プログラミング教室でのあれこれ

パソコン教室、プログラミング教室を運営しています。面白さが伝わればと思います。

時間感覚

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生徒からの質問。

生徒「ここで背景を切り替えているのに、画面は変わらない。なんででしょうか?」

 

==プログラム==

最初の背景に切り替え

次の背景に切り替え

=========

 

プログラムは一瞬で次の処理に移るので、少し待たないと早すぎて変わったように

見えない。

 

この場合は、間に『~秒待つ』を入れればいいよ。と伝える。

 

 

==プログラム==

最初の背景に切り替え

2.5秒、待つ

次の背景に切り替え

=========

 

2.5秒が最適・・・というのは、数百個プログラムを作ってきた私の経験からですが、

それは言わずに、自分で考えてもらいます。

 

生徒「じゃあ、10秒かな。」

 

私「え!10秒!?」

 

変な声が出た。いくら何でも長すぎる・・・いや、何事も経験。実際にやってみてイメージと違うことを知り、感覚をつかむことが必要!

 

生徒「その後に~の処理をいれてみました。見てもらえますか?」

 

え、見るの?まあ、了解。

 

生徒「実行!」

私「・・・」

生徒「・・・」

私「・・・・・」

生徒「・・・・・」

 

背景が切り替わり、処理が動く。

 

生徒「ほら!」

私「・・・(何が?)」

 

生徒「やっぱりこうしてみました。見てもらえますか?」

私「いや、その前に10秒は長すぎない?」

言ってしまった。しかし、生徒は気にしない。

 

生徒「実行!」

私「・・・」

生徒「・・・」

私「・・・・・」

生徒「・・・・・」

 

生徒「うん。OK。」

私「え、いいの!?」

 

その後何か追加・変更するたびに10秒の沈黙を経ることになる・・・

 

本人はOKらしい。

 

そうか、、、それでいいんだ。

時間の間隔の感覚が違うことを思い知らされました。

 

おわり。