ヴェズレー巡礼路 南の道、(長い)2日目の話の続きです。
目次はこちらになります。
Bazochesでランチの後、相方が「途中にあった教会をじっくり見たい」と。
私は渋々
昨日は、宿泊先にメッセージを残しただけだったので、17時前になっても着いてなかったら、相方がジット(宿)に電話するのを条件に、教会に行くと同意。(たまに、ジットは17時までに着かないとキャンセルとみなすことがあります。)
相方が、Vauban(ヴォーバン)ってこの辺りの人だったんだー、知らなかったーと眺めています。そういえば、レストランにもこの人の名前がついてたな。。
実はレストランは巡礼路から少し外れていたので、教会を出てガイドブックを見ながら道標を探します。
車道を渡って、草の歩道に入って行きます。
Château de Bazochesが遠くに見えて、こんな建物なんだーと思う二人。
丘を登ります。
双眼鏡でのぞくと、遠くにヴェズレーが見えました
Chapelle St-Rochです。閉まってます。
St-Rochは、足の問題も解決してくれるセイントだと私は勝手に解釈。巡礼路のあちこちにいます。
この後、いったん森を抜けたところで、犬を連れた軽装のカップルが反対方向に歩いていて、Bazochesってこっち?と聞かれました。
地図を持たずに歩くと、いろんな小道があるし、木々やらに巡礼路のマークはありますが、道迷いになりそうです(逆歩しても、道標見えるのだろうか?)。この道ですれ違ったのはこのご夫婦だけですから、迷っても誰にも道順は聞けません。
ゆるい下りになります。
風景、緑と刈り取った後のパッチワークが具合がいいなーと思います。
雨が降らなくて、土の道がカラカラに乾いていました。
Neuffontaines(ヌフフォンテン)手前で、16時半。ジットに電話します。
Neuffontainesを通過して、今度は登りです。
青空になって、暑いですが、風景がきれい。
遠くに見えるのが、mont sabotで、上にchapelle st-pierreがあります。
相方がすごく行きたがったけれど、時間と体力を考えて、却下
失敗写真しかないので載せませんが、丘を登りきって見渡した景色が、空を飛んでるみたいで、今回の歩き旅で最高でした
これは、croix de mont vieilleかな? この後、集落を通過。
車で通り過ぎたおじいちゃんに再会し、道標の右折がわかりにくい箇所で、道を教えてくれました、メルシー。
今夜泊まるLe Cheminの前、1kmちょっとの間に、233m地点から310mまで登ります。
少し急な坂になりました。
カミーノ ・フランセス、サンジャンからピレネーを登るとき、もっと急なんだろうなと想像しながら歩きました。いつか行きたいな。
振り返ったところ
向こうにLe Cheminの集落が見えてきました。
ガイド本、ミャムミャムドドは、巡礼路はきちんと地図に書いてあるけれど、街や集落内の地図が略されていることがよくあります。
今晩のジット(宿)、Esprit du cheminは、道標を立ててくれてるので、わかりやすかった。
ジットが見えてきました!
18時頃到着。
https://www.espritduchemin.org/fr/gite/gite
朝晩のごはんもついています。コロナ禍の今は、完全予約制です。
写真はいまいちですが、とてもきれいなジットです。
Bazochesの宿兼レストラン、Le Relais Vaubanの人が、Esprit du cheminの人はとても優しいよ、ジットの人によろしく伝えてと言っていたので、お伝えします。
シーツとタオルは、宿が用意してくれます(寝袋は禁止)。
夜使うもの以外は、ザックにいれて下の階に置いたままにします。
これは、ジットを経営しているオランダ人ご夫婦が、サンジャンでジットをしていたときに、ベッドバグに悩まされたため、こういったルールにしたそうです。
どんなに掃除してても、ザックなどに付いてたら、入ってくるものね・・・
あと、このジットは、寄付制です。
お金は手渡しではなく、好きな時に、箱の中にお金を入れます。今、巡礼者も少ないだろうし、二人で85ユーロ入れました。金額の目安は、ジットのサイトに書いてあります。
他のお客さんは、3回に分けて歩いて、サンティアゴまで目指している70代の女性だけでした。彼女はフランス語は少ししか話せません。ジット主・オランダ人ご夫婦は5カ国語を話すし(うちドイツ語)、相方も英語より先にドイツ語を勉強したので、四人はドイツ語で話してました(やるな!)。
シャワーを浴びて、19時から夕食です(どのジットも19時)。
英語で、みんな自己紹介と歩いてる理由を説明します(苦手)。
ごはんはおいしかったです!
私が唯一知っているオランダ語、「レッカー」(最後のカーは英語のRで舌を巻いた感じ)を披露。通じた! しかも、ドイツ語も、おいしいは「レッカー」で通じるらしいです。オランダ語の場合は、「レッカー」は、食べ物以外にも使えるようです、 goodあたりの意味かな。
オランダ人の奥さまが、パリに行ったら、モンマルトルのsacré-coeurに泊まるのを勧めていました(お祈りをする人のために有料で受け入れてるそうです、これかな)。あと、ご夫婦は、ヴェズレーを大きく一周するコースを推進しています。140kmあるみたいですが、他のコースも書いてあるので、あとで見ようと思います。
明日は最終日!
実は、おおらか相方さえ、ハラハラしたことがありました。