この4連休は、オリンピックとフォトショにハマっておりましたドキドキ まずはオリンピック! 内村くんはすごく残念だったけど、水谷くんと美誠ちゃん、阿部兄妹、久々復活の入江くんには感動しました音譜 あと、フォトショ! 久しぶりにペンタブ持って描くの楽しかったですドキドキ また時間ができたら、描きたいなぁ。 

 

 ということで、2020年11月に戻ります。

11月30日から抗がん剤治療4クール目が始まりました。この頃には、むくみや筋肉痛はすっかりなくなり、残すところは味覚異常のみとなりました。(←味覚異常はけっこう長い間続きました) 爪の色も徐々に変色してきましたが、そこはマニキュアを使ってごまかしました。(←そのままでも良かったけど、塗ってみたかったドキドキ

 

 

 

 その間、母は透析生活を続けていました。透析って、クレアチニンや尿素窒素が高くなって、腎臓がいよいよ限界に近くなった時に代替療法として行われます。尿として排出するべき不純物が血の中に混じっているので、血を抜いて、大きな機械でろ過して、体内に戻すワケです。けっこう太い針を刺しますので、「シャント」造成という手術をしなければなりません。

 

 

 母は、まだ意識が正常ではなかったときに、この「シャント」造成手術を受けたのですが、入院生活があまりに酷かったので(←看護師さんの手を患わせるという意味で)、まだ十分、シャントの動きが確認されないままに退院させられました。何を言っても、主治医からは「次のクリニックさんでお願いしてください」と言われるばかり。ハッキリ言って、早く追い出したかったのでしょう。その気持ち、解らなくもありません。(ちなみにこの病院の乳腺外科に私は通っています。だって家から超近いんだもん汗) 

総じて、こちらの病院のお医者様方はドライなんです。

 

 で、クリニックで透析を始めたのですが、どうも血の流れが悪い。クリニックの親病院(これは家から遠い)で、何度かシャントのチェックや、ステント手術しましたが、やはりすぐに流れが悪くなるんです。「これはもう、作り直した方が早いですよ」と言われ、12月16日に

シャント再造成手術を1泊入院で受けました。入院ということで、私と弟はかなりビビりましたが(せっかく元に戻った母の意識がまた混濁するんじゃないかと思って)、何とか正常なまま退院できました。作り直した結果、血流が3倍ぐらいに増えました。ということは・・・

 

 最初の手術がヘタやったんやろ!!

 

私も弟も叫びましたが、まぁ、早く退院したおかげで、母の認知障害が元に戻ったのだから、ここはツケにして、文句は言わないことにしました。

 

↑これ、現在の母の左腕です。黒く四角く囲ってある部分には、透析治療の1時間ほど前に痛み止めのテープを貼らなければいけません。左側のぷっくり膨れた箇所がシャント部分です。ここは、第2の心臓のように、大きくドクンドクンと脈打っています。(最初の手術後には、こんなのありませんでした汗) 

 

 

 私は、透析治療というものは、週に3回、4時間ベッドで寝ていたら終わるんだから、楽チンだとばかり思っていました。それで、失われた腎臓機能の代わりになるなら迷う余地はないだろう、と。でも、実際はけっこう大変です。

 

 1番大変なことは、増量してはいけないということ。便は出ますが、尿が殆ど出ないので、増量の原因は水分です。水分制限が厳しい!! 私は最初、母ももう年だし、好きな食べ物やお茶まで奪いたくないと思っていました。だから、クリニックの看護師さんに念を押されても、母にはけっこう甘くしていました。

 

 でも!

 

そうしちゃうと、色んな弊害が出てくるのです。

 

まず「むくみ」。私は今回、抗がん剤治療をしたおかげで、「むくみ」のしんどさは解ります。でも、母の場合、手足がむくむだけではなく全身、そして内臓(主に心臓や肺)に水(←本来、尿として排出されるべきもの)がたまって、ヘタすると、呼吸が苦しくなる可能性があります。

 

次に「痒み」。これは、皮膚の内部に水がたまることでアレルギー反応を起こして痒くなるんです。だから、基本的に、ムヒやキンカンでは効きません。

 

そして、現在母が苦しんでいるのは、透析中の「足のつり」。(←つまり、こむらがえり。しかも、透析中なので動くことができない)増量が多ければ多いほど、沢山の血を急ピッチで抜かなければいけません。そのため、それまでむくんでいた足(←重力の関係でどうしても、足に水が溜まる)が悲鳴を上げるワケです。それがかなり辛いらしく、母も自ら水分制限をしています。(が、うまくできません。「自分に甘い」「喉元過ぎれば熱さ忘れる」は母から私に受け継がれた遺伝です)

 

 「お茶、それ何杯目!?」

 

 「お茶を飲まずに、氷を一粒口に入れる!」

 

 「今日は、汁なしの薄い味噌汁やから」

 

ああっ・・・こんな鬼嫁のようなセリフを本当は言いたくありません。好きなものは好きなだけ飲んだり食べたりさせてあげたい・・・

 

 しかし、鬼にならざるを得ないのです。母の苦しみを取り除くためには。カリウムが多いから果物や生野菜もダメ、もちろん塩分の多いものもダメ、リンが多いものもダメ、糖尿病性腎不全だから甘いものもダメ・・・それじゃ、一体何を食べさせればいいのか・・・食事作りに日夜、悩んでいます。

 

 でも、

 もっと母と一緒に暮らしていたいから、

 頑張るぞっ!!