『いつか終わる夢』を想う | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

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羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)

『プロローグ』八戸公演まで、あと4日です。

今日は『プロローグ』唯一の新プログラム『いつか終わる夢』をテーマにお話ししたいと思います。
振り付けは羽生くん自身です。

このプログラムには羽生くんの夢や葛藤など、様々な思いが込められていると、ご本人が初日後のインタビューで明かされました。


「僕自身の夢って、もともとはオリンピック2連覇でした。そしてその後に、4回転半という夢をまた改めて設定して、追い求めてきました。ある意味ではアマチュア、競技というレベルでは、僕は達成することができなかったし、ISU公認の初めての4回転半成功者にはもうなれませんでした。そういう意味では、終わってしまった夢かもしれません。そういう意味で、『いつか終わる夢』」


「皆さんに期待していただいているのに、できない。だけど、やりたいと願う。だけど、もう疲れてやりたくない。皆さんに応援していただければいただくほど、自分の気持ちがおろそかになっていって、壊れていって、何も聞きたくなくなって、でも、やっぱり皆さんの期待に応えたい、みたいな、本当に自分の心の中のジレンマみたいなものを、表現したつもりです」



↓Costanzaさま、感謝してお借りします🙇‍♀️




『いつか終わる夢』について、スポーツナビからとても素敵な記事がでていましたので、ご紹介させていただきます。

一部抜粋させて頂きます。🙇‍♀️


羽生結弦が見せた『プロローグ』 夢の終わりは、新たなる夢の始まり

 「…唯一の新作であり、羽生が自ら振り付けたという『いつか終わる夢』は、これから羽生が歩んでいくプロとしての道を示すプログラムだと感じられた。」


 「『いつか終わる夢』は、羽生が「めちゃくちゃ好き」だという『ファイナルファンタジー10』で使われている楽曲だ。」


「演出振付家・MIKIKO氏が演出に加わったという『いつか終わる夢』の中では、プロジェクションマッピングにより【応援】【真っ暗】【ただ滑る】【希望】【怖い】【独り】などの言葉が、氷上に映し出される場面がある。『初めてここまで本格的なプロジェクションマッピングを含めて、演出としてやっていただいたので、また皆さんの中でフィギュアスケートのプログラムを観る目が変わったと思います』と羽生は自負する。」



「 私見だが、最初の4回転アクセル成功者になる夢の終わりを描いた『いつかは終わる夢』こそが、羽生の次の夢につながるプログラムであるように思われる。ジャンプを跳ばず、シンプルなスケーティングのみで心象風景を描く羽生のセルフコレオによる作品には、表現者としての羽生の無限の可能性が感じられたからだ。ただ美しいというだけにとどまらず、内省的な世界を描き出す『いつかは終わる夢』は、コンテンポラリーダンスのような深い印象を残す傑作だ。」


 「『プロローグ』を滑り切った羽生は体力を強化して公演に臨んでおり、アスリートとしても前進している。ただ羽生の演技が人々の心を打ってきたのは、アスリートとしての高い能力と同時に、優れた美的感覚と繊細に物事を受け止める知性を持ちあわせていたからではないかと、個人的には思う。『いつか終わる夢』は、競技プログラムでは発揮し切れなかった羽生の美点をみせてくれる演目だったと感じる。」

(2022.11.12ライター:沢田聡子さん)

記事全文はこちらです↓

『いつか終わる夢』は羽生くん自身が公演後に語られた通り、本来はクールダウンのモーションをふんだんに取り入れた振り付けです。

↓Freyaさま、感謝してお借りします🙇‍♀️


でも、ファンには見慣れたはずのそれらのモーションが、羽生くんの流れるようなスケーティングとFFの美しい音楽、そして斬新なプロジェクションマッピングとのコラボによって、例えようもない程、神秘的で精神性の高い、味わい深いプログラムに変容を遂げていました。


滑っている羽生くんは、まるで「祈りを捧げる巫女」のような佇まいでした。私はと言えば、息を詰め、いつしか手を前に合わせていました。

会場中が拍手も忘れ、ただ食い入るようにリンクを見つめるのみだったように思います。

↓Sissi茜茜さま、感謝してお借りします🙇‍♀️

そしてこのプログラムの幻想性を更に高めてくれるのは、その秀逸な衣装です。

裾が揺らめく様が魅惑的で、羽生くんにとてもお似合いでした。


(フォトグラファー坂本清さん)

↑は「デジタルTVガイド」のグラビアページを写したものですが、私の印象ではこのラベンダー色のグラデーションが一番実際に見た色に近かったように思います。

ですが、元よりショーの暗い照明の下、しかもプロジェクション・マッピングのライトが煌めく中で、衣装も変幻自在に色を変えていくのです。

さながら"窯変"の如く…何とも幻想的な雰囲気が醸し出されていました。

↓U JFさま、感謝してお借りします🙇‍♀️


蒼?紫?翠?

↓よう様、感謝してお借りします🙇‍♀️

↓えんみ様、感謝してお借りします🙇‍♀️

皆様、この衣装にすっかり魅入られたご様子です。まさに、優美の極み!羽生くんの演技をこの上なく引き立ててくださる衣装でした。ラブラブ



フォトグラファーさん達も、この演目この衣装の撮影には、多少なりとご苦労されたのではないでしょうか。






私が、現地に行きたいと強く望むのも、やはりこの『いつか終わる夢』こそはリアルで観るべきものという意識があるためかもしれません。

TV画面では伝え切れないほどの、「祈り」「浄化」「癒し」「昇華」etc.…沢田聡子さんが仰ったように、これが『プロローグ』を象徴するプログラムだと感じられてなりません。



プロジェクション・マッピングが素晴らしい効果を発揮しますが、私はいつか、羽生くんのスケーティングだけで、このプログラムを観てみたいとも感じています。

どうか、これからも『いつか終わる夢』は、『春よ、こい』同様、折に触れ演じて欲しい、そう心から願っています🙏



11/28は「ダンスパーティの日』。



余談ですが、

『プロローグ』横浜公演でも、2日間、リクエストコーナーで『Let's Go Crazy』を滑ってくださいました。

2日目、「『レックレ』滑りたいんだけどなー」と笑って、結局『花になれ』との2本立てに決めてしまった羽生くん。本当にお気に入りのプログラムなんだなぁと感じました照れ


(「デジタルTVガイド」より



今日も羽生くんを全力応援!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ「


羽生くんが痛みなく滑れていますように!

羽生くんが笑ってくださっていますように!

羽生くんの幸せを心から願い、祈ります🙏




画像やTwitterや記事や動画は感謝してお借りしました。


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