シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

ネモフィラの魅力 ~可憐さと逞しさと~

f:id:fantsht:20220409155745j:plain

 

ここ数年、ネモフィラという小さくて可愛い花が人気を集めて

います。よくテレビで紹介される、国営ひたち海浜公園に群生する

ネモフィラは、まさに圧巻のブルーの絨毯。青空と一体化した壮麗な

光景には、うっとり、ため息が出るほどです。

 

調べてみるとネモフィラは、もともと北アメリカ原産の花。

後々、ヨーロッパに渡った際に、どんどん根づいていったそうです。

その清楚で愛らしい姿かたちから、花言葉は「可憐」。一方、

日当たりと水はけが良いところなら、どこでも根付くという

その逞しさから、「どこでも成功」とも言われるのだとか。

ミスマッチのようであって、なるほど納得の花言葉ですね。

 

英語ではネモフィラのことをBaby blue eyesと言うそうですが、

“赤ちゃんの青い瞳”とはよく言ったものだと感心します。

花の中心の白い部分が、赤ちゃんの澄んだ目のようであると…。

f:id:fantsht:20220409155717j:plain

  ムラサキハナナ(諸葛菜)の間から顔をのぞかせるネモフィラ

サイズは違うけれども、何となく雑草のオオイヌノフグリにも

似ているかなと思っていたら、なんと和名はどちらも“瑠璃唐草”

と言うそうです。ただ名前は同じでも別の花同士とは、花の世界も

なかなか面白いものです。

 

昔、横浜のデパートで久保田一竹さんの染物 “一竹辻が花” の

展示を見たことがありました。豪奢な総絞りの着物の模様の中に、

ところどころピカッと星のように光る小さな花の刺繍が施され、

宝石を縫い込んだのかなと思えるほど、ハッとさせられました。

小さく可憐であっても、人の目を惹く、人の目をそらさない、

インパクトがある花。ネモフィラの中にも、それに通じる

魅力、可憐さと力強さがあるような、ふとそんな思いがよぎる

今朝のマイガーデンでした。