2022/3/7-13の活動報告、クオリア構造領域会議、口頭発表・ポスター発表、レジレポ査読と修正、確定申告、報告書、大学非常勤、ASSC発表アブスト、認知科学コーチング、余命10年、第28回活動報告会、できる研究者の論文生産術

YouTubeツイッターで時間を費やすよりも、調べて文章を書き続ける方が生産的かなと思い、また週ごとの活動報告ブログを書こうと思います。だいたい、日曜日の夜に書きます。

 

月曜日3/7

クオリア領域会議1日目

科研費学術変革B「クオリア構造」の第2回領域会議の初日でした。毎日、違う研究室がホストになり、研究室外のゲストスピーカー2名による口頭発表と研究室メンバーのポスター発表がありました。口頭発表にはZoomを使い、ポスター発表にはgatherを使いました。私たちのYouTube活動や高校生との研究トークについても紹介してもらいました。口頭発表者へ質問をすることができました。ポスター発表会でも、3人くらいのポスターを聞いて、英語でディスカッションすることができました。のちほど、YouTubeで公開される発表もあります。

記念撮影

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科研費学術変革B「クオリア構造」ホームページ

qualia-structure.labby.jp

Asymmetry in colour similarity perception, Beth Fisher

youtu.be

 

★レジレポの査読が返ってきた

投稿していたレジレポの査読が返ってきました。レジレポとは、研究のイントロと方法までを論文としてまとめて、本実験をするまえに、事前に査読をするというものです。この最初の段階をステージ1といい、ステージ1での採用をIPA (in-principle acceptance) と言います。この査読で採用されたあと、本実験を行い、結果と考察を書いて、完成論文を査読します。最終段階をステージ2といい、最終的な採用となります。IPAの場合は、どんな結果になっても基本的に論文に掲載されます。査読者と編集者のコメントは、好意的な感じがしたので、しっかりとリバイズしたらうまくいきそうです (と共同研究者と話しました)。グーグルドキュメントを使って、共同研究者と論文やレスポンスレターを共有、同時修正しています。

レジレポ含め再現性の問題に関しては、九大の山田さんの資料が参考になります。

再現性問題は若手研究者の突破口

www.slideshare.net

 

クオリア構造領域会議での発表準備

火曜日のクオリア構造領域会議で、口頭発表をしました。2月にいっきに集めたデータを記述統計データとして図にしたものを作りました。今回は、カラーマトリックスと多次元尺度法によってデータを可視化しました。それらを始めてやりました。カラーマトリックスは、カテゴリーごとの関係データを可視化するものです。多次元尺度法もカテゴリー間の関係性の距離を可視化するものです。いろいろ調べながらやりました。口頭発表は、持ち時間30分で質疑応答を含むものだったので、15分くらいの発表を準備しました。

ggplot2 : Quick correlation matrix heatmap - R software and data visualization

www.sthda.com

Articles - Principal Component Methods in R: Practical Guide

www.sthda.com

 

火曜日

クオリア構造領域会議で口頭発表

大泉研で口頭発表をしました。発表動画に関しては、のちほどYouTubeにアップされるかもしれません。そのあとに、研究内容の詳細を説明します。質疑応答もがんばりましたが、質問の意図がつかみきれず、少しずれた回答をしてしまいました。あとは、アドバイザーからの包括コメントをもらったのですが、自分がどこまで意見を言った方が良いのかやプログラムの時間が過ぎていたので、"I see..."しかコメントできなかったことが大反省ポイントかなと思っています。他にもいろいろうまくいかなかったところはありましたが、とりあえず無事に発表できました。共同研究者からも、発表が上手になっていて良かったよと言われました。英語へたくそですが、積極的に話すようにしています。オーストラリアに行くまでに英語も準備しないといけません。

記念撮影

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水曜日

★確定申告やりなおし

確定申告書類を以前に郵送で提出したのですが、不備があって確認するように手紙が着ました。確認してみると、記入欄の0が一つ多く書いてしまっていて、それを訂正しました。私の去年の収入としては、①高校の非常勤講師、②大学の非常勤講師、③予備校講師、④研究アシスタント、⑤雑所得:JST次世代支援、⑥雑所得:アカデミストという感じです。全体収入自体は、約170万円くらいでした。freee会計というサイトで、確定申告の書類を作ることができます。有料だったので、1月だけ計画して、書類を作成しました。スタンダードプランが月1980円でした。自動継続になってしまうので、必ず解約をしましょう (私は3月分も払ってしまいました。。。)。学振やJST次世代の採用者は確定申告をすることになると思います。

freee会計

www.freee.co.jp

 

★乳幼児研究報告書

乳幼児研究の報告書を書きました。毎年、京都大学の乳幼児研究員に登録していて、調査に参加してくれた方向けに報告書を書いています。研究者向けの言葉遣いではなく、研究にかかわりがない人にもわかりやすく書くことに慣れてきました。私の去年の文章をみるとまだまだ固い文章だなと思いました。

 

クオリア構造領域会議ポスター作成

木曜日に森口研がホストのポスター発表があったので、そのポスターを作りました。口頭発表した内容から、さらに深い話ができるように、かつ、一目見てわかりやすいように作成しました。今回の領域会議では、正式な学会発表ではないですが、2つの異なった発表を英語ですることができました。業績としても+になる仕事をしましたし、多くの人と議論ができて良かったです。

 

