肉体というのは、必ず衰えて弱くなっていきます。
例外はありません。
関節は、硬くなり可動域が狭くなってくることでしょう。
筋肉も若い頃と比べて硬くなり、柔軟性がなくなっていくことでしょう。
では、心はどうでしょうか?
心に感謝がないと心は、固くなって柔軟性がなくなると思います。
日々、生かされていますと、初めは感謝していたことも日常に溶け込み、当たり前になり、感謝の味が(感動が)しなくなります。
しかし、それで良いのです。
淡々と感謝をしつつ、味なき味を味わう。
同じように肉体も朽ちてゆきます。
その時、不満を言いながら老化するのと、感謝の視点を下げに下げて老化にも感謝し出すと、心は柔らかく、流れに乗ることでしょう。
生老病死は、誰もが通過する通過地点です。
あわてず、さわがずに淡々と生かされていることに感謝を捧げていれば生老病死は。。。
感謝している生であり
感謝している老であり
感謝している病であり
感謝している死であります。
感謝とは、本当ならもっとよかったかもしれないこと、執着をあきらめて、それでも生かされている今に気づくことかもしれません。