ぷろまねさん家の家計簿ブログ

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プロマネ職40代会社員の長期 家計管理と資産形成の記録です。子供3人5人家族の家計と日常における 気づきや、思ったこと、考えたこと残します。

専業主婦がiDeCoに加入するメリットは?特定口座よりいくらお得か出してみた。

子供3人5人家族の家計管理(と雑記)ブログを運営している”ぷろまね”です。
本稿は家計管理 考えと取り組みになります。今回は専業主婦(夫)がiDeCoに加入したときのお得さを計算してみました。

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注:記事内の結果については、検証されていません。ただの読み物であること、予めご了承ください。

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専業主婦(夫)のiDeCoってホントにお得なの?素朴な疑問。


ぷ:( ゚Д゚)ぷろまねさん家の家計簿ブログへようこそ

今回は、所得を持たない専業主婦(夫)のiDeCo加入について、

iDeCoのメリットである、掛け金の全額所得控除がない条件で、

実際どのくらいメリットがあるのか?を計算で出してみたので紹介します。

ぷ:( ゚Д゚)よろしくです。

・・・


毎年、年末に向けて行われる。サラリーマン世帯の恒例行事

年末調整

サラリーマンでiDeCoに加入されている方は同然、年金機構から送られる

掛け金の証明書を持参し、所得控除の手続きをしますが、

専業主婦(夫)はそれはしない・・・

なぜなら、控除される所得がそもそも0円だからです。

ぷ:( ゚Д゚)ですよね。

それでも、

iDeCoに入っていれば、60歳以降に運用額を受け取る(給付)際には、

退職所得控除を受けられる

ということで、

ぷ:( ゚Д゚)税金的にお得なんだよね・・たぶん💦

と思い、

我が家では、専業主婦(ときどきパート)の奥さんが、iDeCoに加入しています。


で、この間、そんなことを、Twitterで呟いたんですが、

それに対して、こんな質問が寄せられました。

Twitterで日ごろより仲良くさせて頂いている。”くりぼーさん”です。いつも美味しいお食事の写真を載せてくれてますし、ブログでは
優雅だけど、しっかりお得なお買い物情報やお宿の情報を提供してくれています。

ぷ:( ゚Д゚)うーん。今日も雅ですな~

とか思ってます。マンションも持ってるし・・スゴイ。

あ、紹介が長くなりましたが、こんなリプをもらったんだよね。

ブログ>>くりぼうログ | のんびり主婦のライフハック

それで、

掛け金の全額所得控除は受けられないけど、

給付を受ける時に退職所得控除を受けられるから、

通常の特定口座で運用するよりも

ぷ:( ゚Д゚)お得なんでないですかね。税金的に・・

ということを、返答したんですけど、

後でよくよく考えてみたら・・

ぷ:( ゚Д゚)どのくらい、お得なのか分かってねーです。。

って思いました。


我が家の場合は漠然と、

つみたてNISA > iDeCo > 特定口座

の順に、積み立て投資の運用メリットがあるのかなと思ってましたが、

特に、専業主婦の筆者の奥さんにとって、iDeCoと特定口座で比較した場合、

果たして、どのくらい、iDeCoがお得なのか。

ぷ:( ゚Д゚)気になってしまったです。


なので、今回は、iDeCoの特定口座の運用に対するお得度を出してみて、

その結果を本記事で紹介しようと思いました。

ではでは・・

専業主婦(夫)のiDeCo加入はどれだけお得なのか計算してみる


さて、それではこれから、所得を持たない専業主婦(夫)のiDeCo加入が、特定口座での運用よりも、どれだけお得かを計算して出していこうと思いますけども、

当然、前提条件が必要となりますので、最初にそれを書いちゃいます。こちら。

◇”iDeCo運用お得さ計算”の前提条件

  1. 毎年の投入資金は27.6万円とする(年金3号者の最大掛け金2.3万円/月より)
  2. 運用は年利回り5%の株式インデックス商品で行うこととする
  3. お得さは、特定口座での運用との比較で評価する
  4. iDeCo給付の形態は、一時金(一括受け取り)とする
  5. 適用する課税の種類は、金融所得への課税、所得税、住民税の3つに限定する(計算の簡便化のため)
  6. 口座開設、口座維持、入金手数料など運用における諸所の費用は考慮しない(計算の簡便化のため)

