今回は、短期足編の学習に入る前にお伝えしておきたいことを、長期足の相場分析のおさらいも兼ねて話していきます。
これまで、相場分析の基本知識を紹介しながら、過去検証の重要性についても触れてきました。
検証は実施していますでしょうか。
これから短期足編も、複数回にわたって紹介していきますが、技術的なことで言えば、これまでの記事だけで、約8割くらいの内容を網羅していると考えていただいて構いません。
あくまで私がこれまでのFXの学習や経験に基づいたものですが、短期足の分析というのは、あくまで執行足である4時間足などの分析でトレードの判断をした後に、エントリーや決済のタイミングを測るもの、と捉えてください。
私がこのブログのFXのコーナーでお伝えしたいのは、自らテーマを持って過去検証できるようになり、将来にわたって、安定的に利益を稼ぐことができる、ということを目指してもらうことです。
そういう意味では、検証についても紹介しましたし、利益を出す、ということについて言えば、これまで紹介した内容だけでも、月利でマイナスになることはほぼないです。
チャート次第では、損切りが重なって単月でマイナスになることは無きにしも非ずですが、ほぼほぼ無いと思ってもらって大丈夫です。
あとは検証を続けながら、短期足の学習で、エントリーや決済のタイミングを見極めることで、エントリーラインから損切りラインまでの距離を近づけることができますし、これによりロットを上げることも可能なので、利益が膨らんでいくようになります。
最後に、もう一度長期足編で紹介した内容を繰り返すと、
波形認識、ダウ理論、サポレジライン、環境認識、MTF分析、インジケーター
これらを総合的に活用でき、実践レベルで使えるものにすることができれば、あとは短期足でタイミングを更にブラッシュアップさせ、利益を積み上げていく、ということになります。
ただし、これまでの長期足編の学習が不十分な状態で短期足に入ると、利益が増えるどころか逆に減ってしまうことすらあり得ます。
短期足でタイミングを掴み、ロットを増やしても、長期足の分析が出来ていないと、いたずらに損失を拡大させるだけになるからです。
長期足の学習が十分か不安な方は、以下3点をチェックしてください。
1.これまでの内容で理解できないところをなくす→知識の習得
2.理解した内容をチャート検証する→知識の実践
3.チャート検証の量を積み重ねる→経験の蓄積
3.については、短期足の学習と並行でも構いませんが、少なくとも1.2.はしっかり出来ていないと、短期足編の学習効率が極端に悪くなります。
とにかく、検証、検証です。理想は4時間足チャートなら、自分が見ている通貨ペアのチャートはほとんど頭に入っている、というくらいまでいけば1番です。
そこまでいかなくとも、自身が検証したチャートに関しては、空でだいたい描けるレベルには持っていきたいですね。
なぜなら、FXで過去に莫大な利益をあげた伝説のトレーダー達の多くが言うように、未来の相場は、結局過去の相場の積み重ねであるため、過去に出たパターンに非常に近い相場が生まれるんです。
もちろん、ミクロレベルでは同じ相場とは言えませんが、マクロでは同じようなパターンは出ます。
過去検証が重要なのは、こういった側面もあります。
また、月のトレード回数ですが、4時間足レベルでトレードするのであれば、月に2〜5回程度が目安になると思います。
必要以上にトレードをしてしまうのを、ポジポジ病などと言ったりもしますが、月に5回でも結構多いです。
明確なトレンドが出ている場面で、しっかり根拠を持ってトレードするなら、これくらいが限界かと思います。
私たちがすべきなのは、利益を出すことで、トレードの回数は全く重要ではないですが、目安としては頭に入れておいてください。
それでは短期足編の紹介を楽しみにしていてください。
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