介護士不足は2025年に32万人?国の取り組みは有効求人倍率には現れず。

こんにちは!櫻井です。

今回は、介護士の人員不足について話していきたいと思います。

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櫻井

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目次

介護士が足りなくなる!

介護職員数の推移について

介護職員の推移
(令和2年2月の資料)

介護士の人数の推移は、2017年で195万人となっています。

2016年から2017年を比べると5万人ぐらい増えていますね。

厚労省の試算では2025年までに243万人必要とのことです。

つまり、このペースでいくと2025年には40万人程度の介護士が増えて

235万人ぐらいになりそうな資料になっています。

介護職員の必要数
介護人材確保に向けた取り組みについて | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)

第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数は2023年度では22万人不足するという

データとなっています。4年で22万人ですから1年で5万人ずつ増えているので

一見、問題なさそうに見えます。

有効求人倍率に目を向けてみると

介護分野における有効求人倍率
(有効求人倍率)

有効求人倍率はぐんぐん上がっていますね。2018年には

1人を4か所で奪い合う状況になっています。

介護士は増えているはずなのに、介護士の奪い合いはより深刻になっています。

特に2016年以降有効求人倍率が3を超え厳しさが増していますね。

現状でも、有効求人倍率から介護士が足りているという状況ではありません。

介護事業所はどう考えているか?

介護事業省における従業員の不足感
(介護事業所における従業員の不足感)

約7割の事業所が従業員について不足感があると答えています。

理由としては採用が困難であるとのことです。

もうすでに事業所のかなりの数は不足感を感じてしまっているようです。

労働者側に視点では

介護労働者の仕事上の悩み
(介護労働者の仕事上の悩み)

働いている人も人手が足りないと思っているようです。

2番目に賃金も挙げられています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

データから読み解くと介護職は増えているけど、

すでに現状でも現場では足りていないというのがわかります。

そして、厳しさが増しているということです。

注意が必要なのは、人材不足感はあるが、

人材不足のまま働いている施設ばかりではない

ということです。

人材を重視できる施設でないとこれからは、

生き残っていくのは難しくなっていきます。

大事な両親を預けることができる施設は、

人材が充足している施設でなければなりません。

人材不足で過重労働になっていたりすると、

虐待が起きやすくなったり

トラブルが頻発ことがあります。

利用する側は人材が足りない施設は避け、

よいサービスを提供できる余力のある施設を

選んでいくことが大事です。

参考資料

siryou1.pdf (kantei.go.jp)内閣官房全世代型社会保障検討室資料

最後までお読みいただきありがとうございました。

日々、介護施設の運営は大変ですが少しでも一助になればと考えております。

当社では、以下のサービスを行っております。ぜひご参照ください。

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