今朝、何とはなしに「アンラーニングと学び直し」のことばが頭の中を巡った
20年近く前になるが、キャリアデザインの研修プログラムなどをつくっていたU先輩が、「これからのミドル以降のキャリアにおいてはアンラーニングが大切」とよくおっしゃっていた。が、残念ながら、その当時はその意味がよくわからなかった。
ここ数年、また目にする機会が増えてきたように感じている。
あたかも器の中身を入れ替えるように、「学んで身につけてきたコンテンツを捨てて、新たなことを学びとる」ような使い方も散見するが、何か違和感を覚えることが少なくない。
ミドル以降のアンラーニングの本質は、
・人生を通じて培ってきた自分なりの物事の捉え方の枠組みがあって、
無自覚にその枠組み で世の中全般を捉えていることに気づくこと
そして、
・その枠組みに捉われすぎることなく、それ以外の捉え方をも取り入れることのできる
柔軟さを身につけていくこと
ではないかと感じている。
判断をSuspendする能力に近いかんじかなぁ。。多様な価値基準を受容するベースになる能力のようにも感じる。
ロバート・キーガンの成人発達理論の「自己変容・相互発達段階」のようにも思える。
仏教の唯識にも似たような概念があったような気がする。
アンラーニングに関しては、きちんと学んでいないので、現在の専門の世界ではどのように扱われているのか、いつか確認してみよう。。。
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