そして、お得さの表し方は下記の様に考えます。

IDeCo運用の”お得さ”の表し方

  • 上記、前提条件に従い、特定口座、iDeCoにて運用した際の、それぞれの「受け取り額」「課税額の割合」の差分で「お得さ」を表す。

いろいろごちゃごちゃしてますが、要は

ぷ:( ゚Д゚)iDeCoで運用した額を一括で全部貰った時

ぷ:( ゚Д゚)特定口座で運用したときより

ぷ:( ゚Д゚)どれだけ沢山貰えるの?って話です

では行きましょう。以下の順に紹介していきます

◇お品書き

  1. 運用年数と運用額、積み立て元本を出してみる
  2. 課税所得額を出してみる(特定口座、iDeCo
  3. 課税額を出してみる(特定口座、iDeCo
  4. iDeCoのお得さを出してみる

ぷ:( ゚Д゚)よろしくです。

1.運用年数と運用額、積み立て元本を出してみる


では、最初に、お得さの計算の比較前提となる。運用額について紹介します。

運用は年利回り5%の株式インデックスへ毎年27.6万円を積み立て投資したと考えます。
(この額は、専業主婦(夫)の方(国民年金3号被保険者)がiDeCoに掛けることのできる、上限額:月額2万3,000円 から出てきてます。)

その時の、運用期間と運用額、積み立て元本を出してみます。こちら。

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運用期間と運用額、投資元本の関係

◇運用額と積み立て元本

  • 10年間運用で、運用額365万円、積み立て元本276万円
  • 20年間運用で、運用額958万円、積み立て元本552万円
  • 30年間運用で、運用額1,925万円、積み立て元本828万円
  • 40年間運用で、運用額3,501万円、積み立て元本1,104万円

となりました。

ぷ:( ゚Д゚)運用それ自体は、特定口座、iDeCoで差はありません。

ぷ:( ゚Д゚)同じ商品で運用した場合を想定してます。

で、この運用額を基本として、

次より、特定口座、iDeCoにおける課税計算を順におこなっていきます。

では、

2.課税所得額を出してみる(特定口座、iDeCo


では次、課税所得額についてです。

まず、課税所得額とは何でしょうか?・・簡単にいうと

「課税対象となる額」

のことです。これが、iDeCo、特定口座の両方分かってないと、

運用額と引き落とした際の課税額(税金)が分からないのです。

なので、最初にこの額を知りたいというわけ。

で、この額は、特定口座とiDeCoで異なりますので、

それぞれ見ていきましょう。

2-1.特定口座における課税所得を出してみる


それでは、特定口座で運用を行った場合の課税所得(課税対象となる額)を見てみます。

こちらは、投資をされている方は当然ご存じだと思います。

運用額に対する課税は、運用益に対して行われますね。

なので、特定口座での課税所得は、運用益だと言えるわけです。

下図のマーキングされた部分、これが課税所得です。

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特定口座の運用における課税所得部

そして、上図の課税所得のみを抽出したグラフは下の様になります。

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特定口座 運用期間と課税所得の関係

◇特別口座における、運用期間と課税所得

  • 10年間運用で、運用額365万円、課税所得89万円
  • 20年間運用で、運用額958万円、課税所得406万円
  • 30年間運用で、運用額1,925万円、課税所得1,097万円
  • 40年間運用で、運用額3,501万円、課税所得2,397万円

の結果となりました。

ぷ:( ゚Д゚)運用益が増えるほど課税されます。


ぷ:( ゚Д゚)売却した運用資産は金融所得として、運用益(=売却益)に課税されるというわけですね


2-2.iDeCoにおける課税所得を出してみる


では、次にiDeCoの課税所得です。

iDeCoの場合は受け取り金は退職所得に該当しますので、

特定口座と課税所得の出し方が異なるわけです。

これが、結構面倒な計算でして、iDeCoの課税所得は

課税所得=(運用額 - 退職所得控除額)×1/2

となります*1

ぷ:( ゚Д゚)う・・めんどくさ💦

そうですね。。でも、仕方ないです。

さて、上の式 退職所得控除額 って新しい言葉が出てきましたね。

これが、計算できないと、課税所得も出せないのです。。残念。

という訳で、退職所得控除額の計算はこういう感じで行われます。

ぷ:( ゚Д゚)書き出すの大変だから図にしました。

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退職所得控除額の計算方法

 

