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胃がん闘病記 2021年3月「がんになって気付いた事、返答に困る質問があります」

胃がん闘病記

胃がんを患い入院、手術、抗がん剤治療を経て仕事復帰しましたが、働く中で返答に困る質問があります。

それは、「体調どう?」です。

聞いてくる方は私の体調を気遣って聞いてきます。心配してくれるのが分かりますので、いい加減な答えはできません。
少し時間が取れそうなときは、治療から現在の状況をまとめて話します。その上で現在の体調を答えます。

ただ難しいのは、挨拶がてらに「体調どう?」と聞かれた時です。

「良い、悪い」では答えづらいです。

単純に今現在の体調だけでしたら「良い、悪い」は答えられますが、「体調が良い=健康」というわけではありません。私も少し神経質になっているところもありますが、体調に関してはできる限り理解してもらいたいと考えています。

パッと見ただけでは私は健康そのものです。抗がん剤治療で体重が落ちたとはいえ、がっちりした体格でとても胃がん経過観察中とは思われないです。
しかし現実は胃がん手術の後遺症に苦しみ、ちょっとしたきっかけで体調が変化してしまいます。働く中では多くの人と関わりますので、迷惑かけないようにできる限り理解してほしいと思っています。

「外見では分からない」不自由さや不調があります。

私自身も学ばなければなりません。
「外見上問題なさそうだから大丈夫だろう。○○だから○○だろう。」意図せずこのような考えをしがちですが、これは一方的な決めつけでしかありません。
人それぞれ、千差万別です。
相手のことを理解しようと思うなら、まずは相手の話を聞くことです。その上で、思った事、考えた事を伝え、お互いの認識を近づけることが大切です。

「がん」のおかげとは言いませんが、これも「がん」になって学んだ事です。

ちなみに挨拶がてらに「体調どう?」と聞かれたときは、「ぼちぼちです。」と答えています。今のところこれ以上の答えは見つかっていません。

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