Amazon労働組合のお話 その2
昨年、アマゾン配達員組合が横須賀と長崎で結成されました。
ここにいたるまでには、いろいろなことがあったようです。
個人的に気になったところをあげていきます。
まずは、「AIアプリの指示に従わないといけない」。
「アマゾン配達」AIの理不尽な指示で混乱、ドライバー「運転ミスで交通安全脅かされる」
この記事によると、配送エリアや荷物の量を決定していたのは、Amazonが開発したAIアプリとのことです。
業務委託契約であれば、配送員側にも、希望を出す権利があって、依頼する側、される側による交渉によって、実際の業務内容が決まる、という形になるはずなのです。
それなのに、AIアプリが決めた内容の通りに動かないといけない、その通りに動いてみると、異常ともいえる長時間の作業を強いられる、ということになっているようです。
これは確かにひどい話だなぁと感じました。
机上の計算で「これが最適解」ということは出せたとしても、実際に現場に行ってみると、その通りにいかないなんてことは、日常茶飯事です。
それなのに、むりやりAIアプリに従わせるって、意味がわかりません。
そんなことをしたら、トラブルが発生するのは明らかです。
トラブルが発生した時にちゃんと対応ができるよう、余裕を持たせる必要があるのに、それをしないっていうのはひどい話です。
Amazonに何とかしてって訴えたくなるのもうなずけます。