ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

明神山に登ってきた

白い山茶花

 12月最初の休日。11月の終わりに1℃くらいまで冷え込んだ日があって、一気に真冬かと思ったが、今朝は冷え込みはきつくない。休日なので朝食後、7時頃からゆっくりと散歩した。10日ほど前にも紹介した白い山茶花は満開となった。桜などは一つの木の花がほぼ同時に咲き同時に散るが、山茶花は同じ木でも花の咲く時期にかなり差があり、とっくに散ってしまっている花もあればまだつぼみの残っているという具合でおもしろい。

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満開の山茶花

堀のカモはカルガモではなくヒドリガモだった!

 堀端の道を歩いていると、相変わらずカルガモが堀を占拠するように泳いでいる。しかりよく見ると、下の写真のように羽の色にかなり違いがある。今まであまり気づかなかったのがおかしいくらいだ。歩きながらいくつか仮説を立ててみる。「雌雄の違い」「これくらいの違いは個体差としてある」等考えてみたが、分からない。

 家に帰ってさっそくネットで調べてみた。なんと、これはカルガモでなく、ヒドリガモというカモだった。上がオス、下がメスである。今までカルガモだと思い、ブログにもそう書いていたのだが、ヒドリガモなのだ。渡り鳥だが日本には普通にいる鳥らしい。この年になって知識が一つ増えた。

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堀にいたのはヒドリガモだった

明神山に登ってきた

 今日は天気がよさそうなので、眺めのよいところに行こうというわけで、明神山に登ることにした。明神山は奈良県の王寺町にある山で、標高は273mと高くないが山頂からの眺めがよく、天気が良ければ明石海峡大橋まで見渡せるという。ななり前に登ったことがあるが、その時は天候の関係で明石海峡大橋は見えなかった。

 ふもとにある駐車場にバイクを置き、そこから歩く。シンプルで分かりやすい案内図が掲示されている。山頂には水神社があり、大通りから登山道に入るところには大きな鳥居が立っている。

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駐車場にあった案内図

 山道は舗装されて整備がいきとどいている。200mごとに後どれだけ歩いたら山頂かという標識が立っている。「猪出没注意」の看板が立っていたが、なかなか迫力ある絵である。こんなところにも猪がでるのだろうか。

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迫力ある看板

山頂からの眺め

 朝から気温はあまり上がらず肌寒い気候だったが、山道を登る分にはちょうどよかった。晴れた土曜日とあって、人はそこそこ来ていた。山頂はたいへんよく整備されており、四方が見渡せるように展望デッキが作られ、景観の場所を示すパネル(写真に地名や山の名前を記載したもの)も丁寧に作られていた。下の写真は展望デッキに作られた「悠久の鐘」。地元の王寺工業高校と奈良芸術短大が製作したというが、なかなかしゃれている。

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悠久の鐘

 上の写真でも分かるように少し雲がかかっていたので明石海峡大橋は見えなかったが、火曜日に近くを通ったあべのハルカスはよく見えた。直線距離にしてみれば20㎞もないだろうか。次は明石海峡大橋が見える晴天の日に登ろうと思う。

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山頂から見るあべのハルカス