「犯人はヤギ」政府機関が重要書類を持ち去られてしまう

画像: YouTube (India Today)

インドのカーンプル郊外のチャウベプールにある政府機関に1頭のヤギが忍び込み、そこに置いてあった書類を白昼堂々持ち去るという事件が発生しました。その後、同機関の従業員が犯人を追いかけ、書類を取り返したそうですが、一部が破損しており、残りはそのまま犯人に持ち去られてしまったとのことです。

事件の目撃者によると、犯人は従業員が外で仕事をしている様子を見計らって、「村の開発プロジェクト」に関する書類が保管されているオフィスに白昼堂々忍び込み書類を口に咥えて、持ち出したそうです。そして、犯人が建物から立ち去ろうとした所を従業員に発見されることになりました。

従業員が書類を取り返そうと犯人を追いかけると、この犯人は口に書類を咥えたまま逃走。しかし、従業員の方が足が速かったこともあり、なんとか追いつき、口に咥えていた書類を奪い返すことに成功しました。しかし、犯人は取り押さえることができず、そのまま逃げ出し、行方はわからないようです。

従業員が取り返した書類は一部が破損している状態でしたが、この中に公式文書は存在せず、あくまでもメモ書きが記されたものだけが盗まれていたそうです。このため、機密情報の漏洩はなく、取り返せなかった用紙については犯人の胃袋に収められていると考えられることから、今後も大きな問題には発展しない可能性が高いとみられています。この事件の様子はカメラにも収められており、YouTubeのIndia Todayのアカウントで当時の様子を確認することができます。

結局、この事件で大きな情報漏洩の問題は発生しなかったものの、このオフィスでは再発防止策として、「従業員は仕事中はオフィス内にいること」を厳命されたとのことでした。