贈与税

 贈与でまず考えなければいけないもの。

ですよね。
贈与税って高いですから。
 
相続税
生前贈与し、
次世代以降に資金シフトすることで、
相続財産を減らし、
相続税を減らす効果。
 
相続税と贈与税を比較し、
どれくらい贈与すれば
1番節税効果があるか。
 
などなど。
そこら辺は、
税理士の先生にお任せ。
 
 
贈与とセットで知識として大事なのは、
「特別受益」です。
相続人への生活の基盤となる贈与(特別受益)は、
相続財産に持ち戻して相続分を計算します。
 
この贈与は、相続分の前渡的な意味合いとして、
相続人間で不平等にならないよう、
相続の際考慮する。
ということです。

 
 
いやいや、
その贈与は相続とは無関係ですよ。
という場合は、
「特別受益の持ち戻し免除」 
が必要です。

 
 
 
 
司法書士の立場からいえば、
贈与を検討するうえで大切なのは、
贈与税、相続税を念頭に置きつつ、
 
この贈与の本意は、
① 遺産の前渡しなのか
② 相続と切り離したものなのか
を考えることです。
 

① 特別受益の場合は、相続の際考慮が必要ですし、

② 特別受益の持ち戻し免除になります。
 遺産と切り離れ、相続に不平等を持ち込む
 可能性があります。

①②を確認しておくことは、
被相続人の意思を尊重し、今後の遺産分割方針を決める上で非常に大切です。

一旦揉め出すとなかなか遺産分割がまとまりません。その場合に備え、特別受益の持戻し免除の意思表示を書面で残す場合があります。

もちろん、遺産分割協議は当事者の合意があればどのような分け方でも大丈夫です。
念のため。



今日のワンポイントレッスン
その贈与は遺産の前渡しか否かを考える。
 
でした