1mmも見返りを求めない

無償の愛など無いと思います

 

父に逆らわない兄の事を

身内は皆 優しいと言った

 

不自由な状態で黒子に徹していた兄

 

 

母と兄に

父と言う 共通の敵が居た頃

 

目に余る兄に対する母の思い入れや

兄へのを色々な意味での援助を

 

控えた方がいいとやんわりと伝えました

 

 

私の言う事に 母は耳を貸しませんでした

 

 

 

兄の言葉を信じ

 

 

 

今迄 

幸福な王子の様に生きて来た母

 

 

 

家庭をかえりみなかった父

 

 

 

その父が亡くなった事で 

窮屈な日常から

ふたりは解放された

 

 

 

これが お伽話なら

 

 

ふたりは 

幸せに暮らしましたとさ

 

 

****   おしまい   ****

 

 

幸せに暮らして欲しい。はキレイ事でしょうか

 

 

いいえ 現実は

簡単にハッピーエンドとはいきませんでした

 

三人で保たれていたバランス

 

一人が欠け 

二人になると

急に関係がぎくしゃくし出し

 

兄の突然の変化に皆が驚いた

 

父と言う恐ろしい存在が居たから

 

母を労っていたのでしょうか

 

それとも 周りが

兄の事を 知った気でいたのでしょうか

 

 

共通の敵がいて成立する関係

 

 

その時の結束は驚くほど固い

 

 

そして 驚くほど脆い

 

 

不安や不満が仲間意識を煽り

共通の敵を作りだします

 

 

この頃の

ふたりの関係は

それに近いものだったのでしょうか

 

 

 

 

いつもありがとうございます 

これからも ぐうちょびを宜しくです (๑◔‿◔๑)~♡

 

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