木曜日

クオリア構造領域会議でポスター発表

ゲストスピーカー2人の口頭発表のあと、私たちの研究室メンバーのポスター発表でした。1時間、聞いている人が途切れることがなかったので、ずっと質疑応答で話し続けました。自分の研究に関することは、だいぶ途切れることなく英語で話すことができるようになりました。

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★大学非常勤講師書類

去年から、大学の心理学の非常勤講師をしています。通信制の大学で、レポート採点がメインの仕事です。年4回採点があります。1レポートが1700円という計算で採点した数が給料となります。だいたい、50人前後の採点を1週間くらいで行うので、その週はけっこう忙しいです。去年は学振書類作成や高校の非常勤とかぶり、その時は、顔が死んでると後輩に言われました。今年も仕事を継続しようと思います。

 

金曜日

クオリア領域会議最終日

モナッシュの土谷研のホストの日でした。2人の口頭発表を聞いたあとに、ポスター発表を聞きに行きました。土谷研の研究会やゼミには、何度か参加しているし、この間も発表をしたので、メンバーとは顔見知りです。へたくそな英語になってしまいましたが、自分の意見と質問をすることができました。ポスター発表会後は、レッツディスカスの作戦会議をしました。今後、新メンバーが登場するかもしれません。

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土曜日

★ASSC25発表アブスト投稿

国際意識学会ASSCに発表アブストを投稿しました。審査があって、落ちることもあるので、採択されたらうれしいです。去年はオンラインで発表したのですが、今年は、オランダ・アムステルダムでの開催です。来年の海外学振を出すためや今後のキャリアのために、対面で自分の研究と自分をアピールしないといけません。参加費がイベント含めて、445ユーロ (約5万7千円) になりました。高いですね。学振DC2の研究費は、4月から支給になるので、4月まで待とうかなと思ったのですが、早期登録割引が3月までなのです。。。125ユーロ高くなります。。。悩み中です。アカデミスト賞の賞金は、今書いている論文の英文校閲費に使う予定ですが、その残りを使おうかとも考えています。孤立してしまうかもしれませんが、イベントには基本的に参加しようと思います。

ASSC25

theassc.org

 

認知科学コーチン

アカデミストサポーターに認知科学コーチングしてもらっています。枠の外に目標を設定して、その目標になっている将来の自分が不通に行っていることを今の自分から行っていく、行っていないことをやめるということ実践中です。私の目標の一つに、意識研究所を作るというのがあります。入れ替わりで、世界中の意識研究者を集めて、5~10年くらいの規模で、意識研究をやってみたいなと思っています。そこでは、私と同世代くらいの研究者でわちゃわちゃやったら楽しそうだなっと思います。未来の自分は、一緒に研究したいなと思った研究者に声をかけているから、今の自分もおもしろいなと思った研究者には連絡をするようにしようという実践です。まあ、ツイッターで比較的簡単にできるなと思って、そう考えると、便利な世の中だなと思います。あとは、未来やってないこととしては、SNSYouTubeで研究以外のことをしている時間は、できるだけ、誰かの役に立つことや文章を書くことに使おうと思いました。今月はそのように実践しようと思います。このブログは、誰かの役に立っているのだろうか。

認知科学コーチン

現状の外のゴール設定について

note.com

 

日曜日3/13

★余命10年

映画「余命10年」を見ました。去年、原作を読んでいて、とても感動したので、映画化の情報を知って、絶対に見ようと決めていました。余談ですが、マトリックスは見忘れました。ネタバレになるので、詳細は言えませんが、エンドロールでの「小坂琉加に捧ぐ」の意味がわかっている人はどのくらいいるのでしょうか。原作を知っていたので、最初の場面からずっと涙が止まりませんでした。意識と同じく、「死」は私がずっと考えてきたことです。小学生のころ、毎晩夜になると死ぬのが怖くてずっと泣いていました。今でもそうです。泣きはしなくなりましたが、いつ死んでもおかしくない。若かろうが元気に見えようが、人はいきなり死にます。私には10年後がないかもしれない。そう考えると、私にとって、特定の誰かが特別な存在になるのも、私が、誰かの特別な存在になるのも、怖いなと思います。私はいつ死んでもいいやっと思っていて、自分の存在に価値があるとは思えなかったり、生きていてごめんなさいとずっと子どもの時に、特に誰かにというわけでなく、たぶん自分に謝っていました。死ぬことを考えたことは何度もありましたが、どうせ死ぬなら、誰かのために、特に、未来への希望である子どもたちのために、生きる人生にしようと思いました。私が特定の人を好きになるときは、自分が、誰かにとって大切な存在で、生きる必要があると、考えが変わるときだろうと思います。でも、誰かを悲しませるくらいなら、人とは関わらない方がいいのかなとも思って、ときどき悩みます。そういうことを見たあとに考えました。私は余命10年なら、何をするだろう?と考えています。数年前、仲が良かった同級生が亡くなり、このあいだ3月頭に、祖父が亡くなりました。死を通して何を考えていたのだろう。生きるってなんなんだろう。と日々考えています。

余命10年、映画

wwws.warnerbros.co.jp

余命10年、本

www.bungeisha.co.jp

 

★第28回活動報告会

第28回活動報告会を開催しました。今回の発表企画では、『できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか』の内容を紹介しました。執筆し続けるために具体的にできることが書いてあって、とても参考になります。

できる研究者の論文生産術

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できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか

bookclub.kodansha.co.jp