【中級以上向け】リスクから考える海外旅行厳選持ち物チェックリスト

テクニック

コロナ鎖国が明け海外旅行が復活しつつあります。私たちも3年半ぶりの海外旅行で今一度持ち物を見直してみました。それほど我慢に強くないのに久しぶりの反動でハードシップの高い中央アジア/コーカサスでした。特に危険な地域というわけではないですがトラブルを抑え、例えトラブっても最低限でリカバリーするために持ち物を見直し、厳選しました。不測の事態への対応はある程度カバーできると自負します。お役に立てば幸いです。

必須編 (優先度順)

パスポート/パスポートのコピー

入出国の際と、国によって一部施設で提示を求められることがあるのでその際は携行が必要です。また、ロシア、中央アジアなど一部の国では常に原本の携行が求められます。

逆にそうしたケース以外は携行しないようにしています。それは、なくすと超絶面倒、再発行には最低でも3日かかり、特に私たちのような周遊旅行の場合、無傷でのキャッチアップはほぼ不可能です。パスポート不携行で今まで問題になったことはないですが、財布に縮小コピーを入れており何かあったらそちらを提示できるようにしています。

EU圏内でもツインシティーライナーなど一部の交通機関ではパスポートが必要です。忘れないようにしましょう。

戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)と写真

そしてパスポートに関連してスーツケースに入れているのが戸籍謄本と写真です。万が一パスポート紛失時のパスポート再発行、もしくは「帰国のための渡航証」の発行に必要になります。それらの再発行はただでさえ最低3日程度かかり大ダメージ、そこで戸籍謄本を海外からリモートで取得するはめんどくさすぎです。

① 親族・知り合いに委任状を渡して
② その方に役所に行って取得してもらって
③ 滞在しているホテルなどにFAXで送ってもらう

再発行に際してはこの戸籍謄本が思い切りネックになる一方で、お願いする手前無理も言えないという状況になります。であれば、自ら事前に用意しておくべきでしょう。今ではマイナンバーカードがあればコンビニで発行できますしコストもせいぜい450円程度です。発行は6か月以内である必要があるのでこまめに取り直しが必要になりますがリスクヘッジとしての効果は非常に大きいです。外務省も携行を推奨しています。写真も同じく6か月以内とありますが明らかに外見が変わってなければ大丈夫でしょう

財布(現地用)&現地通貨

財布の携行の仕方ですが、(男性の場合は)スキニー気味のズボンの前ポケットが一番安全と思います。尻ポケットはNGです。気付きにくいことに加えて、気付いても取り返すのに余計なリスクを負うことになります。盗む側に盗む気を起こさせないことが重要です。自分でも取り出しにくい状態にし、視認出来る位置に置いておくことが一番です。

その中に、訪問国の最低限のキャッシュとメインのクレジットカード1、2枚、前述のパスポートの縮小コピー&ホテルのルームキーを入れています。仮に取られたとしても被害を最小限に抑えるために余計なものはいれておかないのが基本です。

上記をコンパクトにまとめるちょうどいいケースをダイソーで見つけました。ロッソビアンコの意味がわかりませんが、飛行機のマークなど旅行と相性がいいです。ビニール製ですのでジョギングの時などの汗にも強そうですし、サイズ的にもかなりお気に入りで日本での財布にもなりつつあります。しかも100円です!

2か国目以降のキャッシュ、コインはジップバック入れて手荷物に、ホテルに着いたらセーフティーボックス、それが信用できなそうな場合はスーツケースにいれてロックしておきます。サブのクレジットカードはパスポートなどと一緒に管理しておきましょう。

クレジットカード(2枚以上)

シンガポールでは三井住友カードがはじかれて、VIEWカードが通ったというようなケースもありました。異なるブランド、異なるイシュアのカードを最低2枚以上持っていると安心です。あとは盗難等の事態に備え1枚は普段持ち歩かないパスポートケースに入れています。家族など複数人で旅行するのであれば複数人で分散するもありかと思います。

コンタクト/メガネ(必要な人)

利用者にとってはこれがないと何も見えない・・・ということにもなりうる重要なアイテムです。現地で作成するとなると貴重な時間がもったいないので予備を持ちましょう。Zoffなどでは1万円程度で製作できます。

私(嫁)は普段コンタクトレンズを使っています。旅行時は小分けの使い捨てキットを活用しています。合わせてオーバーナイトフライトなどに備えてメガネも持参します。私(旦那)は普段からメガネ派ですが、度入りのサングラスがいざという時に予備になります。

スマートフォン

通信端末であるとともに、地図、ガイドブックリーダー、各種情報収集のための情報端末になります。非常時の連絡手段として安全確保としても必要です。ただ、通信の確保の仕方としては工夫の余地があります。海外ローミングはまだまだ高額で、通話で150円/分、通信は1日あたり1,000円程度かかります。安くすませるために現地キャリアのSIMカードに入れ替えてしまうと万が一の時に日本の電話番号で着信できずSMSも受信できなくなるのは注意が必要です(Dual SIMであればOK)。

バランスがよい方法としては、SMS、電話は日本のキャリアで海外ローミング、データ通信はポケットWIFIというのがベストかと思います。あとは楽天モバイル、ahamoの活用ですね。海外ローミングも通常の通信量に含まれ、一定の範囲内で無料で使えるのは画期的です。詳細はこちら別記事を参照ください。

