こんにちはトクです。
本日もブログ訪問くださりありがとうございます。
前回では、「ちえ」を市役所の運動会に誘った話を書きました。
今回は運動会の当日のお話しです。
運動会の会場まで「ちえ」を車に乗せて行きました。
「俺、今日は、焼き鳥の係だから、ずっと一緒には居られないけど良い?」
「え~っ。焼き鳥の係なんてあるの?ってことは焼き鳥△ちゃんが焼くの?」
「一応、焼き鳥屋さんに焼いてもらったのを、もう一度火を通すだけ、格好だけ焼き鳥屋さんだね」
「お昼に、余った焼き鳥持って行くから」
「うん、分かった。ちょっと離れたところで見てるよ」
「あっ、そうだ。午前中に、二人三脚リレーに出て、リレーは午後だからね」
「うん、しっかり見てるから頑張ってね」
そして、お昼です。
私のチームのテントから少し離れたところで「ちえ」と一緒に弁当と焼き鳥を食べました。
すると、私の直属の上司が「おい△、これがあの彼女か?」
「あの彼女ってどういう意味ですか?」
「ほら、仕事中にナンパしたって子だよ」
「え~、ナンパだなんて人聞きが悪いですよ。高校の同級生です。」
「あ、そうか」
「そうだ係長、まだ先の話ですけど、結婚するつもりなんで、式には出席して頂けますか? 」
「お~、そうか、それなら出席させてもらうよ」
「ありがとうございます。乾杯の音頭とかとって頂けると嬉しいです」
「よし、まかせとけ」
こんな感じで上司と話をした後に「ちえ」から、「△ちゃん、ありがとう。上司の人に結婚するって言ってくれて」
「なんだか、本当に結婚できるだあって思えて嬉しかった」
「俺はウソは言わないからね」
「ねえ△ちゃん、あのテントで、こっち見てる子、あの子が告白して来た子じゃない?」
「えっ、あ、そうなんだけど⋯。なんで分かるの?」
「だって、あの子、さっきからずっとこっち見てるわよ」
「なんだか、恨めしい目で私を見てるもん⋯」
「そんなの分かるの?」
「男の人には分からないかもしれないけど、女には分かるの⋯」
「ふ~ん、そんなもんなのかな⋯」
「じゃあ、ちょっと待ってて、今から、もう一度ちゃんと断って来るから」
そう言って、彼女の元へ行きました。
そして「ちえ」の方を指さして「あの子と結婚するつもりだから、〇〇さんとは付き合えない、さっき係長にも結婚するって報告したから」
「⋯」
「今、「ちえ」と結婚するから付き合えないって断って来たよ」
「係長にも結婚の報告をしたからって言って来た」
「なんか言ってた?」
「なんにも言わなかったけど、分かってくれたと思うよ」
「なら良いけど⋯」
「さあ、午後はリレーだから、あんまり食べると走れないからな 」
「これくらいに、しておくよ」
「うん、リレー頑張ってね」
「あっ、俺、アンカーやることになったから」
「うん、頑張ってね」
そして、いよいよリレーです。
私にバトンを渡された時には、ビリだったのですが、なんとか3人を抜いてトップでゴールすることができました。
リレーの後は、表彰式です。
リレーのトップのチームにはトロフィーが授与されました。
一応、アンカーでトップを取ったということで、私がトロフィーをもらうことになりました。
トロフィーをもらって「ちえ」に見えるように高々と上げて見せました。
「ちえ」が拍手しているのが見えました。
「凄いね△ちゃん、一気に3人抜きだもんね。さすがは高校の時にリレーの選手だっただけのことはあるわ」
「高校の時は、2番手でバトンをもらったけど、2人に抜かれたからね、「ちえ」は覚えてないと思うけど」
「アハハ、そうだっけ?全然覚えてないわ」
「えっ、あ、今、思い出した。そういえば、それまでトップ争いをしてたのに一気にビリになっちゃって女子みんなで、ガッカリしたわ⋯」
「あの抜かれた男子が△ちゃんだったんだ⋯」
「あ~、格好悪いこと思い出させちゃった⋯」
「でも、今日の3人抜きは、しっかり見てたからね」
「じゃあ、片付けしてから帰るから、車の中で待っててくれる?」
「うん、そうするね」
「じゃあ、また後で」
後片付けもすべて終わって、例の彼女にも、しっかりと断ることができて、すべて思った通りに行きました
車に戻って「今日はリレー頑張って走ったから、なんか奢って」
「う~ん、そうだね。ご褒美になんか奢りますか」
「じゃあ、とりあえず喫茶店でアイスコーヒー奢って」
「えっ、そんなんで良いの?」
「うん、そんなんで良いんだよ、ご褒美もらえるだけで嬉しいんだから」
「OK!」
と言うことで、運動会のお話しは、これでお終いです。
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