令和4年5月23日。
島根県奥出雲町にある温泉旅館「亀嵩温泉 玉峰山荘」二日目の朝です。

昨夜は、豪華な夕食で撃沈でした。

  

 

夕食後に温泉にも入らず、

カラオケにもいかず、

そのまま部屋で寝入ってしまい、

夜中に目が覚める始末です。

 

朝6時過ぎ。

目覚めてカーテンを開けると、

目の前には奥出雲の早朝の風景が広がっていました。

特に何かあるという景色ではありません。

普通の山、田んぼといった緑だけです。

 

でもそれが良いのだと思います。

 

 

 

昨夜、入りそこねた朝風呂へと向かいます。

 

昨日、チェックイン時には入浴客でいっぱいであった

吹き抜けとなっているロビーには、誰もいません。

静謐さのみが漂っています。

 

浴場へ行く途中にある休憩室も

薄暗く、誰もいません。

 

更に奥へと進みます。

入浴券売機と書かれていますが、

宿泊客なのでそのまま進みます。

 

途中、金色の神輿が飾られていました。

 

その横には、

なにやら恐ろしい形相の彫像が飾られています。

 

横の説明書きには、

「すさがもう」と書かれていました。

「すさがもう」とは「須佐の王が詣でる」を、

この彫像を造った方が略した言葉だそうです。

 

???

 

でも、説明を読んでもあまり理解できませんでした。

私には気持ち悪い彫像にしか見えませんでした。

 

気を取り直して、

進みます。

ようやく、浴室前につきました。

 

マッサージチェアなども用意されています。

 

中に入ると、

幸いなことに入浴客はいませんでしたので、

写真をパチリ。

 

こちらは内湯です。

 

岩風呂の趣がありました。

ガラス越しの向こう側は、

露天風呂です。

 

外に出てみると、

露天風呂がありました。

それほど大きな浴槽ではありません。

 

庇の奥行きが長くなっているのは、

冬の大雪を考えてのことだと思います。

奥出雲町は中国山地の真ん中に近い位置にあるので、

冬は大雪となります。

雪でも露天風呂に入れるように、

このように庇を深くしているのでしょう。

 

残念ながら眺望はあまり良くはありません。

 

中庭も広くないので、

湯船でゆったりとしていても、

あまり面白みはないかもしれません。

 

そうはいっても・・・

「ふ~、やっぱり温泉の朝風呂はいいねぇ~」

 

浴室から上がった先の脱衣場は広いです。

また鍵付きなので貴重品も置いておくことができます。

 

ちょっと小休止するための木製ベンチも用意されていました。

 

洗面台も広く、

ドライヤーも完備されていました。

女性客も利用しやすいですね。

 

脱衣場からは小さい庭も見えました。

湯上がりに、真っ裸で大きな伸びをしても大丈夫そうです。

 

脱衣所を出た先の脇に、

茶釜のようなものが飾られていました。

 

この温泉旅館には、

ちょとした陶芸物や観葉植物が至るところに飾られていました。

 

部屋へ帰る廊下には、

「美肌県しまね」と書かれた看板がありました。

島根県は美肌の女性の割合が全国で1,2位らしく、

そのPRです。

 

島根県が美肌の女性が多いというその理由ですが、

島根県って”山陰”と書かれているように、

”陰”の多い土地なんです。

陰とは、つまり「太陽の陽が当たらない」ということです。

山陽側に比べて、島根県、特に東部の出雲地方では、

冬はどんよりとした天気が多く、雨や雪ばかりの天候が続きます。

そのため、日照時間が短く、かつ湿度が高くなって

肌には良いので美肌の女性が多いのでしょう。

 

でも、こんな天候が続くと、肌には良いですが、

気分や気持ちを落ち込ませてしまいます。

 

以前、東北出身の方が、

「島根はどんよりとした灰色の空が多い」、

「こんなどんよりとした灰色の空を見たことがない」

「気持ち的にも落ち込みやすくなってしまう」

とおっしゃっていました。

 

まあそうでしょうね。

 

 

久しぶりの温泉旅館で、

もっとゆっくりと温泉を楽しみたかったのですが、

残念ながら朝風呂の入浴時間は8時までなんですよね。

 

温泉旅館の入浴時間が8時までというのは短い気がしますが・・・

せめて9時までは入浴させて欲しいです。

 

温泉から上がって部屋へと戻り小休止したのち、

朝食会場へと向かいます。

 

階段から降りる際の窓にも、

奥出雲の美しい田園風景が見えました。

この旅館の良いところは、

こうした風景が館内のいたる所で見ることができ、

開放的な雰囲気を味わうことがでっきることです。

朝から気分も高揚しますね。

 

朝食についてですが、内容はシンプルなものでした。

唯一良かったのは、

この奥出雲の名産「仁田米」が食べ放題だったこと。

二杯もおかわりしました。

 

食後は、

ロビーへコーヒーを持って行き、

しばし景色を観賞。

 

目の前に広がる、

ゆったりとした景色を何を考えるもなく「ぼ~」として過ごしました。

 

朝10時。

チェックアウトの時間です。

あっという間の奥出雲での温泉旅行でしたが、

のんびり、ゆったりと過ごすことができました。

心も体も休めたと思います。

 

やはり温泉旅館は良いですね。

宿泊費が高いですが、

またお金をためて温泉旅行を楽しみたいと思います。

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