ぷ:( ゚Д゚)まぁ、こんな風に、iDeCoの加入期間(=運用期間)によって退職所得控除額は決まるわけです。

というわけで、纏めますと、

iDeCoの課税所得は

運用額から、退職所得控除額を引いて、さらにその額の半分

ってことになるわけです。

奥さん:( ゚Д゚)もうわからん。。

そういう方の為に、図に起こしました。
結局この図のマーキングの分がiDeCoの課税所得になるわけです。

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iDeCoの運用における課税所得部

そして、上図の課税所得のみを抽出したグラフは下のようになります。

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iDeCo 運用期間と課税所得の関係

iDeCoにおける、運用期間と課税所得

  • 10年間運用で、運用額365万円、課税所得0万円
  • 20年間運用で、運用額958万円、課税所得79万円
  • 30年間運用で、運用額1,925万円、課税所得213万円
  • 40年間運用で、運用額3,501万円、課税所得650万円

の結果となりました。

奥さん:( ゚Д゚)特定口座よりも、税金かかる額めっちゃ少ないやん♪

奥さん:( ゚Д゚)iDeCoの方がいいじゃない♪

ぷ:( ゚Д゚)そうだよね。

ぷ:( ゚Д゚)・・まぁ、続きみてみましょ。

3.課税額を出してみる(特定口座、iDeCo


じゃあ、次は、課税額を出してみましょう。課税額とは?というとこれ正に、

課税額とは

あなたが支払わなくちゃならない、税金の額です。

ぷ:( ゚Д゚)やっと、この額が出るわけね。

奥さん:( ゚Д゚)当然、iDeCoはこの額が少ないことを期待してんだよね。

ぷ:( ゚Д゚)そうですね(どうなることやら)💦

・・・
では、課税額の基本的な考え方について覚えときましょう。

大事なこと:課税額は「課税所得」に「税率」を掛けて出します。


ということです。式で言うとこういうことです。

課税額 = 課税所得 × 各種税率

です。覚えました?

奥さん:( ゚Д゚)さっきまでのめんどくさい計算で出したのが課税所得でしょ。

奥さん:( ゚Д゚)それの何%かが、税金ってことでいい?

ぷ:( ゚Д゚)そっす。

奥さん:( ゚Д゚)とりあえず。りょ。

ぷ:( ゚Д゚)OK!じゃあいきますね。特定口座とiDeCo それぞれ紹介します。

3-1.特定口座における課税額を出してみる


それでは、最初に特定口座で運用した際の課税額を出してみましょう。

そのためにまず、前述した、特定口座の運用期間と課税所得のグラフを出してみることにします。

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特定口座 運用期間と課税所得の関係(既出)

この、課税所得に税率がかかるわけですが、特定口座での運用における税率は、

2021年現在において、税率20%です。

そのため、現在、特定口座における運用期間と課税額(課税所得×0.2)の関係は、下の様なグラフなるわけです。

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特定口座 運用期間と課税額の関係

◇特別口座における、運用期間と課税額

  • 10年間運用で、運用額365万円、課税額18万円
  • 20年間運用で、運用額958万円、課税額81万円
  • 30年間運用で、運用額1,925万円、課税額219万円
  • 40年間運用で、運用額3,501万円、課税額479万円

の結果となりました。

奥さん:( ゚Д゚)これが、特定口座で運用した場合の税金なのね。

ぷ:( ゚Д゚)そう思っていいよ。で、運用額に占める課税額の割合も増えてってる。

ぷ:( ゚Д゚)そのグラフも書いてみます。

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特定口座 運用期間と運用額に占める課税額の割合の関係

◇特別口座における、運用期間と課税額割合

  • 10年間運用で、課税額割合(課税額/運用額)4.9%
  • 20年間運用で、課税額割合(課税額/運用額)8.5%
  • 30年間運用で、課税額割合(課税額/運用額)11.4%
  • 40年間運用で、課税額割合(課税額/運用額)13.7%

の結果となりました。

ぷ:( ゚Д゚)だんだんと税率20%に近づいていくんだよね。


3-2.iDeCoにおける課税額を出してみる


では、続いて、iDeCoで運用した際の課税額を出してみましょう。

こちらについても、前述した、IDeCo運用における運用期間と課税所得のグラフを出してみることにします。

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iDeCo 運用期間と課税所得の関係(既出)

