Rank Trackerのキーワード選定方法:検索上位にランクインしやすいキーワードの見つけ方

2021年9月18日

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疑問

Rank Tracker(ランクトラッカー)のキーワード選定方法がわからない。キーワード選定のやり方を知りたい。

Rank Tracker(ランクトラッカー)では、主に「キーワードプランナー」メニューを使ってキーワード選定を行います。

無料版と有料版でキーワード選定した時の違いや、上位表示しやすいキーワードの見つけ方について紹介します。

Rank Trackerなら無料版でもキーワード選定ができる

Rank Tracker(ランクトラッカー)は検索順位チェックツールですが、キーワード選定機能もついているため、ブログ記事を作成する時の「キーワード選定」に利用できます。

無料版のデメリット

無料版でも利用可能ですが、「キーワード選定結果」をエクセルにコピーしたり、ダウンロードしたりできません。

また、抽出したデータは保存できないため、Rank Trackerを閉じてしまうと、同じ作業を再度行わないと結果が見られないため、使い勝手はよくありません。

ツール上でデータを見ながら作業する前提で利用しましょう。

なお、無料版の場合は、Google広告との連携を行わないと検索ボリュームの確認ができません。

無料版・有料版でキーワード選定結果に違いはあるのか?

Rank Tracker(ランクトラッカー)の無料版と有料版でキーワード選定した結果に違いがあるのか気になると思います。

無料版は「Google広告」のデータを利用しており、有料版はGoogle広告も使えますが「Rank Trackerで用意しているデータ」を使うことも可能です。

そこで、「Google広告」を使った場合と「Rank Trackerで用意しているデータ」を使った場合の違いを確認してみました。

Google広告とRank Trackerデータの違い

二つを比較して違う結果がでたのは、下記の項目でした。

  • 検索数
  • 予想される訪問数
  • クリック単価

複数のキーワードで確認してみた結果、数値に多少の違いはあったもののキーワード選定精度に、大きな違いはありませんでした。

そのため、無料版(Google広告のデータ)でも有料版(Rank Trackerが用意したデータ)でも、キーワード選定結果は同じになります。

Rank Tracker(ランクトラッカー)のキーワードプランナーでは、無料版・有料版で表示されるデータが少し違う

Rank Trackerキーワード選定のやり方

Rank Tracker(ランクトラッカー)を使ったキーワード選定のやり方を紹介します。

キーワード選定で使うのは、左メニューの「キーワード調査」>「キーワードプランナー」です。

選定手順は以下のとおり。

1)Google広告アカウントと連携する(無料版では必須)

無料版では、Google広告アカウントと連携が必須です。

「キーワードプランナー」を選択すると、ボタンが「あなたのアカウントに接続します。」と書かれているので、クリックして、Google広告のアカウントに接続してください。

Rank Tracker(ランクトラッカー)無料版のキーワードプランナーではGoogle広告との連携が必要

2)国と言語を設定する

国は「Japan」、言語は「日本語」を選択します。

国と言語を別の地域にしていると、正しいデータが取得できないので、必ず設定しましょう。

Rank Tracker(ランクトラッカー)のキーワードプランナーでは、国は「Japan」、言語は「日本語」を設定する

3)調べたいキーワードを入力する

入力欄にキーワードを入力して「検索」をクリックします。

キーワードを入力して「Enterキー」を押すと、キーワードが緑のボックスで区切られます。これを利用して、複数のキーワード入力もできます。

仮に、「ランクトラッカー キーワード選定」のような2語のキーワードを入力したい場合は、「ランクトラッカー」と「キーワード選定」の間にスペースを入れてつなげ、最後に「Enterキー」を押します。これで、2語のキーワードを一つのキーワードとして、緑のボックスで分けられます。

Rank Tracker(ランクトラッカー)とGoogle広告を連携するとキーワードが入力できる

4)抽出したキーワードの表示を調整する

結果が表示されたら、「エディットビジブルコラム」ボタンから「KEI」にチェックを入れて追加します。

Rank Trackerのキーワードプランナーの表示項目に「KEI」を追加する

KEIの列をクリックして「降順」にソートします。

Rank Trackerのキーワードプランナーの「KEI」で降順ソートする

5)キーワードを選定する

抽出したキーワードから、以下の項目を確認して、上位表示できるキーワード探します。

Rank Trackerでキーワード選定する時にチェックする項目

  • 「KEI」の数値が大きい
  • 「予想される訪問数」が多い
  • 「競合性」が低のもの
  • 「キーワード難易度」の数値が小さい
  • 「クリック単価」が高い

「KEI(キーワード効率指数)」は、競合と検索ボリュームの比率をあらわしており、数値が大きいほどアクセスが見込めるキーワードです。ただし、競合も強い可能性があります。

「予想される訪問数」が多いほど、上位表示された時の検索流入が増えます。

「競合性」が、「高」のものは、そのキーワードを使って記事を書いても簡単には検索上位に表示されません。「低」の方が上位表示されやすいです。

「キーワード難易度」の数値が小さいほど、競合サイトは弱いので上位表示されやすくなります。「KEI」が小さくても「キーワード難易度」が高いと上位表示は難しくなります(後述で補足)。

最後の「クリック単価の高いキーワード」について説明します。

「クリック単価が高いキーワード」が意味するのは、広告費がかかっても「売上につながる」キーワードなので上位表示させたいということです。

そのため、そのキーワードで上位表示できれば、商品・サービスなどの購入率が高くなると言えます。このように、クリック単価から、収益化できるキーワードとそうでないキーワードを見分ることが可能です。

