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ワインと日本酒の有資格者がオススメする名所と美食の旅。イエメシ(おうちごはん)とワインのペアリングも。

イエメシ・マリアージュ#013 自家挽き肉のミートパイとプロヴァンスの赤ワイン

前回記事はこちら

tralco.hatenablog.com

 

1 本日のメニュー

本日のイエメシ・マリアージュは、ミートパイに、プロヴァンスの赤ワインを合わせてみます。

ミートパイも、クリスマスで出せるメニューですね。

今回の赤ワインは赤系果実の酸味とフルーティーがあるので、ミートパイの具にはケチャップを使って、同じような酸味とフルーティーさで合わせてみようと思います。

自家ひき肉のミートパイ、完成です!

自家ひき肉のミートパイ、完成です!

2 では、作っていきましょう!

(1) 材料

・パイシート ・豚コマ ・ニンニク ・玉ねぎ

ナツメグ ・カマルグの塩 ・黒コショウ 

・ケチャップ ・ウスターソース ・卵黄

 

(カマルグの塩はおすすめです。うまみが豊富でまろやかな塩です。)

 

(2) 調理

① 豚コマをフードプロセッサーにかけてひき肉にする(我が家では、肉感を出すために、市販のひき肉ではなく、コマ肉を自分で挽きます。)

② ニンニク、玉ねぎをみじん切りにする。

③ フライパンに油を敷き、ひき肉を投入。ジャージャーという音からパチパチというたき火の音になるまで炒める(肉の臭みを抜くためです。)。

④ ナツメグ、カマルグの塩、黒コショウで肉に味を付けて、全体に味が回るように炒める。

⑤ ひき肉をバットに移す。

⑥ フライパンに油を敷き、ニンニクを投入。弱火で、ニンニクの香りを油に移す。

⑦ 玉ねぎを投入。しんなりするまで炒める。

⑧ バットに移しておいたひき肉を投入。

⑨ ケチャップウスターソースを入れて、中火で全体をまとめる。塩コショウで味を調える。

⑩ オーブンを180℃15分で予熱する。

⑪ パイシート(2枚)をオーブンの天板の大きさに合うように広げる。

⑫ 炒めておいた具をパイシートに載せ、もう1枚のパイシートをかぶせる。

⑬ かぶせたパイシートに卵黄を塗り、予熱したオーブンで焼く。

 

3 どんなワインを合わせる?

フランスのプロヴァンス地方赤ワインを合わせます。

プロヴァンス地方とは、マルセイユからニースに至る海岸沿いと、その内陸部で構成される地域です。コート・ダジュールの温暖な気候に恵まれており、2000年以上も前からワイン造りが行われています。

本日は、クロ・ド・ルルス(CLOS DE L'OURS)の赤、「Le Chemin 2018」です。

品種は、グルナッシュ、ムルヴェードル、シラーです。

ブドウは、樹齢40~60年のヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)から、すべて手摘みで丁寧に収穫され、天然酵母を用いた発酵の後、フレンチ・オーク樽で12か月間熟成されます。

色はガーネット。アロマはフランボワーズ、チェリーなどの赤系果実、フレッシュなハーブ、バラのアロマが感じられます。

味わいは、しっかりとした酸味、フルーティーがあります。

気取らない、プロヴァンスらしい明るいワインです。

トマトケチャップで味付けをしたミートパイも堅苦しくなく、明るいこの赤ワインとよく合ってくれます。

 

ソムリエ協会の試験を受験される方は、アカデミー・デュ・ヴァンのワインショップ「 カーヴ・ド・ラ・マドレーヌ」でワインを探すのもお勧めです。

 

今日も、ごちそうさまでした。

インエキスパート試験にご興味がある方は、こちらもどうぞ。

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