この課税所得に対して、

課税額が、課税所得 × 税率 で計算されるのは、特定口座と同じなんですけど、

iDeCoの場合は、運用額が退職所得扱いとなるため、

課税所得にかかる税は

所得税」と「住民税」なんですね。

ぷ:( ゚Д゚)で、それを合わせたのが、課税額(税金)なわけ。

この内、

住民税は、iDeCoの課税所得に対し一律 10% の税率

なので簡単なのですが、

所得税累進課税制度を採るので、

課税所得の大きさによって課税額(税金の額)が変わっていくんです。

というわけで、iDeCoの課税額を出すために、まず、所得税の税額の計算方法を確認します。

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所得税の計算式

ぷ:( ゚Д゚)まぁ、こんな風に、iDeCoの課税所得によって所得税は決まるわけです。

奥さん:( ゚Д゚)・・ムズイ・・わからんから。。

奥さん:( ゚Д゚)イメージでお願い。


・・というわけで、iDeCo運用の運用期間と課税額(所得税+住民税)の関係は次のようなグラフになるわけです。

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iDeCo 運用期間と課税額の関係

iDeCoにおける、運用期間と課税額(所得税+住民税)

  • 10年間運用で、運用額365万円、課税額0万円
  • 20年間運用で、運用額958万円、課税額12万円
  • 30年間運用で、運用額1,925万円、課税額33万円
  • 40年間運用で、運用額3,501万円、課税額152万円

の結果となりました。

奥さん:( ゚Д゚)途中よく分かんなくなったけど。結局iDeCoの税金も出てきた。

奥さん:( ゚Д゚)特定口座で運用するより、税金安い!!Yes!

ぷ:( ゚Д゚)それはよかったね。。

ぷ:( ゚Д゚)じゃあ、運用額に対する課税の割合(課税額/運用額)もグラフ化します

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iDeCo 運用期間と運用額に占める課税額の割合の関係

iDeCoにおける、運用期間と課税額割合

  • 10年間運用で、課税額割合(課税額/運用額)0%
  • 20年間運用で、課税額割合(課税額/運用額)1.2%
  • 30年間運用で、課税額割合(課税額/運用額)1.7%
  • 40年間運用で、課税額割合(課税額/運用額)4.4%

の結果となりました。

ぷ:( ゚Д゚)運用期間20年~30年で、課税割合が低く抑えられています。

ぷ:( ゚Д゚)そのあたりの課税所得で所得税が低く抑えられているからです。

奥さん:( ゚Д゚)やっぱり、特定口座より税金安いってことよね。

4.iDeCoのお得さを出してみる


それでは、ここまでで、特定口座とiDeCoでの運用における。受け取り時の課税額(=税金)を出しましたので、

ここから、iDeCoが特定口座に対しどのくらいお得かを出してみます。

ぷ:( ゚Д゚)ではどうぞ!

奥さん:( ゚Д゚)ホントは、この結果だけで、いいんですけどね。

4-1.課税額を比較する


お得度確認その1.課税額取額の比較です。

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特定口座とiDeCo 運用期間と課税額差額の関係

◇運用期間と課税額差額(特定口座ーiDeCo

  • 10年間運用で、課税額差分(特定口座ーiDeCo)18万円
  • 20年間運用で、課税額差分(特定口座ーiDeCo)69万円
  • 30年間運用で、課税額差分(特定口座ーiDeCo)187万円
  • 40年間運用で、課税額差分(特定口座ーiDeCo)327万円

の結果となりました。

ぷ:( ゚Д゚)この税金の差が、直接のお得度ですね。iDeCoの税制優遇の結果です。

ぷ:( ゚Д゚)この額を大きいと見るか、小さいと見るか。てとこかな。

4-2.税引き後受取り額を比較する


では、お得度確認その2.税引き後受取額の比較です。

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特定口座とiDeCo 運用期間と税引き後受け取り額の関係

◇運用期間と税引き後受取り額の比較(iDeCo、特別口座)

  • 10年間運用で、税引き後受取り額 iDeCo 365万円、特定口座 347万円
  • 20年間運用で、税引き後受取り額 iDeCo 946万円、特定口座 877万円
  • 30年間運用で、税引き後受取り額 iDeCo 1,893万円、特定口座 1,706万円
  • 40年間運用で、税引き後受取り額 iDeCo 3,348万円、特定口座 3,021万円

