スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「コロナ情報:2022年4月1日から公衆衛生庁によるコロナ検査実施が終了」

https://images.unsplash.com/photo-1599493758596-fe2b083e3f0f?ixid=MnwxMjA3fDB8MHxwaG90by1wYWdlfHx8fGVufDB8fHx8&ixlib=rb-1.2.1&auto=format&fit=crop&w=1170&q=80

コロナ情報:2022年4月1日から公衆衛生庁によるコロナ検査実施が終了

11月18日のスウェーデン共テレビSVTによると、スウェーデン公衆衛生庁2022年4月1日からコロナ検査提供を終了することを決定しました。

 

その後に検査実施を維持するかは地方自治体によるとのことです。

 

スウェーデンの公衆衛生庁は、コロナ検査縮小決定を撤回したばかりであり、11月22日からワクチン接種を受けた人に対しては無料検査を提供すると報じていました。

 

しかしそのほんの数週間前の10月31日に、政府は2022年4月1日以降にスウェーデン公衆衛生庁コロナ検査に必要な十分なリソース確保の責任を負わないことを決定し、レナ・ハレングレン社会問題大臣によって署名されたのでした。

 

そのためスウェーデン自治体地域(SKR)の健康医療問題責任者であるエマ・スパック氏は

もっと早く知らされていたらよかった

と述べこの決定に懸念を抱いています。


それというのは地方自治体が来年4月までに独自の力でコロナ検査実施できるようになるか不確実であるためです。

 

現在、公衆衛生庁による(コロナ検査実施)任務が終了する前に、自治体が独自での検査能力があるか迅速に確認することが重要です。

とSKRのエマ・スパック氏は、公衆衛生庁が少なくとても来年の半ばくらいまでコロナ検査終了の延長をしてほしかったと述べています。

 

2022年4月1日からコロナ検査実施が公衆衛生庁から地方自治体の責任へ移るため、それまでに自治体は検査能力を保持できるかが懸念となっているとSVTの記事は報じています。