ゆずた散歩

旅行した土地を撮影した写真をメインに綴っていきます。

【郡上八幡】郡上おどりと食品サンプルの町・郡上八幡を巡る【岐阜県】

 

yuzuta-sanpo.com

 

この記事の続きになります。

 

今回は郡上八幡の二大名物を中心に紹介。

郡上おどりは本番の徹夜おどりを楽しめ、食品サンプルは実際に作ることもできて楽しかった。

美味しかった郡上グルメも紹介します。

郡上おどりを学ぶ

郡上八幡博覧館

まずは郡上おどりを学ぶために「郡上八幡博覧館」へ。

旧税務署をそのまま利用した外観と「郡上おどり実演中!」の垂れ幕が目印。

郡上八幡博覧館

外には水が入った木の箱がある。

これは「水舟」と呼ばれ、郡上八幡特有の水利用のシステムだ。

上の水槽は飲用や食べ物を洗う用で、下の水槽は汚れた食器などの洗浄に使われる。

食べかすなどは池に流れていき、魚のエサとなるらしい。

水舟

それでは中へ。

入ったすぐのところには郡上八幡の四季の写真パネルがある。

ある程度時間が経つとギミックが発動して季節が変化する。

郡上八幡の四季

郡上八幡の歴史なども知ることができる。

一番最後にあるのが「郡上おどり」のコーナー。

歴代の郡上おどりのポスターが貼ってありとてもいい。

歴代の郡上おどりポスター

こちらのステージでは、土日は1時間おきに郡上おどりの実演を見ることができる。

踊り方も教えてもらえるのでとても楽しかった。

郡上おどり実演ステージ

youtu.be

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カコンカコンといい音を立てている下駄。

これは新品のものだ。

新品の下駄

しかし2週間ほど郡上おどりに参加しただけで、こんなにまで擦り減ってしまうらしい。

ぺったんこ

ほとんど平らだ。

横から

 

7月中旬から9月上旬まで延べ32夜開催される郡上おどりは、日本三大盆踊りの一つ。

ここ何年かは中止となっていたが、今年は開催されるとのことなので一度生で体験してみたいと思った。

郡上おどりを楽しむ

2023年8月お盆、郡上おどりを楽しむことができるチャンスがあったので車を走らせ郡上へ。

朝まで踊り明かすお盆限定の「徹夜おどり」を体験できたので記事を更新。

白鳥おどり

まずは郡上八幡ではなく、福井県との県境に位置する郡上市白鳥(しろとり)町へ。

こちらでは「白鳥おどり」が開催されており、こちらもお盆は徹夜おどりとなる。

駐車場に車を停め、まずは美濃白鳥駅へ。

昔ながらの趣があるとてもいい駅舎。

ホームもいい感じだ。

ホームには列車が停まっていて、これまたいい雰囲気である。

列車の側面を見てみると美味しそうな料理がラッピングされていた。

だがこれは食品サンプルである。

さすが食品サンプルの町・郡上。

ホームの壁には白鳥おどりのポスターが貼ってあった。

スタイリッシュでとてもいいデザインだ。

では、白鳥おどりを見に行ってみよう。

この時点で夜中の0時を回っていたが、駅前通りには沢山の人がいた。

駅前広場には白鳥おどりの像が建っている。

郡上八幡にあった郡上おどりの像とよく似ている。

駅前からすぐのところに白鳥おどりの会場が。

老若男女みんな踊っている。

中央には「屋形」と呼ばれる山車があり、ここで三味線などが演奏されている。

「猫の子」と表示されているのは曲のタイトルであり、白鳥おどりの曲目は「源助さん」「シッチョイ」「老坂」「八ッ坂」「猫の子」「神代」「世栄」の計7曲。

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白鳥おどりを楽しんでいたら小腹が空いてきたのでキッチンカーへ。

郡上といえばやっぱり「明宝ハム」。

この明宝フランクは食べ歩きにもちょうどいい。

噛みごたえのある食感と、素材は国産のモモ肉だけというシンプルな味も大好きだ。

再び白鳥おどりを楽しむ。

白鳥おどりは400年ほどの歴史がある伝統的な踊りで、軽快なテンポが若者からも人気らしい。

「世界最速の盆踊り」と呼ばれる曲もあって、たしかにテンポが良く楽しい。

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最後に正面から踊り会場と白鳥の街並みをパシャリ。

白鳥の街並みもとてもいい感じなので昼間にも来てみたいと思った。

郡上おどり

白鳥町から車で約30分、そのまま「郡上おどり」の会場である郡上八幡へ。

中心部から離れた駐車場に停めて歩いていく。

既に夜中の2時半頃。

中心部に到着すると、屋台がズラリと並んでいた。

深夜2時半とは思えないほど賑わっている。

郡上おどりの会場である新町通へ。

お~すごい賑わいだ。

白鳥おどりは駅前の一部分だけだったが、郡上おどりは街全体が踊り会場になっておりすごい。

そしてみんなシンクロして動くので迫力がすごい。

その様子は動画を見てもらえばよく分かるだろう。

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郡上おどりの曲目は、「古調かわさき」「かわさき」「三百」「春駒」「ヤッチク」「げんげんばらばら」「猫の子」「甚句」「さわぎ」「まつさか」の10種類。

そのすべてが国の重要無形民俗文化財の指定を受けている。

ここで流れ出したのが、郡上おどりの曲目の中でも一番アガるナンバーである「春駒」。

生演奏&生歌で盛り上がりが凄かった。

気づいたらいつの間にか振り付けも覚え、体が勝手に動いていた。

誰でも輪の中に入って踊れるのでとても楽しい。

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そして踊る人たちの下駄の音がカコンカコンとすごい響き渡っていて綺麗だった。

