2022年05月07日
ビルボード誌５月８日号（1943年）ヒット・チャート
1943年’アメリカ・立夏の’ヒット・パレード、
ビルボード誌１９４３年５月８日
更には世界的なパンデミックの猛威、
人間社会：また蛮行や惨況絶えず・・、
荒みが止まない自然界と人心・・、
切に大宇宙レベルの調和と安寧を祈念します。
ネコ親爺・ミケ君のスウィングバンド鹿馬＆
マイ（グレン）・ミラー・マニアの
カレンダー絡み、宜しかったらお付き合いを＾＾
この号の音楽欄、ｐ１２に大きなヘッドライン：
「ジェイムスかドーシー、どっちに行く？ -
ファンに決心を促すデカデカ広告合戦」
・ジェイムスとロクシ―劇場のジミー・ドーシーの舞台興行が’激突’
”どちらにしようかナ？・・”迷うファンを呼び込む広告合戦。
グレン・ミラーが合衆国陸軍に志願入隊し、民間人バンド・ビジネス
から離れて８ケ月近くなった１９４３年の５月初旬 - バンド合戦は
概ねハリー・ジェイムスとトミー／ジミーの両ドーシー；そして
ソロ／グループ様々、ヴォーカルが段々優勢になり始めてた・・
また、ある映画の公開が元でかなりの旧盤が再生・大ヒット！
１９４３年５月８日号の全米ヒット・チャート：
グレン・ミラーの"That Old Black Magic"が前週の
３位から２位に上昇（５月２０日の週には首位に）
このトップ１０ - バンドによるインストルメンタル曲
としては４位：ハリーの"Velvet Moon"だけですワ。
"Don't Get Around Much Anymore"がこの頃流行ってますネぇ・・
映画：「カサブランカ」公開で用いられた"As Time Goes By"で
１９３０年代初期のレコーディングがリヴァイヴァル・ヒット！
同じく映画絡み、１９４０年のブロードウェイ・ミュージカル
を基にしたＭＧＭの"Cabin in the Sky"の中の１曲：
"Taking A Chance On Love" - ヘレン・フォレストさんの
ヴォーカルをフィーチュアのベニー・グッドマンのコレは
１９４０年１１月２９日のステュディオ・レコーディング。
バンドによるインストルメンタル・ヒッツ云うと・・、
’前年同期’っていう感じで「１９４２年」を思い浮かべると、
グレンの"A String of Pearls"やベニーの"Jersey Bounce"；
ハリーの"Sleepy Lagoon"なんかがポンっと浮かんで来ます。
やっぱり、１９４３年にもなるとヴォーカルもの優勢ですワ。
御試聴、コンナのどうでしょ：
I've Heard That Song Before：Harry James
That Old Black Magic：GLENN MILLER
Brazil：Xavier Cugat
Velvet Moon：Harry James
Murder, He Says：Dinah Shore
Don't Get Around Much Anymore：Ink Spots
As Time Goes By：Rudy Vallee
As Time Goes By：Jacques Renard
Don't Get Around Much Anymore：Glen Gray
Taking A Chance On Love：Benny Goodman
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