成猫を2ニャン同時に保護した話

クロ&シロ

こんにちは、フジカヲルです。

我が家には現在家猫になるべく日々訓練をしているクロとシロが居ます。
クロがハチワレの男の子で、シロがシロキジの女の子。
出身はルナ&アルテミスと同じ旦那の職場の敷地内。

家に来た頃シロは怯えて1日ほとんど動かないし、クロは威嚇のシャーシャーと猫パンチがひどくって「ほんとにこの子たちは人間に馴れるのか?」「TNRした方が幸せだったんじゃないのか?」と自問自答を繰り返していました。

そんな彼・彼女が家に来るまでの話と現在の話をしたいと思います。

保護、そして病院へ

会社の敷地内の子をみんな保護しようと決めていたオットとわたし(クロシロを含めて7頭居ます)。
敷地内の子は単独行動をしている子が1~2頭、後はクロシロのグループ、ルナの姉妹猫のグループに分かれていました。

捕獲器を取り急ぎ2台設置して様子見をすることに。
出来れば同じグループの子が入ってくれれば寂しくないのになあと思いながら待つこと2時間。
見事クロシロが入ってくれたので急いで病院へ向かいました。

車の中でも病院の待合室でもデカい声で鳴きまくりのクロさん。
一方シロさんは無言。何か人生諦めた目をしている。取って食ったりしないから安心して欲しい。

クロはかなり興奮しているためこのままだと検査が出来ないということで、鎮静剤を打ってもらって何とか検査を終えました。
結果、猫エイズも白血病も陰性で、健康状態も悪くなさそう。
ひとまず安心です。

威嚇に次ぐ威嚇

ルナとアルテミスに会わせるには1ヶ月後の猫エイズ・白血病再検査で陰性を確認してからになるので、それまで保護部屋内のケージで家猫訓練をしてもらいます。

保護部屋で使用しているケージはこちら↓

キャットケージ 2段 チョコブラウン ペットサークル ペットケージ 猫 キャットハウス サークル ケージ ハウス コーナン

少し小さめではありますが、トイレ・寝床・ご飯スペースはしっかり確保できます。

保護初日のクロはこんな感じです。

猫ってつり目だけど、猫界でも1・2を争うレベルのつり目じゃなかろうか。
思わず「オチョナンさんやん」と言ってしまった。オットには伝わらなかった。悲しい。
(気になる方は検索してみてくださいね。ホラー注意)

初日のシロ。

画像ではわかりにくいのですが、真っ白な筈の毛は汚れて薄いグレーになっています。
クロほど恐怖・攻撃性が顔に出ていないものの、不安げな表情。

クロからはお世話のために保護部屋に入るだけで威嚇されるし、ケージを開ける時には猫パンチ炸裂。
同じ保護でも人間に攻撃したことがないルナ&赤ちゃんだったアルテミスとは全く違いました。
成猫の保護という難しさを痛感。

警戒が解れるまで

わたしは馴れてない子に対してはケージ越しで遊べるようになる→ちゅーるを素手であげられるようになる→少しでも触れるようになる→留守番・就寝時以外はケージフリーに、という方針です。
一方オットは何度も触って馴れてもらう→ケージフリーに、という方針。
寄ってこない限り触らない方がいいと思うんだけど……と思いながらもクソ頑固なオットなので、それぞれの方針でクロシロと接することに。

保護して1ヶ月半、オットに触られるクロがこちら。

激おこ。

ちなみにこの頃、わたしはクロのお世話をする時は少し目を合わせて逸らす・「おトイレ出来たの賢いね」「ご飯食べてね」と最低限の声かけをするだけでした。
シロはずっと怯えた表情だったので、クロと同じように接してお世話は手っ取り早く済ませていました。
(2ニャンとも夜鳴きがなかったのは幸いでした……)

