赤目四十八滝へ - ナラネコ日記

赤目に

　今日は日曜日。明日が祝日なので、かなりゆったりした気分である。ふと思い立って赤目四十八滝に行くことにした。奈良からは行き方はいくつかあるが、５０㏄バイクなので交通量の激しい道は避け、名阪国道横の側道をずっと上り、やまなみロードに出て、そこから山の中の道を抜けるというルートをとった。

ちょっとひと休み

　赤目に行くには、宇陀川を越えていくのだが、川のほとりで景色のいいところがあったので、バイクを止めて少し散策する。こういうとき、原付は融通が利くので便利だ。あまり見ない花が咲いていた。野の花だが、名前が分からない。後で調べると、ピンクの花は野鶏頭（のげいとう）らしい。橙色の方はオシロイバナのようだが、こんな色もあるのだろうか。

f:id:naraneko:20210919180823j:plain — **この花の名は？**

　イタチが歩いていた。珍しい動物ではないが、たいてい道を走り抜けていくので、写真に撮ることはできない。このイタチはトコトコ歩いて少し立ち止まっていた。田舎のイタチはのんびりしているのか。

f:id:naraneko:20210919182001j:plain — **歩いていたイタチ**

　田んぼを見るとすっかり稲は色づき、稲刈りが終わっている田もあった。のどかな感じである。彼岸花がいたる所に咲いていた。

f:id:naraneko:20210919182348j:plain — **手前の田は稲刈りが済んでいる**

赤目四十八滝

　散策も終え、いよいよ赤目四十八滝に向かう。かなり以前に来たことがあるのだが、それほど人が多い印象はなかった。ところが今日は連休中ということもあるのか、かなりの人出であった。ここはその名の通り、数多くの滝がある渓谷が４㎞にわたって続く自然美で知られており、オオサンショウウオの生息地としても有名である。また、この地は忍者修行の里としても知られているようで、忍者体験もできるようであった。

f:id:naraneko:20210919185229j:plain — **忍者体験の看板**

　ニホンサンショウウオセンターという施設があり、ここでは生きたオオサンショウウオを見ることができる。オオサンショウウオは、特別天然記念物なので大事に飼われているが、見ていて別段おもしろい生き物でもない。ここが四十八滝のコースの入口にもなっており、入山料は施設の入場も含めて５００円。

入山して

　さて、入山したのだが、かなり起伏の激しいコースでいちばん奥まで行くと１時間半かかるとのこと。往復で３時間というわけで、途中の百畳岩というところまで行って引き返してきた。それでも往復２時間近くは歩いていた。途中の自然の景観はさすがにすばらしかった。写真は結構撮ったのだが、滝を静止画像で撮ると、水の動きと音という要素がなくなるので魅力は伝え難い。一枚だけ紹介。