これらの項目を使って、抽出結果を順番に見ていき、上位表示できそうなものを選びましょう。

キーワードを選ぶ時は、「この商品やサービスを購入するユーザーなら、こういうキーワードで検索するだろう」と想像しながら選ぶことが大切です。

6)検索上位の競合情報を俯瞰する

抽出結果の「キーワード難易度」から「SERP分析」を利用して、検索上位にランクインするための情報を俯瞰できます。

検索上位にランクインして競合サイトの情報を分析して、そこに自分の記事をランクインさせることができるかを判断するのに役立ちます。

分析したいキーワードの「キーワード難易度」列にマウスを合わせて「グラフ」アイコンをクリックします。

Rank Tracker(ランクトラッカー)のキーワードプランナーから「SERP分析」を使う

すると「SERP分析」メニューに移動して分析がはじまり、終了すると結果が表示されます。

以下の情報が表示されます。

  • キーワード難易度
  • 1~50位の「ページの強さ」の分布
  • 競合サイトの強さの平均

Rank Tracker(ランクトラッカー)の「SERP分析」で競合のページの強さやランキングの分布が分かる

「キーワード難易度」が高いとキーワードは、レッドオーシャン(上位表示が難しい)なので、最初は避けた方がよいキーワードです。

1~50位の「ページの強さ」の分布では、縦軸が「ページの強さ」で、横軸が「1~50位のランキング順位」になっており、上位にランクインしているサイトの「ページの強さ」を確認できます。

下記の画像だと、強いページが平均してランクインしているので、上位に食い込むのは難しいのが分かります。

Rank Tracker(ランクトラッカー)の「SERP分析」のグラフで強いページが分布しているのが分かる

一方、下記の画像だと、強いページはまばらなので、上位に食い込みやすいのが分かります。

Rank Tracker(ランクトラッカー)の「SERP分析」で1~50位までのページの強さの分布が分かる

「競合サイトの強さの平均」も分かるので、そのキーワードで記事を書くかどうかを判断するに使えます。

自分と競合サイトの強さを相対的に判断する方法

自分と競合サイトの相対的な強さが分からない時は、パワーランクチェックツールを使って判断できます。

下記のサイトで自分のドメインと競合のドメインを入力して、スコアを比較してみましょう。

スコアが「10以下だと弱い」、「30以上だと強い」と判断できます。

パワーランクチェックツール(アクセスSEO対策ツールズ)

【補足】選定したキーワードを順位チェックに追加する

選定したキーワードは、キーワードプランナーの画面から順位チェック(ランクトラッキング)に登録できます。

登録したいキーワードの「>>」マークをクリックして、「グループ化解除済み」ボタンをクリックすると登録できます。

Rank Trackerのキーワードプランナーで選定したキーワードを順位チェックに登録する

登録したキーワードは、左メニューの「ターゲットキーワード」>「ランクトラッキング」で確認できます。

Rank Tracker有料版ならGoogle広告連携不要

Rank Tracker(ランクトラッカー)有料版の場合は、Google広告と連携しなくても「キーワード入力」が可能です。

「Google広告」のアカウントを取得していない場合は便利です。

Rank Tracker(ランクトラッカー)有料版ではGoogle広告と連携しなくてもキーワード入力ができる

前述のとおり、検索数などの数値が「無料版」と異なりますが、結果はほぼ同じです。

抽出後のキーワード選定のやり方は、無料版も有料版も同じになります。

Rank Tracker(ランクトラッカー)有料版のキーワード抽出画面

有料版でもGoogle広告を使ったキーワード選定ができる

有料版では、「Rank Trackerのデータを利用する」以外に「Google広告」を使ったキーワード選定が可能で、「環境設定」から利用するデータを簡単に切り替えられます。

やり方は、上メニューの「環境設定」>「SEO/PPCデータ」をクリック。

Rank Tracker(ランクトラッカー)環境設定のSEO・PPC設定

「グーグルAdsソース」のリストメニューから「SEO Power Suite Keyword Index」と「私のグーグルの広告のアカウント」のどちらかを選択可能です。

Rank Tracker有料版の場合、初期設定で「SEO Power Suite Keyword Index」が選択されています。

「Google広告」に変えたい場合は「私のグーグルの広告のアカウント」を選択し、指示に従ってアカウント連携すれば完了です。

Rank Tracker(ランクトラッカー)環境設定のSEO・PPC設定でGoogle広告に切り替えができる

【まとめ】Rank Trackerのキーワード選定方法

以上、Rank Trackerのキーワード選定のやり方について紹介しました。

キーワード選定は、「キーワードプランナー」メニューを利用し、下記の項目を確認すれば、効率よく上位表示できるキーワードを見つけられます。

Rank Trackerでキーワード選定する時にチェックする項目

  • 「KEI」の数値が大きい
  • 「予想される訪問数」が多い
  • 「競合性」が低のもの
  • 「キーワード難易度」の数値が小さい
  • 「クリック単価」が高い

※表示されていない項目は、「エディットビジブルコラム」ボタンから追加できます。

キーワード選定機能は、Rank Tracker無料版でも利用可能です。抽出結果がコピーできませんが、ツール上で使えば問題ありません。

結果を保存したり、コピーしたりする場合は有料版を検討しましょう。

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