運動したら筋肉をほぐすことを忘れずに

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健康を保つために運動するのはよいことです。血流がよくなり新陳代謝も活発になり、身体を適度に動かすことで筋肉もほぐれてきます。しかし運動後、ストレッチ等のケアは忘れずに筋肉の疲労を取り除いてください。めんどくさがりの方に一番のおすすめは、お風呂に浸かることです。

筋肉を柔らかくすることを心がけてください

ジム通いをしてエクササイズ後に背中を痛めた方が来院されました。コロナ禍で運動不足になりがちな毎日ですから、運動することはとてもよいことだと思います。

ただ、痛みが出るのは、筋肉が硬くなっているからです。

運動して使った筋肉はストレッチでほぐして柔らかくする必要があります。ウォーキングなどの運動でも、運動=ストレッチをセットと考えて、終わったらストレッチを必ずしてください。

40代の女性が背中の痛みで初めて来院されました

FEELCYCLEの楽しさにはまり、背中を痛めた方が来院されました。40代の女性です。ネットで調べて当院を見つけてくれたそうです。

この方は、コロナ禍で在宅勤務になりました。自宅での仕事は会社にいるような環境ではできません。床の上のテーブルで座って仕事をしていたそうです。床に座っての仕事なので当然、姿勢は前屈み、骨盤は後傾し足を崩して横座りをしていたかもしれません。

FEELCYCLEもお休みしていました。

一日の運動量はかなり減っていたところで、久しぶりに身体を動かしにジムに行きました。FEELCYCLEジムで身体を動かしたのはよいのですが、なかなか激しいエクササイズのようです。

翌日、背中が息もできないほどの激痛に襲われました。何日かすると痛みも少しよくなったので、またジムに行くと痛みが再発して、動くこともできなくなりました。少し痛みも和らぎ歩けるようになったので、ネットで当院を見つけて来院されました。

私は、FEELCYCLEジムについて全く知らなかったので、少し調べてみました。

FEELCYCLEを検索してみると、「有酸素運動と筋トレの両方の要素を組み合わせ、一回45分のレッスンで約800kcalを消費して効率的に脂肪燃焼が行われるように設計され、スピンバイクを音楽にあわせてペダルをこぐエクササイズ」とあります。

一般的なスポーツジムでウオーミングアップ・ダイエット・トレーニングと目的は違うのですが、エアロバイクエクササイズの4倍から10倍近いカロリ-消費があり、かなりの運動量になります。

激しい運動をすると、運動後は交感神経が亢進し身体は興奮状態になっています。身体は疲れているが寝られないなんていうことになり、なかなか疲れが取れません。

実際、患者さんの太ももの筋肉はパンパンになっていました。また、前傾姿勢にもなりハンドルを押さえてペダルをこぎますから、首・背中・腕の筋肉も張ってきます。

背中の筋肉の痛みでした

この患者さんの背中の痛みは、以前書いた、いわゆるぎっくり背中です。あまりこの表現を私たちはしないのですが、わかりやすく言うとぎっくり腰が背中で起きた状態になります。

ぎっくり背中は肩甲骨周辺の奥深いところが痛むという記事もあわせてお読み下さい。

来院時には症状は少し落ち着いていたのですが、身体を触らせていただくと皮膚の下に板が入ったように筋肉がパンパンになっていました。これでは激痛で歩けないほどの痛みになるのも無理はありません。

治療は筋肉をほぐします

痛みを取るためには、緊張している筋肉をゆるめなければなりません。最初は患部(背中)には直接触ることはせず、腰などの周囲の筋肉をマッサージでゆるめていきます。

今回、来院された方は強い力でのマッサージは苦手だと話してくれました。もともと当院のマッサージは、弱い力で筋肉と対話しながら筋肉にアプローチしています。ですが、今回はその弱い力よりもっと弱い(優しい)で筋肉をゆるめるように施術をしていきます。弱い(優しい力)力で効率的に身体の筋肉をゆるめるのは技術を要します。

実は、強い力でグイグイとマッサージする方がよほど簡単なことで、私は親指と人差し指の2本で指立てふせができるくらい指の力は長年の仕事で鍛えられました。腰の力を指に乗せていくらでも強い力でマッサージをすることは可能なことですが、身体が受ける刺激は弱ければ弱いほど身体に長く残ると言われています。

1週間後、痛みはまだまだありますが、少し身体が指を受け入れてくれるようになりました。前回筋肉が少しゆるんだ所から始められます。その後、1週間の間隔を空けて来院、筋肉の緊張はまだ強いですが、痛みは軽減してきました。4回目の治療が終わり、かなりよくなっています。2週間後に来ていただきましたが背中の痛みは消失しました。筋肉が柔らかくなる=痛みの軽減(改善)となります。

以前よりお話をしているのですが、皆さんには自然治癒力が備わっています。その自然治癒力を阻害(筋肉の硬さ)しているものを取り除くことで、皆さん自身で治していくのです。この調子で行けばあと1~2回の治療で痛みはよくなるでしょう。

お風呂に浸かってください

今回、治療中にふと思い出したので、家に帰って湯船に浸かっているか尋ねました。答えは「NO」 でした。

当院に痛みで来院されている方の中で、シャワーで済まされている方々の何と多いことでしょう。仕事で疲れて帰宅してバスタブにお湯を張るのは、少し億劫なことかもしれません。でも、とても大切なことです。

次の来院時に「お湯に浸かるようになりましたか?」と尋ねると、まだ浸かってはいませんが、「お湯を張れるようにお風呂掃除はしました」と準備はしてくれたようです。

毎日は大変かもしれませんが、せめて休前日・休日にはバスタブにお湯を張り、浸かっていただくようお願いしました。

筋肉がほぐれます

お風呂に浸かるのは筋肉をほぐす一番簡単な方法です。

浅い湯船ですが、水圧がかかり筋肉のポンプ作用で血流も改善されます。

この方も運動後、ストレッチと家で湯船に浸かる習慣がありましたら、今回の症状は起きにくかったのではと思います。もちろん、水分補給も忘れずに!

運動後に痛みを感じたときは治療院よしぐちまでご連絡ご相談下さい。ストレッチの指導もいたします。

自由が丘駅南口徒歩3分 奥沢駅徒歩5分の整体治療院です。

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