の結果となりました。

ぷ:( ゚Д゚)受け取り額の差は、課税額(税金)の差というわけですね。

ぷ:( ゚Д゚)運用期間が長い方が、差も大きく、iDeCoがお得さアップといえそうです。

4-3.課税額割合を比較する


最後に、お得度確認その3.運用額に対する課税額の割合の比較です。

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特定口座とiDeCo 運用期間と課税割合差分の関係

◇運用期間と課税割合差分(特定口座ーiDeCo

  • 10年間運用で、課税割合差分(特定口座ーiDeCo)4.9%
  • 20年間運用で、課税割合差分(特定口座ーiDeCo)7.2%
  • 30年間運用で、課税割合差分(特定口座ーiDeCo)9.7%
  • 40年間運用で、課税割合差分(特定口座ーiDeCo)9.3%

の結果となりました。

ぷ:( ゚Д゚)課税率(運用額に占める税金の割合)もiDeCoが有利ですね。

ぷ:( ゚Д゚)運用期間30年~35年にピークがあり、運用額の10%程度の税金分、特定口座よりiDeCoがお得になります。

ぷ:( ゚Д゚)大体25歳~30歳でiDeCoを始めるのが、一番お得ってことなんですね。


ぷ:( ゚Д゚)ま、あくまで、計算上のはなしですけどね。。

以上、iDeCo運用のお得度結果でした。

まとめ


今回は、専業主婦(夫)がiDeCoをやったら、特定口座での運用より

どのくらいお得なの?

ということで、

年間27.6万円の積み立て投資を、年5%利回りの株式インデックス運用で行った場合の、

特定口座での運用との比較を行い、お得度を出してみました。

ぷ:( ゚Д゚)結果はこちら

◇課税額(給付、売却時に掛かる税金)については

  • 10年間運用で、18万円 iDeCoが特定口座より少ない(節税) 
  • 20年間運用で、69万円 iDeCoが特定口座より少ない (節税) 
  • 30年間運用で、187万円 iDeCoが特定口座より少ない (節税) 
  • 40年間運用で、327万円 iDeCoが特定口座より少ない (節税) 

の結果となりました。

◇税引き後受取り額については

  • 10年間運用で、特定口座 347万円、iDeCo 365万円(差額18万円)
  • 20年間運用で、特定口座 877万円、iDeCo 946万円(差額69万円)
  • 30年間運用で、特定口座 1,706万円、iDeCo 1,893万円(差額187万円)
  • 40年間運用で、特定口座 3,021万円、iDeCo 3,348万円(差額327万円)

の結果となりました。

◇運用額に占める課税額(税金)の割合は

  • 10年間運用で、4.9% iDeCoが特定口座より少ない(節税) 
  • 20年間運用で、7.2% iDeCoが特定口座より少ない(節税) 
  • 30年間運用で、9.7% iDeCoが特定口座より少ない(節税)お得さピーク♪ 
  • 40年間運用で、9.3% iDeCoが特定口座より少ない(節税) 

の結果となりました。

ということで、全てのお得度観点でiDeCoが勝っているので、

確かに、特定口座での運用と比較するかぎり、iDeCoはお得であり、

さらに言えば、

運用期間が30年~35年にお得さのピークがある。

ということが言えそうですけど、

60歳まで引き落とせないのが、iDeCoなので、それに見合ったお得度かどうかは、


ぷ:( ゚Д゚)よーく考えてね。

といったところですね。


また、もう一点、これは大事だと思うので書きますが、iDeCoってその性質は、

退職金なので、必ず60歳以降、

給付されるものである。

・・ですよね。

ということは、給付のタイミングで、それまで続けていた運用について、

一度、全額利益確定しなければならないわけです。

で、今回は特定口座との比較でしたが、そもそも

特定口座は、その時、利益確定する必要がないんですよね。


要は、そのときに、税金払う必要ない。

ってことで、この比較自体がとっても、

ぷ:( ゚Д゚)ビミョー。な感じなのでした。


・・ってのはあるものの。

ま、後はどう考えるかです。

筆者としては、奥さんのiDeCoはこのままつづけて、

60歳になったら、一括給付(一時金)を受けた上で、老後の人生設計にむけた、

現金と投資の見直しを行うつもりです。

ぷ:( ゚Д゚)我が家の場合、60歳までで20年ほど運用することになります。

ぷ:( ゚Д゚)そうすっと、課税額も10~20万円程度だし、まぁ、いいかなと。

ぷ:( ゚Д゚)見直しの、いい機会にもなると思う


もしくは、

ぷ:( ゚Д゚)奥さんの誕生日プレゼントにするとか?