是非一度は現地で体験してみてほしい。

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食品サンプルを楽しむ

次はもう一つの郡上八幡の名物である「食品サンプル」を紹介。

郡上八幡食品サンプル発明者の生まれ故郷らしく、郡上八幡博覧館にも食品サンプルが展示されていた。

食品サンプル

ハンバーグやフライものの食品サンプルはよく見るが、海鮮丼の食品サンプルを見たのは初めてかもしれない。

ハンバーグやフライものや海鮮丼など

こちらは肉やオムライス。

先程の食品サンプルよりクオリティが高く感じた。

肉やオムライス

天ぷらとうなぎ。

飾ってあった食品サンプルの中でも特にクオリティが高く感じた。

中でもうなぎは本当に美味しそう。

天ぷらとうなぎ
サンプルビレッジいわさき

お次は食品サンプルの専門店である「サンプルビレッジいわさき」へ。

さすが専門店。食品サンプルの品揃えがすごい。

バリエーション豊富

まるでバイキング状態。

お菓子の家や巻き寿司、鍋焼きうどんなどどれもとてもクオリティが高い。

お菓子の家や巻き寿司

鳥の丸焼きやステーキなど、一瞬本物かと思う。

様々な料理

この唐揚げもめちゃくちゃジューシーで美味しそうだった。

ビールの食品サンプルもある。

唐揚げ

素晴らしいサシが入った霜降り牛の食品サンプルもある。

見ているだけでもとても楽しいが、購入もできる。

霜降り牛

そしてなんと食品サンプルを自分で作ることもできる。

せっかくなので体験してみた。

食品サンプルを自作

こちらが完成した自作の食品サンプル寿司セット。

なかなか美味しそうに作れたのではないだろうか。

タコの色付けが難しかったけどとても面白かった。

作った食品サンプル

郡上グルメを楽しむ

最後は郡上八幡グルメを紹介。

泉坂

まずは外観からしてとても良い感じの「泉坂」さんへ。

泉坂

中もいい感じだ。

内装

壁にはたくさんのサインが飾られていた。

サインがたくさん

とりあえずビールを注文。

お通しには枝豆でなくさやえんどうが出てきた。

皮ごと食べられてとてもいい食感で美味しい。

ビールとさやえんどう

「郡上焼き」というメニューがあったので注文してみた。

よくあるお好み焼きとはぜんぜん違うビジュアル。

郡上焼き

ペラペラの餃子みたいな生地なのに不思議なほど美味しい。

ソースは練り込まれているようで、そのまま食べることができる。

素朴な感じで、中のほうはモッチリ、外の方はカリッとしていてとても美味しかった。

美味しい

お次は岐阜県の名物である「漬物ステーキ」を注文。

様々な漬物が陶板の上に載っている。

漬物ステーキ

これを熱して溶き卵を流し入れていただく。

うん。正直そのまま漬物で食べればいいかなと思った。

漬物ステーキ完成
郡上豚骨ラーメン カンミナ

締めはラーメン。

やなか水のこみちの近くにある「カンミナ」では「郡上豚骨ラーメン」を食べることができる。

郡上豚骨ラーメン カンミナ

もちろん郡上豚骨ラーメンを注文。

見た目は美味しそうな豚骨ラーメン。

郡上豚骨ラーメン

そのままでももちろん美味しいが、真ん中の辛味噌を溶かしてピリ辛にして食べるのがとても美味しい。

麺はハリガネで。

麺リフト

飲んだあとでもスルッとお腹に入っていき、すぐに替玉を注文。

替玉にはネギと、スープが薄くならないようタレもかかっているのが嬉しい。

替玉

ここでは下呂や郡上周辺の名物である「鶏ちゃん」も食べることができる。

味噌味のタレに漬け込んだ鶏肉をキャベツなどと一緒に焼いて食べる郷土料理だ。

お腹が空いているときは、郡上豚骨ラーメンに鶏ちゃんとライスがセットになった「カンミナセット」が最適だ。

鶏ちゃん
吉田屋

最後に紹介するのは「吉田屋」。

郡上八幡で泊まった宿だ。

吉田屋

見た目通り落ち着いた良い感じの宿である。

ロビー

部屋は普通だが、これで十分

朝食付きにしたので朝が楽しみ。

部屋

起きて朝食会場へ。

入口にはさくらももこ先生の色紙があった。

ここに泊まったことがあるらしい。

さくらももこさんの色紙

この朝食会場は、日中はうなぎ料理店として営業しているらしい。

天井やライトがとても凝っていて素晴らしい。

朝食会場

うなぎはこの井戸から汲み上げた水で立てているらしい。

「立てる」とは、清涼な水でうなぎの体内に残っている匂いを排出させることらしい。

井戸

お待ちかねの朝食。

どの小鉢もとても美味しく、何杯でもご飯が食べられる。

朝食

やはりこの辺の朝といえば「朴葉味噌」。

これが大好きで、これがあれば何杯でもご飯を食べれる。

結局お櫃のご飯も一人でまるっと平らげてしまった。

朴葉味噌

食後はロビーでコーヒー。

窓の外には手入れされた庭があり、眺めながらコーヒーを飲むのは最高だった。

とてもいい宿だったのでまた利用したい。

今度はうなぎ料理も食べたいなと思った。

コーヒー

 

以上、今回は郡上八幡の二大名物である「郡上おどり」と「食品サンプル」、それと郡上グルメを紹介しました。

観光も楽しめ食べ物も美味しく、自分が住んでいる福井からもすぐ行けるとてもお気に入りの地域です。

 

 

 

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