一応去勢・避妊手術は終わっていたし、猫エイズ・白血病も陰性だったのでルナ&アルテミスと触れ合ってもいいのですが、クロの猫パンチの威力はなかなかなので躊躇していました。
しかし人間に育てられたせいか怖いものナシのアルテミス。
隔離部屋の扉を突破してクロシロにちょっかいをかけにいきました。
心配していた威嚇や攻撃もせずアルテミスと仲良く遊んでくれて、更には先住犬たちにも威嚇はありませんでした。
(この時点で1週間に1回は威嚇されるカヲル、毎回威嚇されるオットの立場……)

アルテミスの協力(?)のお陰で少しづつ警戒が解けていくクロシロ。
最初はアルテミスと猫じゃらしで遊んでいるところを見せて、興味を持ったところでクロシロとも猫じゃらしで遊びました。

猫じゃらしで顔周りを撫でたり、背中を撫でたり。
シロがスマホを怖がるので写真はありませんが、シロもしっかり猫じゃらしで遊んでくれました。

ついにケージフリーに

わたしに対して威嚇をほとんどしなくなったので、一度ケージの扉を開放してみることに。
野良時代はずっと2ニャンで居たというオットの証言通り、クロがシロのケージに入っておでこをゴッツンゴッツンと何度もしていました。
感動の再会が終わると仲良く抱き合って寝る飼い主歓喜の大サービス。


(近付くと起きてしまうので拡大して写真を撮ったせいで画質粗めになってしまいました)

クロは寝室や台所をすぐに散策。
お布団でごろっと横になってみたり、アルテミスと一緒に走り回ってみたり。

楽しそうで何より。

一方シロはケージの扉を開けてもすぐには出てきてくれませんでした。

「はよ出てこいよ」と急かしにいくルナ。
扉開放から3日目ぐらいで外への1歩を踏み出しすぐひっこんで、1週間目ぐらいにやっと全身が出て、そこから3日経ったぐらいでやっと家中探検が始まりました。

そこでも一役買ってくれたアルテミス。


ケージの前で遊んでくれることで、かなりケージ外への警戒が解けたようです。

そして現在

隔離部屋を卒業し、お留守番や寝る時はルナが使っていたケージに居てもらっています。


3段でステップもそこそこ広く、2ニャンが一緒に入っても狭そうには感じません。
一番上の扉のところにハンモックをつけているので、寝る時はシロが3段目に置いているベッド・クロがハンモックが定位置になっています。

時々一緒に寝てみたり。

最初の頃に比べると優しい顔になり、シロに至っては体毛がふかふか真っ白になりました。

クロもシロも撫でてと足元にスリスリしてきたり、おしりトントンさせてくれたり。
わたしには少し心を開いてきてくれたかな?といった感じです。


(なぜかクロもシロもトイレシートの上で撫でてって言ってきます……ドウシテ……)

一方オットが近づくとシロは手の届かないところまで逃げ、クロはオットに触られていると気付いた途端に猫パンチをお見舞いしています。
ただ家に来てすぐの頃のような殺意丸出しの猫パンチではなく、「お前何触っとんね~ん!」というツッコミぐらいの猫パンチなのでまぁまぁ性格も丸くなってきてるのかな??

病院行く時の洗濯ネットへ入れる作業も、去勢後のエリザベスカラーを外す作業も全てオットにお任せしていたので、そのせいでオット=嫌な事をする人だと思われてしまったのか。
もしくは触って慣れてもらおう方針のせいなのか。
それとも仕事のためあまり家にいないので慣れていないだけなのか。
答えは猫のみぞ知る……。

クロがシロのことを好き過ぎるので、2ニャン一緒に家族にしてくれる方に里親さんになってもらおうと思っています。
もう少し人馴れしたら里親さん探ししないとなあ。
里親さんが見つからなければウチに居てもらってもいいんだけど、やっぱりウチより伸び伸び過ごせる環境でニャン生を全うしてもらいたいなというのが正直な気持ち。

いいお家が見つかるようにカーチャン頑張るからね!

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