今、現在のフィギュア界の関心は、北京五輪最終予選会であるネーベルホルン杯だと思うのですが、日本人選手は派遣中止でエントリーしていませんので、残念至極です。
なので、今日はまた「アジアンオープン」(AO)の話題です。
「天と地と」カラーの美しい会場です
エントリーがようやく発表されたのは、9/21(火)。
日本からは、佐藤くん、鍵山くん、紀平さん、坂本さん、小松原夫妻組が正式エントリーしています。
「アジアンオープン」は、本来、国際スケート連盟(ISU)認定の、全10のチャレンジャーシリーズ(CS)国際大会の一つですが、今現在のエントリー状況のままではCS大会として認定されない可能性が出てきました。
そうなった場合、ローカル大会に格下げになり、記録は非公式となりますし、世界ランキングポイントも付かなくなります。
もちろん、この「北京五輪テスト大会」の開催そのものへの支障はありません。
ちなみに、チャレンジャーシリーズ大会としてISUに認定されるには、CDとしての開催要件を満たさなければなりません。↓
これを踏まえて、実際のエントリーを見てみると
男子シングル
女子シングル
ペア
アイスダンス
男女シングルは、エントリー数も参加国数も成立要件をクリアしています。
問題なのは、ペアとアイスダンスです。
ペアはエントリー数は満たしていますが、参加国が中国と米国だけで、もう1カ国の参加が必要です。
アイスダンスは、もう２組、参加国も1カ国足りません。
成立要件は、3種目以上ですから、ペアかアイスダンス、どちらかでも条件に合えば、大会全体として正式なチャレンジャーシリーズ大会と認定されるのです。
例えば、ペアで、三浦璃来・木原龍一組が新たにエントリーすると、ペアの「5組3カ国」の要件をみたすことになります。
その場合、CS大会として成立。男女シングルとペアは記録公認＆ポイント付与。ただし条件を満たさないアイスダンスだけ記録未公認となる可能性はあります。
どうなんでしょう。三浦さんはともかく、リードする木原くんは五輪2回のベテランだから、北京五輪会場で開催されるテスト大会には固執しないのかもしれません。
翌週に開催されるアメリカGP(10/22〜24)の方が大事と考えてAOへの出場は見送ったとも考えられます。佐藤くん、坂本さん、小松原組も皆、アメリカGPへのエントリー組ですから、日程的に絶対無理ということはないのでしょうけれど、こればかりは個々の戦略や体調管理のスケジュールに関わるものだから、いきなり参加というわけにはいかないのでしょうか。
それにしても、エントリー表を見て不思議なのは、何故、フィギュア大国であるロシアとカナダの選手がエントリーしていないのかということ。
全４種、一人(一組)もエントリー無しというのは、どう見ても不自然です。
現在ドイツで開催中のネーベルホルン杯(9/22〜26)にはカナダ選手もロシア選手も参加しています。新型コロナ感染予防の規制で海外派遣ができないというわけでも無さそうです。
とくに、北京五輪に対して並々ならぬ意欲を見せているロシアスケート連盟のこと。この北京五輪リンクで開催される「アジアンオープン」に関心が無いはずはないのに一人も派遣しないとは…これはもうミステリーです。
今、AOの追加エントリーに必要なのは、ペアとアイスダンスですが、それこそロシアは有望選手を有り余るほど抱えているでしょうに。(・・?)
何か陰謀、諍い、駆け引きetc.でもあるのかと勘ぐりたくもなろうというものです。
↓実際、シェルパコワはエントリーを予定していたそうです。elさま、感謝して貼らせていただきます。
まだ、CS認定への可能性はあります。
正式なエントリー締め切りは9／9でした。
発表まで12日も要したのは、あまりにもカップル競技のエントリーが少なかったせいかもしれませんね。
でもAO主催側だって、正式なCS国際大会としてISUに公認されることを望んでいるはずです。
開催までまだ2週間以上あります。
その間に、ペアもアイスダンスも追加エントリーされることを祈ります。
羽生くんが出場しない「アジアンオープン」だけれど、初めて五輪を目指す若手有望選手たちにとって、五輪会場の雰囲気に慣れるためにも、本当に大切な大会です。
心置きなく奮闘して欲しいです。そして、頑張った証として、結果の記録がきちんと公式に認定されて欲しいし、世界ランキングポイントも付けてあげて欲しいと、心から思います🙏
話題は変わりますが、
今日拝見した、↓のTwitterをご紹介させていただきます。
Twitter主の結紀さまに全面同意です。
GPシリーズであれ、全日本であれ、五輪であれ、ファンが望むのは、まさにこれ❗️
真っ当で正確なジャッジングだけ‼️
↓結紀さま、感謝してご紹介させていただきます。m(_ _)m
ルールに基づいて正確に評価される。
スポーツであれば当たり前のことが、今のフィギュアスケート界のジャッジ制では、こんなにも難しい。そんなことは異常なのだと、ISUや日本スケ連が気付くことをただひたすら願うしかできないことが、はがゆいばかり
演技を真っ当に評価してもらえた時、きっと羽生くんは至福の笑みを見せてくださることでしょう。
横浜は今日も爽やかな秋晴れ。
この空は仙台にも繋がっている。
↑たまには、こんな季節を感じる寛ぎのひと時を過ごしてくれていると良いな〜と思います
羽生くんが今日も元気で、充実した練習の時間を過ごされますように、願っています🙏
追記です。
9／28(火)、アイスダンスの小松原夫妻組が棄権しました。
やはり、アジアンオープンは、チャレンジャーシリーズを外れたままで開催されることが、周知されているようです。↓
記録も公式に認定されない、世界ランキングポイントもつかない、このことが、より重要なGPシリーズのアメリカGPに専念する選択をされたものと思われます。
9／29現在、続々とエントリー棄権が相次いでいるようです。
画像やTwitterは感謝してお借りしました。
ポチして頂けると嬉しいです
el✨☀️✨@ky100709t
結紀(ゆづき)-願いは叶う🙏悪霊退散🔥@XwYjXvp6M1SNPNe
Sponichi on Ice@SponichiF