ポケットWIFI

上記理由からポケットWiFiとしてPOKEFIを活用しています。頻繁に海外に行く場合、周遊には、コスト、お手軽さの観点からPOKEFIが依然として最強だと思います。トップアップしたデータ容量は期限内(2〜10年)で、対応170カ国で使い回し可能です。一家に一台、複数台の接続も可能ですのでグループでの旅行にもおススメです。POKEFIの詳細はこちらを参照ください。

ガイドブック(電子書籍)

最近ではネットでたいていの情報は集まりますが、信頼できる情報としてガイドブックをおススメします。そして、電子書籍をおススメします。かさばらない、複数端末で見れる、街中で見ても安全(紙のガイドブックを開くのは目立ちます、日本人とも識別されます)、おまけに値段も安い!とメリット絶大です。見にくいという方もいるかと思いますが、慣れです。先のメリットが絶大ですので電子版を強くススメます。

詳細はこちらをご覧ください。

カメラ

きれいなシーンはきれいに残しておきたい。後で写真を見返すことにより旅行の記憶がよみがえります。これが旅行というモノではない「体験」にお金を払う醍醐味かと思います。

最近では携帯カメラの性能も向上して来ていますがやはり物理的な光を扱う装置ゆえに、高倍率ズームや暗所での性能を求めるとCCDの大きいデジタルカメラが必要になります。サファリなどではミラーレス2台に高倍率ズームと広角ズームをそれぞれつけて併用したりもします。ここはある意味別の趣味ともいえるので必須とまではいえませんが・・・

最近のiPhoneなどで可能な手持ちで3秒露出とかの機能は普通のデジカメを凌駕します。まだ、総合力としてデジカメを超えていませんが、技術の進化によってはいずれスマホのみで対応できるようになってくるかもです。

なお、プライスレスなデータのバックアップは旅行中でも頻繁に行いましょう。

充電器/ケーブル/端子変換

私たちの持ち物で充電が必要な機器は、スマホ、デジカメ、ポケットWIFI、(Macbook、iPad)です。いずれもUSB充電できる機器が増えており充電器の削減が進んでいます。デジカメ、PC、iPadがUSB-C、スマホはLightning、ポケットWiFiはちょっと古いのでmicroUSBです。基本はUSB-Cに統一していく方向です。

そして、iPhoneはカメラとしての使用が増えてきて電池の減りが早くなりました。POKEFIも標準の電池容量ではちょっと心許ないです。ということで、モバイルバッテリー機能を持つACアダプターが仲間に入りました。サイズはPCのACアダプターと同等で、容量は5000mAhでiPhone 12 mini、POKEFIであれば1.5〜2回程度充電可能です。これで終日の外出でも万全です。

一方で飛行機の中などは、USB-Aがまだ主流だったりするので、USB-C → USB-Aの変換アダブターも持っておきます。

折り畳みショッピングバッグ(小)

日本でも2020年7月からコンビニ袋が有料化されましたが、海外ではスーパー、コンビニにおいてもプラスチックバッグがもらえない事が多々あります。折り畳みエコバッグを私(嫁)の手持ちカバンに忍ばせています。海外のコンビニではふといろいろと買ってしまいがちですので持ってて良かったというケースが何度もありました。コンビニのビニール袋を捨てずに忍ばせておけば代用も可能ですね。その方がかさばらないというのもごもっともです。

洗剤

10日間程度の長期旅行の際は、コインランドリーの利用を検討します。衣服の量を抑えるとともに、衛生観点でも洗濯したいのがその理由です下着レベルであれば手洗いでも対応できますがシャツなどは辛いです。ホテルのランドリーサービスは高い。バランスがいいのがコインランドリーです。その際小分けの粉末タイプの洗剤があると便利です。それほどかさばりませんし劣化もしないので、私たちは2、3個長期旅行で使う大きめのスーツケースの中に常に入れてあります。空港のコンビニでも売っていますので空港で調達も可能です。

持っていかない物

日本で使ってる財布/日本円

海外はどこでも日本より治安が悪いです。場所によって、ホテルによってはセーフティーボックス自体信用できない場合もあります。出発前にたった1分財布の中を見直して、健康保険証やATMカードなど使わないものを持っていかないようにするだけでもかなり有効な対策です。究極は日本の財布自体持ってかないというのがベストです。私たちは、空港までの移動は事前決済、空港でもクレジットカード、お財布携帯で支払えるので日本の財布、日本円は持っていきません。

では、現地通貨の確保はどうするか?クレジットカードのキャッシングサービスを活用しています。理由は楽&為替レートもキャッシュを両替するのに比べほとんど違いはない、多少安いこともある位です。ただし、中央アジア等僻地ではキャッシングできない可能性があるので、世界の基軸通貨である米ドルはいくらか持っていきます。また、周遊旅行が多く、再訪も多いので、余ったお金は円に再両替せずにそのままとっておき、次回再訪時に活用します。

まとめ

数はそれなりにあげましたが、荷物になるものは少ないです。これさえあれば他のものは大抵現地調達も可能です。それでも私たちの荷物はかなり少ない方だと思います。大体、10日程度の旅行でも出発時は60Lのスーツケース+30Lの機内持ち込みサイズのスーツケースもしくはデイバッグ程度です。

旅行の荷物は少なければ少ないほど機動力が確保できます。一方で、万が一の時に役立つものや安全に関わるものは削減すべきではありません。派手さはないですが、カバー範囲の大きい機能製品、何か起こった時の対応/起こらないようにする対策としては、失敗の中でだいぶ洗練しているかと思います。リスク対策は細部に宿る。お役に立てば幸いです。

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