ジレラクロノ、ソレノイド過熱対策テスト走行。

こんにちは、フクタロウです。
梅雨真っ只中というのに暑い日が続く毎日、みなさん体調はいかがでしょうか?

アホな私は39℃以上になった車庫内で、扇風機も使わず半日作業をしたせいで、
昨夜軽い熱中症になってしまいました。

単なる休日の趣味なのに、嫁さんには多大な迷惑を掛け、
いつも以上に立場の無いフクタロウです。(扇風機壊れたんだよな~。←言い訳)

そんな状態でしたが、今朝は頑張ってジレラクロノの試走に出掛けました。
(乗らない事にはブログが書けないんです。…笑)

という訳で今回の記事は、「クロノのソレノイド過熱防止対策テスト走行」です。

排気デバイスに指示を出す「排気口コントロールユニット」が故障したクロノは、


(私はこの装置を、点火時期も同時に操作するイグナイターと勘違いしてました。)
代用品として指定回転数でソレノイドへ電気を流せる装置、
「チェンジマンRPM」を取り付けました。ジレラクロノ、イグナイター代用品。

私の目論見通り、最初は上手く排気デバイスを操作出来たのですが、
ソレノイドへの電圧が高過ぎ、部品を溶かしてしまう不具合が発生します。

熱対策として、チェンジマンRPMとソレノイドの間に、
電圧を無段階で制御出来る「DCモーターガバナー」なる電子部品を取り付けました。
ジレラクロノ、ソレノイド過熱防止対策。

この装置はダイヤルを回して電圧を調整する事が出来るので、
ソレノイドに送られる電圧をテスターで確認しながら、
排気デバイスを引っ張る事の出来る最小の電圧を探せます。
(電圧が低ければ、ソレノイドの過熱も抑えられると考えたのです。)

ただこの装置は取り外しが面倒なシート下に入っているので、
走行中は調整どころか確認も出来ません。

そこで走りながら電圧確認が出来る様に、テスターを取り付けます。

まずはステーを作成します。

車庫に余っていたオートバイや自転車ハンドル用モバイルステー(?)に、
100均で買ったスマホ用ミニ三脚にアクションカメラ用ステーを噛ませます。

これに普段使っているテスターを配線させ、走行中に確認するのです。
(カッコ悪~!)

しかしこの装置は一度も使う事無く外しました。
Amazonで頼んでおいたデジタル電圧計(中華製安物商品)が届いたからです。

同時にソレノイドの表面温度を測定するデジタル温度計(熱帯魚用)と、

DCモーターガバナーの発熱を抑える小型ファンも購入しました。

取り付け位置はかなり悩みましたが、
結局テスターを取り付ける為に作ったステーを流用する事にします。

さあ試走してみましょう。(外気温は32.0度です。

最初はソレノイドが可変出来る最小電圧3.5Vで走ってみます。
(走り始めな事もあり、ソレノイド温度は38~40℃でした。
6000rpmで排気デバイスは可変し始めますが、少しもたつき遅く感じます。

そこでダイヤルを少しだけ強くし、4.6V程度の電圧量にします。
先程と同じ様に6000rpmで排気デバイスは可変しますが、
一気に可変するので気持ちいい感覚です。
(ソレノイド温度は40℃から徐々に上昇、55.5℃まで上がりました。

ただ5000~6000rpm付近で少しエンジンがもたつきます。
これは6000rpm以下に回転が落ちても、まだ排気デバイスが引っ張られた状態にあり、
4500rpmまで下がらないと電気が遮断されないからです。
(この症状はDCモーターガバナーやチェンジマンRPMの調整では解決出来ません。)

次はもう少し電圧量を上げ、5.7Vで試してみます。
さすがに電気量が増えると、
パワフルに排気デバイスを引っ張るので、アクセルとの反応がよくなります。

その代わりソレノイドの表面温度は一気に上昇し、最終的に65℃を超えました。
(この温度となると、素手で触ると熱く感じます。)
ただスピードが載って走行風が増えると温度も数度下がるので、
ダクトの様な物でソレノイドを冷やしてやれば、より効果的かもしれません。

結論としては、
DCモーターガバナーを5.7V出る位置にダイヤルする。

表面温度が65℃であれば、ソレノイドもパンクしないし、(120℃で破損?)
6000rpm以上でワインディングを短時間走るには適していそうです。

先回のブログで元整備士の方(さーちさん)からコメントを頂きました。
「通電の際に中央のプランジャーが底付きせず半端に浮いた状態では、
異常加熱して本体や配線の焼付きをよく起こしていました。」

整備書では0.5mm浮かせる様に書いてありましたが、

次回の試走では遊び無しの底付き状態で温度を計ってみます。
(ありがとうございます。)

また新潟のクロノ乗りさんからもメールを頂き、
DCモーターガバナーに「遅延タイマー」を合わせる方法を提案して貰いました。

これは電圧量で制限するのではなく、電圧量はMAXで瞬時に引っ張り、
遅延タイマーで1秒後に4Vまで電圧を低下させる方法です。
(秒数や電圧量は変えれるみたいです。)

とても興味深く、恐らく一番ソレノイドに有効な方法かと思いますが、
なんせ電子電気音痴のフクタロウなので画像入りで説明して頂いても、
まだ加工する勇気が出ません。(恥!)

モジュールはすでに購入してあるので、近々挑戦してみます。
(ありがとうございました。)

とりあえず峠を30分全開で走れるまでに修理出来ましたが、
まだまだ他にも修理加工が必要なクロノ君です。

今後も素人整備ですが、よろしくお願いします。

クロノ

Posted by フクタロウ