小学校時代

コウ小学2年生普通学級時代の連絡帳その5

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母より
6月4日
家でも「今日まちがえないで学園天国を踊れた」などと報告しています。
ほんの少しずつ成長しているのですね。
自分の髪の毛を抜く仕草、6月2日に気づいたばかりです。
以前、自分の唇のまわりをベロリとなめる癖が何か月も続き、赤くただれてしまいました。
注意すると余計にやりそうな気がしたので何も言わずに軟膏のケアだけを黙々としていました。
ある日「ママが産んだ子、唇のまわりが赤くなかったのにね。
唇のまわりが赤い子なら、外で見たらどの子がママの子か見つけられないね…」と言ってみたら
「もう唇なめない!」と、その日から止まりました。
6月3日先生の連絡帳を読み「髪の毛がたくさんあるのがコウだったのに髪の毛なくなったら、ママのコウとは変わっちゃうね…」と言ってみました。
「もう、ひっぱらない!」と言っていました。
どうなるか様子を見てみます。

6月3日デイサービスの人から「首を後ろに振る動作がある。チックのような…?」と言われました。
これは私も気づいていましたが、本人に聞くと「コキッと鳴るから」と言っていました。
横になっている時も片足ずつ伸ばして股関節を「コキッ」と鳴らしています。

職員室への避難の件、検討していただきありがとうございます。

休日、リゾートプールに行きました。
室内プールでイベントがあり、大音量のマイクの声が響いた時、耳をふさいでとても嫌がっていました。
(しかも何を言っているのか全然聞き取れないくらいの声でした)
運動会本番のマイク+スピーカー音楽も、この障害の子たちは一般的に苦手のようです。
去年は大丈夫な様子でしたが…遠くから児童席での様子を見ています。

先生より
6月5日
お母さんの声かけがやっぱりコウくんの心に一番届きますね。
昨日は髪の毛を抜く仕草が気になりませんでした。
今後も様子を見ていきます。
関節を鳴らしていたんですね!私も気づいてはいましたが、そういう理由だったんですね。

運動会の練習を頑張っている分、教室では少しリラックスできるように…と思っています。
どうしても立ち歩いたり、廊下に行ってしまうとき、「職員室で休もうか?」と聞いてみましたが
「教室でがんばる。」と昨日は戻りました。
サポーターの先生に手伝ってもらいながら図工も完成していたので、静かに本を読んで過ごしました。
放課後は、なんと、一人で本を借りる手続きができました✨
私もサポーターの先生もバタバタしていて、つくことができなかったのですが、
あとから見に行くと、もう終わっていて、とても驚きました!!
ほめてあげてください♡

運動会、かけっこのピストルの音は苦手のようですね…。
耳をふさいでいますが、その後にがんばって走ることができています。

母より
6月10日
運動会ありがとうございました!
サポーターの先生にもよろしくお伝えください。
→こちらこそありがとうございました。伝えておきます。

小学2年生の運動会が終わりました。
コウにとっては、集団行動の不得手、運動下手・足も遅い、聴覚過敏…
「困難なこと満載」の行事です。
抜毛、関節を鳴らすなどのチックのような身体表現を呈しながらも、
「学校に行きたくない」などと言うことはありませんでした。
先生もクラスの子も、うまくできないコウを排除することなく共にいてくれたのだと思います。

一方で、ゆっくりな発達のコウを、年齢相応の課題に向かわせる環境に置いてしまったこと、
頑張らせすぎちゃったのだなぁと、やっぱり苦い思い出です。
7歳で運動会にちゃんと参加できなければ、その後の人生が台なしになっていく、ということはないのです。
「できなくてもいいこと」「できればできた方がいいこと」「ぜひできてほしいこと」
渦中にいる本人とその家族には、なかなか見極められないものです。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。