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ミニベロのチェーンメンテナンスが簡単に!ダブルレッグスタンド

 DAHON Visc Evoのミニベロはフレーム中央の下部に1本出しのセンターキックスタンドが装着されています。このスタンドを下ろした状態では、クランクアームと干渉するため、自転車を止める際には、アームの回転位置を毎回調整する必要あります。また、チェーンのメンテナンス時はキックスタンドが邪魔になるため、後輪を浮かせる器具を別に準備する必要があります。

 キックスタンドの使い勝手がよくないため、この際スタンドを交換することにしました。交換するにもセンタースタンドでは同様の問題が起きると考え、後輪周辺に装着するキックスタンドを探しました。

 まず検討した製品は、チェーンステー装着タイプです。いくつか製品がみつかりましたが、そのほとんどはチェーンステーとシートステーの2箇所に取り付けるタイプです。チェーンステーの固定だけでは、キックスタンドをキックした時に動いてしまうとの口コミが多く見られました。ただ、2箇所取付タイプの製品は、装着した見た目がスマートとは言えず、キックスタンドが悪目立ちしています。お世辞にもカッコ良いとは思えない見た目のため、候補から外すことしました。

 次に検討した製品はホイール軸装着タイプです。私のVisc EVOは既にリアキャリアを装着しており、シートステー下部のホールは既に使用されていたため、クイックリリース(QR)位置に設置するタイプが候補となります。このタイプのキックスタンドは、QRを頻繁に外す場合、スタンド位置を毎回調整する必要があり、作業的に煩わしいのですが、後輪を外す頻度は少ないため、大きな問題はありません。そこで、QR取付タイプのスタンド探したところ、700Cのフレームに合うものは複数見つかりましたが、ミニベロ対応を謳っている製品は見つかりませんでした。こうなると700Cの製品を購入してキックスタンドを途中で切断して調整することが考えられます。それも仕方ないなと一旦は購入を考えたのですが、ここで一つ問題点に気づきました。Visc EVOは折りたたみの関係で本体左側の後輪ホイール軸にマグネットが装着されています。そうです。このマグネットがQRキックスタンドの装着を妨害します。

後輪ホイール軸付近のマグネット

 以上の理由で結局リアスタンドの取付は断念しました。センターキックスタンドを使い続けるしかないのかと諦めていたのですが、他のセンターキックスタンドも試しに探してみたところ、2つの面白そうな製品を発見しました。

 見つけた2つは「GIZA PRODUCTS アジャスタブル Wレッグ センタースタンド CL-KA56」、「GIZA PRODUCTS アジャスタブル Wレッグ センタースタンド CD-125A」です。

 ともにGIZA PRODUCTSのダブルレッグセンタースタンドとなります。「ダブルレッグ」とはその言葉通り、2本出しのキックスタンドです。キックスタンドを下ろした際には、前輪とスタンドの3点で支えることになるため、地面から後輪が離れます。おや、これって後輪が浮かせられるので、チェーンのメンテが楽になるかも。ただ、調べてみるとと、前者のCL-KA56はクランクアームと干渉する可能性がありそうです。これでは交換する意味がありません。

 そこでもう一つのCD-125Aはどうでしょう。こちらの製品は重量が610 gとそこそこ重いのですが、アジャスターで高さを調節できるようです。取付方次第では、クランクとキックスタンドが干渉しないのでは・・・?ものは試し、値段も安いし買ってみることにしました。購入して組み立てた結果がこちら。

跳ね上げたキックスタンド

 なんとクランクアームに干渉しません。しかも、後輪が浮いているため、メンテナンス時に別のスタンドを用意する必要がないのです!!重量増はありますが、日常の使い勝手において期待以上の効果が得られました。

見えにくいですが、後輪がわずかに浮いています

 取り付け後のVisc EVOはこちらです。車体中央の下部の取付のため、キックスタンドはほとんど目立ちません。何よりも、当初予想していなかったチェーンのメンテがしやすくなる副産物を得られたことが今回の一番の収穫です。このお陰でチェーン洗浄の頻度も増えそうです。


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