はたくさんあったのですが…、

使ったり差し上げたりしていつの間にか新品未使用のまま残っている作品は少なくなりました😓

 

 

渡辺愛子 「信楽桶ぐい吞」 三重県伊賀市

1971年大阪府生まれ。

薪窯焼成による灰が全体に掛かり、その灰が溶けて自然釉(緑釉)となっています。

某ギャラリーでこの一点だけずっと売れ残っていたので、ボクが連れて帰ってあげました。

 

 

加藤亮太郎 「茜志野酒呑/茜志野酒呑」 岐阜県多治見市

1974年岐阜県生まれ。

どちらの作品も同じ「茜志野」の作品ですが、雰囲気が全く違います。

左側は手びねり成型、右側はロクロで作り、筆で鉄絵を用いています。

 

 

寺田鉄平 「瑠璃織部ぐい吞/窯変織部ぐい吞/瀬戸黒ぐい吞」 愛知県瀬戸市

1975年愛知県生まれ。

瀬戸の将来を期待されている若手陶芸家のお一人です。

主に瀬戸伝統の釉薬を用い、現代的な感覚を融合した作品が魅力です。

 

 

深谷勝信 「幡豆佐久黒酒呑」 愛知県西尾市

1975年愛知県生まれ。

地元の愛知県西尾市(幡豆町)の土を使い、薪の窯で焼いた作品を作られています。

失われた旧地名、幡豆の名前を残すため「幡豆○○」と名付けています。

 

 

青木良太 「王様の盃(筒)」 岐阜県土岐市

1978年富山県生まれ。

ロクロで薄く引かれた生地にゴールド釉を施し、触ると指紋も気になる程にピカピカです。

すぐ倒れてしまいそうですが、足の部分は土の塊となっていて重さがあり安定しているんです。

 

 

山口真人 「鼠志野ぐい吞/鼠志野ぐい吞/鼠志野六角ぐい吞/志野ぐい吞」 愛知県瀬戸市

1978年愛知県生まれ。

全国数多いる若手陶芸家の中でも一番忙しいと言っても過言でな無いほどの人気陶芸家です。

この4点のぐい吞はどれも鼠志野作品ですが、色合いや形が違っておもしろいですよ。

 

 

山田 「青ぐい吞」 愛知県常滑市

1979年愛知県生まれ。

代々続く常滑焼の名窯の五代目で、常滑の将来を担うと期待されています。

想先生が作り出した「青」の作品群は、常滑急須に新たなものを運んできました。

 

 

福島一紘 「織部ぐい吞」 三重県伊賀市

1981年三重県生まれ。

地元伊賀で焼き締め陶器を中心に、志野や織部なども手掛けられています。

この作品は4年前の個展出品作品で、伊賀の造形と織部の緑釉の組み合わせが良いです。

 

ボクのぐい吞コレクションはどうでしたか…❓気に入って頂ける作品はありましたか…❓❓

若手作家さんらしく活き活きとした感じが造形にあふれています。

現在のぐい吞の流行り、キレイで派手でカワイイ感じがしますよね💛

この紹介した方々の酒器(ぐい吞)は大変人気があり売れております❕

その理由は…

現在の経済状況では高いものは売れないため、比較的安価で買える(売れる値段設定にしている)こと。

わざわざ個展やギャラリーに行って直接見て買わずに、ネット通販等で購入できること。

ホームページ、SNSやインスタグラムで紹介して作品を知ってもらいやすくなった。など…😉

 

若手作家さんは今の時代にあった販売方法等を上手く👍使って柔軟に対応し、

多くのファンを集めて販路の拡大をし活動されております。

東海陶芸の長い歴史を途絶えさせないためにも、

現代の若手作家さんが明日の陶芸界の未来を担っています😊✨✨✨

 


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