妄想・・・

ぷ:( ゚Д゚)定年退職おめでとう!


奥さん:( ゚Д゚)ハァ?なんの?

ぷ:( ゚Д゚)これ、プレゼント!

奥さん:( ゚Д゚)ハァ?何いってんのよ!それは最初からワタシのもんじゃ!

ぷ:(ーー;)そうですね。。

・・・妄想おわり

ぷ:(ーー;)・・・ってなりそうだな

おまけ:もし金融所得の税率が上がったら・・、税制の違いもiDeCoのメリット


以上、いかがでしたでしょうか?

ここまで、は2021年現在の金融所得税率 20% を基準に特定口座の課税額を計算してきました。

じゃあ、今後もそのままなのか?

というと、そうではないですよね。


税率は時代ともに変化する可能性があるのです。

というわけで、ここからは、おまけとして、

金融所得税率がもし30%に上がったら、iDeCoはどのくらいお得かの図を載せてみたいと思います。こちら。

◇特定口座税率が30%の時のiDeCoとのお得度比較

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特定口座とiDeCo 運用期間と課税額差額の関係

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特定口座とiDeCo 運用期間と税引き後受け取り額の関係

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特定口座とiDeCo 運用期間と課税割合差分の関係

上図まとめると、()内は税率20%時の値として、

◇課税額(給付、売却時に掛かる税金)については

  • 10年間運用で、27(18)万円 iDeCoが特定口座より少ない(節税) 
  • 20年間運用で、110(69)万円 iDeCoが特定口座より少ない (節税) 
  • 30年間運用で、296(187)万円 iDeCoが特定口座より少ない (節税) 
  • 40年間運用で、567(327)万円 iDeCoが特定口座より少ない (節税) 

 ◇税引き後受取り額については

  • 10年間運用で、特定口座 338(347)万円、iDeCo 365万円(差額27万円)
  • 20年間運用で、特定口座 836(877)万円、iDeCo 946万円(差額110万円)
  • 30年間運用で、特定口座 1,596(1,706)万円、iDeCo 1,893万円(差額296万円)
  • 40年間運用で、特定口座 2,782(3,021)万円、iDeCo 3,348万円(差額567万円)

 ◇運用額に占める課税額(税金)の割合は

  • 10年間運用で、7.3(4.9)% iDeCoが特定口座より少ない(節税) 
  • 20年間運用で、11.5(7.2)% iDeCoが特定口座より少ない(節税) 
  • 30年間運用で、15.4(9.7)% iDeCoが特定口座より少ない(節税) 
  • 40年間運用で、16.2(9.3)% iDeCoが特定口座より少ない(節税) 

の結果となりました。

ぷ:( ゚Д゚)特定口座の税率が30%になると、かなりの差になるのが分かりました。

ぷ:( ゚Д゚)・・結局、「金融所得」「所得税」「住民税」の税率次第で、

ぷ:( ゚Д゚)iDeCoのお得度が、ガラリと変わるわけです・・


ぷ:( ゚Д゚)・・・

ぷ:( ゚Д゚)ということは、

ぷ:( ゚Д゚)iDeCoって退職金としての税制度(住民税、所得税
だから、

ぷ:( ゚Д゚)金融課税(運用益への課税)とは無関係なわけですよね。


なので、言い方を変えると、

ぷ:( ゚Д゚)iDeCoは金融課税の増税リスクに対する、

ぷ:( ゚Д゚)リスクヘッジ商品である。という側面を持つのかもしれませんね。

・・確かにそれは言えそうです。

特定口座との税制度の違い自体が

iDeCoの活用におけるメリットと言えるでしょう。


ぷ:( ゚Д゚)卵を一つのカゴに盛るな。っていう

ぷ:( ゚Д゚)分散投資の格言。その、税制版ともいえます。

ぷ:( ゚Д゚)複数の税制度で、資産形成せよって感じなんだろうね。

・・以上、おまけでした。



以上です。



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*1:正しくは(収入金額(源泉徴収前の金額)-退職所得控除額)×1/2